◇全日本学生柔道Winter Challenge Tournament 2025◇2日目◇2月16日◇於・天理大学杣之内第一体育館
[60㌔級]
杉森政弥(文2) 1回戦敗退
平田凛太朗(安全2) 2回戦敗退
[66㌔級]
児玉隼人(社2) 1回戦敗退
[73㌔級]
桜井信之主将(文3) ベスト16
若林一輝(人3) 2回戦敗退
髙田晋吾(人2) 1回戦敗退
大会2日目には、関大から6名の選手が出場。桜井主将はベスト16に入り、全国の選手と戦える強さを証明した。
60㌔級の杉森が、第1試合から登場。序盤から果敢に攻め入るが、相手優位の試合展開に。巴投げが決まり技となり、一本負けを喫した。
同じく60㌔級の平田は、2回戦からの出場。相手に釣手をつかまれ、何度も技をかけられる。必死にかわすが、最後は背負い投げで一本負けとなった。

66㌔級には、児玉が登場。序盤から試合展開は膠着(こうちゃく)し、両者指導を受ける。積極的に足をかけるも、技がかからない。絞技の一つである送襟絞を決められ、一本負け。
73㌔級には、3名の選手が出場。桜井主将は、序盤から激しい組み手争いを繰り広げた。積極的に技をかけるが、相手にかわされてしまう。しかし、終盤に払腰で有効を取ると、4分経過のブザーが鳴り響き試合終了。勝利を手にし、2回戦へと駒を進めた。2回戦は、互いに積極的に技をかけ、互角の戦いとなる。試合終盤にかけた裏投が決まり技となり、勝利。3回戦進出を決めた。3回戦では、終始ゲームの主導権を桜井主将が握る。消極的とみなされ、相手に2つの指導。残り13秒、大外刈で有効を取る。その後も相手に攻撃の隙を与えない。勝利を収め、ベスト16入りを果たした。4回戦は、序盤から相手に押されてしまい、指導を受ける。そこから積極的に足をかけるが、技は決まらない。体落としで一本を取られ、敗北した。

若林は、試合序盤から、両者技をかけあい拮抗した展開となる。試合開始から4分が経過し、勝負は延長戦へ。延長戦でもなかなか試合が動かない。しかし、5分40秒が経過した時、若林が内股で有効。9分40秒にも渡る長い戦いを制し、2回戦進出を決めた。2回戦では、激しい組み手争いが繰り広げられる。残り25秒で相手の背負投が技ありとなった。なんとか巻き返したかったが、4分が経過し敗北。3回戦へと駒を進めることはできなかった。

同じく73㌔級の髙田は、釣り手をつかみ技をかけるも決まらない。終盤は相手に押されるも、負けじと技を繰り出す。しかし、延長48秒、相手の背負投が技ありとなり一本負けとなった。

悔いの残る試合もあったが、全国の選手を相手に奮闘した関大柔道部。新チームはまだ始動したばかり。これからの活躍にも期待したい。【文:春田史帆/写真:松嶋奈央】
▼桜井主将
「(今日の試合を振り返って)この前の試合が10月で、そこから時間が空いたが、全国から来る選手と対等に渡り合えたのは、これからの自信につながりました。(今大会の目標はあったのか)準々決勝の相手が全国優勝とかしてる選手なので、負けてもいい経験になるし、そこまで残りたかったです。(次の試合に向けての意気込み)次は、団体戦で、自分も含めてチーム全体が小さい。大きい選手と戦えるように技術面、メンタル面ともに向上したいです」
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