◇2024年度関西学生秋季リーグ入れ替え戦◇対中京大◇12月15日◇グリーンランドみずほ
[第1Q]関大0ー0中京大
[第2Q]関大0ー0中京大
[第3Q]関大0ー1中京大
[第4Q]関大0ー0中京大
[試合終了]関大0ー1中京大
秋リーグは、強豪校がひしめく中で、健闘したホッケー部。しかし、なかなか1勝をつかめず入れ替え戦を迎えた。MF山下日菜子主将(人4)ら4年生の引退試合でもある今試合。「来年度も1部でプレーするために、引退試合で有終の美を飾りたい」という気持ちで挑んだ。前半は、関大が有利な展開が続いた。しかし、第3Qにペナルティコーナー(PC)から、ボールを押し込まれ先制される。その後も幾度となくチャンスを迎えたが、得点には至らず1ー0で惜敗し無念の2部降格となった。

第1Qは中京大ボールのセンターパスか始まった。関大ボールが多く、優位な試合展開に。しかし、パスがうまくつながらず、好機を見出せず。開始8分、23mラインからMF山下主将がゴール左サイドにボール送りチャンスを演出する。ディフェンスではFB齋藤奈津美(社1)が積極的にボールをカットし、相手ボールを阻止。同12分にPCを奪われたものの、GK高堂香晴(経3)が足でボールをはね返し、窮地を乗り越える。残り1分で左サイドのFB竹中理菜(社4)がゴール前のMF山下主将にボールを出したが、シュートにつながらず無得点で終了した。

第2Qは開始直後から中京大の猛攻うける。GK高堂の神セーブとFB竹中がボールをサークル外出し窮地を脱した。同10分にFW別所美空(社3)からゴール前のFW坂井希帆(社4)にパスが渡る。絶好のチャンスを迎えたが、相手のディフェンス陣に囲まれ、ボールを奪われてしまった。チャンス、得意のPCにつながらない状況が続き、前半が終了する。

後半はFW野口奈央(人3)のストロークから始まった。同1分、左サイドからサークル内に攻め込まれ、PCを奪われる。GK高堂がセーブするも、リバウンドボールを青木(中京大)に押し込まれ、先制点を献上。追いつきたい関大は残り2分、敵陣サークル内にMF岡林亜美(人3)が侵入。相手の反則を誘い込みPC獲得する。MF山下主将のストロークは相手GKに弾かれ、得点とはならず。1点ビハインドで最終Qへ。

残り15分で逆転を狙う関大。敵陣で2対1のフォーメーションを作りボール奪う戦法で現状打開をもくろむ。ショートパスを増やし、相手陣営に果敢に攻め込んだ。しかし、中京大の粘り強いディフェンス陣とカウンター攻撃に翻弄(ほんろう)される。相手優位の展開を変えることができず、1ー0で敗北を喫した。
惜しくも、中京大に敗北し2部に降格した山下ホッケー。最終戦に関しては悔しさが残る結果となった。しかし、今シーズンは2部優勝、1部昇格、全日本インカレベスト8とこれまでに例を見ないほどの素晴らしい功績を残している。大学からホッケーを始めたメンバーが多いチームでも、これほどの成果を挙げることができると4年生は証明した。来春からはFW野口新主将率いる新体制で、2部からの再スタートとなる。きっとまた1部に昇格し、強豪校に引けを取らないプレーで私たちを楽しませてくれるだろう。今後もホッケー部女子の躍進に期待したい。【文/写真:丸山由雅】


▼MF山下主将
「(試合を振り返って)勝ちたかったという気持ちは正直ありますが、すべてやりきったと思います。先制点を取られた時も全然負ける気はなく、まだいけると思っていました。ただ、監督もおっしゃっていた通り、予測ができていなかったことや、自分たちが焦りすぎてしまい、相手の方が正確にパスをつないでいたので、こちらの正確性が足りなかったかなと思います。(主将として感じること)大変なことも多かったですが、このチームだったからこそ乗り越えられたことがたくさんあり、今後も思い出に残るような、最高のメンバーで最高のチームだったと思います。(4年間で印象に残っている試合)印象に残っているのは、前回の入れ替え戦で初めて一部昇格を果たせたことで、自分たちの力で昇格できたのがとても思い出深いです。(4年間一緒にプレーをした同期について)同期はみんな個性的ですが、その中にも熱い思いがあり、本当に支えられてきたと感じています。(後輩たちについて)、今年目標に掲げていたインカレベスト8と1部昇格を達成することができ、キャプテンとしてやりきれたと思います。後輩たちには、まず『ありがとう』と伝えたいです。私が面倒を見てきた子たちなので、これからも成長してくれると信じており、期待しています。本当にありがとう」
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