◇The KSL アストエンジCup Final Round準決勝◇対FC.AWJ◇ビッグレイクC
【前半】関大1-0FC.AWJ
【後半】関大0-0FC.AWJ
【試合終了】関大1-0FC.AWJ
スターティングメンバー
GK笹木
DF目黒、中島康、下雅意、吉村楓
MF鶴内、五嶋、山内、山岡
FW今西、溝口
グループステージを突破してトーナメント1回戦を7-0で快勝し、迎えた準決勝。約1年ぶりにFC.AWJと対峙(たいじ)した。幾度かのチャンスを演出するも、なかなかゴールを奪えず。試合が動いたのは、前半43分だった。直接フリーキックからキッカーDF下雅意健太(経4)がそのままゴールを奪う。待望の先制点を獲得した。後半は攻められる時間が続くも1点を守り切り、見事決勝に駒を進めた。
大きな虹が架かる空の下、関大ボールから試合が開始。最初のチャンスは、MF山岡立樹(経2)のスローインから生み出された。MF山岡、FW溝口絢人(政策2)、MF鶴内夢士(情4)とボールをつなぎ、相手にゴールに迫る。一度は相手DFに阻まれたが、こぼれ球をFW溝口が拾い、相手GKと一対一に。しかし、FW溝口のシュートは相手GKに防がれ、決定機を逃した。チャンスが続き、ゴールキックのセカンドボールをMF山内創生(環都2)がセンターライン付近で拾ってFW今西佑(経1)に縦パスを出す。すかさずFW今西がミドルシュートを放ったがキーパーに弾かれ、コーナーキック(CK)へ。しかし、相手にクリアされ、試合の流れを相手に渡した。
守りの時間が続いたが、迎えた前半25分。DF下雅意健太(経4)がロングパスを出し、右サイドにいたDF目黒虎太郎(情3)が折り返す。FW今西が鋭角なシュートを放ったが、惜しくもポストに当たり、先制点とはならない。その後も、MF五嶋亮太(安全3)、DF目黒がシュートを放つもゴールを奪うことはできず、試合が進んだ。
前半も残り僅かに。ここで、試合が動いた。前半43分、相手にファウルされ、絶好の位置で直接フリーキックを獲得。緊張が走る中、キッカーDF下雅意が放ったボールは綺麗な放物線を描き、相手GKの頭上を通った。ボールは大きくネットを揺らし、待望の先制点を獲得。選手たちは喜びにあふれた。そこから試合は動くことなく前半終了。1点リードで試合を折り返した。
メンバー交代なしで後半開始。果敢に追加点を狙っていく。MF鶴内がシュートを放つも、シュートは枠を捉えきれない。その後、相手にコーナーキックを与えたが、カウンターでゴールに向かう。相手のパスミスをMF五嶋が拾い、MF山内、そしてFW今西にボールが渡り、ペナルティエリア付近からシュート。しかし、相手FPからプレスをかけられ、シュートは大きくゴールの左へ。追加点を奪うことはできなかった。
シュートを放つも、相手FPのブロックによりゴールまでたどり着けず、もどかしい時間が続く。後半60分、DF中島康裕(経4)がFW今西にパス。そのまま、今西がFW溝口にパスを出し、シュートに持ち込んだ。しかし、ボールは相手GKにキャッチされる。また、同67分、再び直接FKを獲得。キッカーDF下雅意の放ったシュートは枠を捉えていたが、相手GKに弾かれ、CKへ。MF五嶋のキックから、DF下雅意がヘディングしチャンスを演出するも、相手GKがキャッチ。追加点を得ることができなかった。その後、相手に得点のチャンスを与えるも、GK笹木桜汰(人1)がゴールを割らせない。常にゴールへ向かっていったが、スコアが動くことはなく試合終了の笛が鳴る。1-0で決勝に駒を進めた。
決勝の相手は、JFLに昇格が決まっている飛鳥フットボールクラブとの対決だ。格上相手に対しても、関大FCらしい熱いプレーを。関西連覇を懸けて全員サッカーで勝利を目指す。【文/写真:滝口結月】
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