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◇2024年度関西学生新人大会◇12月7日◇ベイコム総合体育館

【予選】
[自由組演武女子初段の部]
田村友花(人1)・矢上黎衣(社1)組→本戦出場

[自由組演武男子二段以上の部]
藪谷朱一輝(安全3)・花井達哉(経3)組

[自由単独演武有段の部]
北野美優(法3)
横林勇太(シス理2)

[自由単独演武段外の部]
榎本崇宏(法1)→本戦出場
關谷佳弘(法1)

【本戦】
[自由組演武女子初段の部]
田村・矢上組 第2位

[自由単独演武段外の部]
榎本 第4位

[自由組演武男女白・緑帯の部]
田中絵梨(社1)・中野航太郎(法1)組 第2位

立会評価法
[女子軽量級の部]
矢上 第3位

[女子中量級の部]
北野 第3位

[男子軽量級の部]
藪谷 第1位

[男子中量級の部]
花井 第3位

[男子重量級の部]
横林

[総合結果]第3位

新体制発足後、初めての公式戦となった関西新人大会。演武では、多くの1年生が入賞した。関大が強みとする立合評価法では、3名の拳士が第3位に。さらに、藪谷新主将が全試合で圧勝し、見事第1位に輝く。一人ひとりの活躍が光り、関大の総合結果は第3位となった。

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△田村・矢上組

午前中に行われたのは予選。自由組演武女子初段の部に出場した田村・矢上組と、自由単独演武段外の部の榎本が1年生ながら高得点をたたき出し、予選を勝ち進んだ。

午後から行われた開会式では、関大OBがエキシビジョンとして披露立合評価法を見せた。観客の注目が集まる中、堂々と演じ切る。そしていよいよ本戦がスタート。田村・矢上組は、春に行われた関西大会で第2位という実力の持ち主である。十分な声量と息の合った演武で、今回も2位入賞を果たした。榎本は、迫力ある演武を見せ第4位に。本戦から登場した田中・中野組は、自由組演武男女白・緑帯の部で落ち着きのある披露し第2位となった。

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△田中・中野組

立合評価法には、各部門に1名ずつ出場。女子軽量級の部の矢上は、俊敏な動きで相手を翻弄(ほんろう)する。準決勝では延長戦にもつれ込むも、2本を連取されてしまい第3位に。女子中量級の部には北野が登場。冷静に攻撃のチャンスを伺いながらプレーする。準決勝では相手のペースで試合が進み上手く突きが決まらず。第3位で試合を終えた。さらに、男子中量級の花井も果敢に攻め第3位となる。正井駿大前主将(政策4)から、バトンを引き継いだ藪谷新主将が男子軽量級の部に挑んだ。先月行われたインカレでは第2位に。素早い蹴りを武器に、相手を圧倒し難なく決勝まで上り詰める。決勝でも、正井前主将やOBが見守る中、終始攻めの姿勢を貫いた。相手の突きを交わしつつ攻め込む。蹴りと突きを織り交ぜながら戦い、3-0で快勝。見事関西1位となった。

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△花井
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△藪谷

閉会式では、入賞者が表彰された。関大からは2組と5名が入賞。そして、総合結果が発表された。「総合3位、関西大学」と会場内に響き渡る。関大は、2016年以来の表彰台入り。閉会式後、拳士たちは喜びを全員で分かち合った。

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△試合後の集合写真

次の公式戦は、来年初めて開催される西日本学生大会。第1回大会で名を馳せるために。互いに切磋琢磨(せっさたくま)してさらに技に磨きをかけていく。【文/写真:早川莉央】

▼藪谷主将
「(試合を振り返って)いつもは、試合前から緊張して動きが硬く、本来の力を出し切ることが難しかったです。しかし、今大会は全体的に試合を楽しむ意識を持ったことで落ち着いて戦うことができました。また、初の決勝戦で多くの人に見られる中、いつも通りに戦うことができるか不安でしたが、聞き馴染みのあるチームメートや先輩方のご声援が力となって、練習以上の力を発揮できたと思います。(試合中に意識していたこと)先制点を取り、心に余裕を持って試合することを心がけていました。今回はいつもより直蹴りがよく決まると感じていたため、突きによる相手との攻防の中で相手の構えを崩していき、相手の意識が上段に向いた時に直蹴りを出すように意識しました。(第1位になった感想)前回、前々回共に、3位に終わり、勝ち切ることができなかった悔しさがあっただけに、今回優勝できたことをうれしく思います。長い間先輩方から期待を寄せられていたこともあり、その期待に応えられたことで安堵(あんど)の気持ちもあります。さらに、関大として久しぶりに立合評価法で優勝し、関大の名を再び関西に轟かせることができたことには、特に喜びを感じました。(1年生の活躍について)現在の1年生は非常にやる気に満ちあふれており、OBの方が運営されている道場に通ったり、休みの日に自主練習に励む部員もいて、その努力が着実に実を結んでいると感じます。また、2年生が1人しかいない状況ではありますが、1年生は練習に対する真摯な姿勢や生活面での規律も整っており、2年生をしっかり支えてくれる存在になると期待しています。(主将として、どんなチームにしていきたいか)一人ひとりがただ与えられたことをこなすのではなく、自分に何が必要かを考えながら練習に取り組める、向上心あふれるチームを作りたいと考えています。そのためには、まず自分自身が率先して高い意識を持って練習に励むことが重要だと思います。また、部員一人ひとりの特性や課題をしっかり見極め、それぞれに合った指導ができるよう、自分自身も知識を深め、指導力を磨いていくことが必要だと感じています」

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