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◇第92回全日本選手権大会(A)◇1回戦◇12月5日◇対釧路厚生社IHC◇栃木県立日光霧降アイスアリーナ◇

[第1P]関大1―0釧路厚生社IHC
[第2P]関大1―4釧路厚生社IHC
[第3P]関大1―2釧路厚生社IHC
[試合終了]●関大3―6釧路厚生社IHC

今年も関西では負けなしで全日本の舞台に乗り込んだFW山根早加主将(社4)率いる関大アイスホッケー部。昨年大会では12大会ぶりの初戦突破を果たす。今年も初戦は昨年と同じ釧路厚生社IHCとの一戦となった。

FW神山太一(人4)のフェースオフで試合開始。ここでパックを手にすると、DF熊谷天智(情4)が敵陣へロングパスを出す。このパスはつながらなかったが、序盤から攻める姿勢を見せた。開始2分にはパワープレー(数的有利な状況)となり、得点のチャンスを迎える。ゴール右のFW髙秀稜(社4)、ゴール正面のFW山根主将の連携でシュートを放つなどして得点機をうかがった。そして先制に成功したのは関大。DF久田晴貴(社3)が自陣からパックを持ち出すと、ブルーライン付近のFW高橋柊伍(人2)にパスをつなぐ。ゴールポストに近づき放ったシュートは、1度は相手GKに阻まれた。しかしバックドアのFW黒須誠眞(情4)に気を取られている間にパックがゴールラインを越え、先制のゴールとなる。

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△FW髙橋柊(右)のゴール後、喜ぶ

その後は一進一退の攻防が続いたが、中盤にはキルプレー(数的不利な状況)となった。ここは相手のスクリーンに惑わされることなくGK山北光稀(情2)が好セーブを見せ、ピンチを切り抜ける。13分にはこの日2回目のパワープレーとなり、FW髙橋寛騎(法3)やFW髙秀らが積極的にゴールを狙ったが、追加点とはならない。相手より1本多い10本のシュートを放ち、1点リードで第1ピリオド(P)を終えた。

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△FW髙秀

開始1分たたずでキルプレーとなった第2P。ここはFW岸上樂(情3)が相手からパックを奪うなどして徹底的に守り抜き、無失点に抑えた。しかし4分、自陣でのフェースオフからロングシュートを浴び失点し、同点に追いつかれる。9分にはゴールポスト付近での攻防の末2点目を献上し、追いかける展開となった。それでも12分、FW髙秀、FW高橋柊からのパスを受けたFW黒須がワンタイムシュートで得点。試合を振り出しに戻したが、その直後のプレーで勝ち越しを許す。17分にはキルプレーの間に4点目を追加され、2点差をつけられ第3Pへ。

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△FW黒須

 

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△FW相馬嵩士(しゅうと=社2)

第3Pは開始45秒で失点し、またもリードを広げられる。その後は相手のペナルティーが目立ち、パワープレーの時間が長くなった。関大のチャンスでありながらも拮抗(きっこう)した展開が続いていたが、このP3度目のパワープレーとなった14分。FW岸上が相手選手のわずかな隙間を狙ったミドルシュートでゴールを決める。点差を2に縮めたが、その約1分後に追加点を許しまたも3点差に。残り時間が2分ほどになったタイミングでもパワープレーとなったが得点とはならず、そのまま試合終了となった。

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△ゴール後のFW岸上(右)とDF熊谷

社会人チームを相手に健闘を見せたものの、2年連続の初戦突破とはならず。今シーズンの試合も残すところインカレのみとなった。「最後は笑って終われるように」とFW山根主将。6年ぶりのベスト4入りを果たした昨年から、さらなる飛躍を誓う。【文/写真:島田采奈】

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