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◇第76回全日本大学選手権大会◇トーナメント戦1戦目◇対日経大◇12月4日◇横浜武道館

[第1Q]関大10-22日経大
[第2Q]関大11-18日経大
[第3Q]関大31-21日経大
[第4Q]関大12-11日経大
[試合終了]●関大64-72日経大

予選突破から2日後に行われたトーナメント戦。1戦目の相手は、九州王者・日経大だ。序盤から大きくリードを奪われる。最大22点のビハインドだったが、第3クオーター(Q)から関大が勢いに乗り、第4Q開始2分で4点差にまで追いついた。しかし、その後は再び徐々にリードを広げられる。最後まで諦めずボールを追いかけたが、九州王者の壁は高く、ベスト32で幕を閉じた。

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△4年生とスタッフ

第1Qは、相手のミドルシュートから始まる。続けてスリーポイントシュートも沈められ、スコアはいきなり0-5に。しかし、佐藤涼真主将(人4)がカットインを決め、関大は初得点を挙げる。しかしその後は、相手のディフェンスの強度が高く、何度もボールをカットされてしまった。さらに、オフェンスリバウンドも取られ、攻撃につなげられる。相手の速攻が決まり、スコアが4-14になった時、関大はタイムアウトを要求した。再開後は、福間啓人(社3)のフローターや西山登馬(商4)のジャンプシュートが決まるも、点差を縮めることができない。10-22と大きくリードを許し、第1Qを終えた。

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△佐藤主将

第2Qは、佐藤主将が先制点を奪うも、直後に3点を返される。それでも、西村宗大(経2)がジャンプシュートを決めるなど、激しい点の取り合いに。しかし、速攻で相手がダンクシュートを決めると、相手のベンチは湧き、16-32とダブルスコアになってしまう。関大は再びタイムアウトを取り、相手の流れを切りたいところ。だが再開後も相手の勢いは止まらず、点を重ね続けられる。21-40と19点を追いかける展開で前半を折り返した。

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△盛り上がる応援の様子

まだまだ諦めていない関大は、スターティングメンバーが笑顔を見せながらコートに立つ。第3Qは相手ボールで始まり、最初の攻撃で先制される。ここで21点差になるも、岩本の1on1を皮切りに、関大の快進撃が始まった。岩本が連続で得点し、西村もバスケットカウントを受ける。さらに、佐藤主将のターンシュートも決まり、開始2分半で一挙8得点。ここで相手は今試合初めてのタイムアウトを要求した。再開後も関大の勢いは衰えず。竹内綾哉(政策4)、西山、玉造大誠(人4)が連続で点を重ね、39-49と10点差に。しかし、相手も九州の王者。苦し紛れのシュートもねじ込まれるなど、意地を見せられる。それでも、西村のフリースローや、倉ノ下大吉(人3)のスリーポイントシュートが決まり、このQで脅威の31点を挙げた。9点ビハインドで最終Qへ。

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△竹内

逆転を狙いたい第4Qは、関大ボールから始まった。佐藤主将のアシストから岩本がゴール下シュートを決め、ガッツポーズを見せる。さらに、西村と倉ノ下が連続でスリーポイントシュートを決め、開始2分で59-63と4点差にまで追いついた。この勢いのまま、リードを奪いたいところだったが、関大のファールが重なり、フリースローを与えてしまう。そこから徐々に点差が離れていってしまった。それでも、佐藤主将のスリーポイントシュートや、西村がリバウンドシュートを決めるなど、最後まで必死でボールに食らいつく。試合時間残り24秒で関大はタイムアウトを取った。ハーフコートからのスタートで、最後の攻めが始まる。佐藤主将にボールが集まるも、得点にはつながらず。そして試合終了のブザーが鳴り響いた。目には涙を浮かべる選手たち。最後まで戦い抜いた両校の選手たちに、大きな拍手が送られた。

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△玉造

9年ぶりのインカレという舞台に、多くの応援が駆けつける。選手の保護者を始め、数々のOBや昨年の4年生、その保護者までもが今年の男バスの活躍を見守った。このチームが始動した時、思うような結果が残せずにもがき、苦しんできた選手たち。何がなんでもインカレには出ると熱い思いをリーグ戦にぶつけ、見事インカレへの切符をつかみ取った。そしてインカレが始まり、目標としていた、「予選を突破してトーナメント戦で1勝」はかなわなかったが、「自分たちの代でその目標を達成したい」と岩本。「今年から3年生が主体となっていたチームには、意地でも勝ってほしい」という佐藤主将の思いを胸に。歴代の先輩たちがつなぎ、残してきた道は、次の世代へと受け継がれていく。【文/写真:藤井海】

▼岩本
「(負けたら4年生が引退というトーナメント戦に懸ける思い)1日でも長く4年生と一緒に試合に出たかったというのが本心です。ここまで来ることができたのも全部4年生のおかげだし、みんなが仲良いというチーム作りをしてくれたのも4年生で。どれだけ4年生に頼っていたという言い方は違うのかもしれませんが、尊敬という言葉しかないです。(新チームでの意気込み)今回、インカレの舞台ですごい経験をさせていただきました。歴代のOBの方や4年生の気持ちもあるので、来年もインカレに継続して行くという目標とともに、予選を突破してからの1勝を自分たちの代で達成できるように、チーム作りをしていきたいです」

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