◇第76回全日本大学選手権大会◇グループステージ2戦目◇対新経大◇12月2日◇横浜武道館
[第1Q]関大21-8新経大
[第2Q]関大19-25新経大
[第3Q]関大24-15新経大
[第4Q]関大14-17新経大
[試合終了]〇関大78-65新経大
グループステージ2戦目は、北信越1位の新経大と相まみえた。第1クオーター(Q)で幸先の良いスタートを切るも、第3Qでは猛攻を受け、逆転を許す。しかし、すぐにリードを取り戻し、その後は大きく点差を広げることに成功。見事、予選リーグ2戦2勝でトーナメント進出を決めた。
試合開始早々、佐藤涼真主将(人4)が5得点を挙げる。さらに、玉造大誠(人4)のスリーポイントや竹内綾哉(政策4)のレイアップシュートが決まり、好調の滑り出しに。岩本悠太(経3)のリバウンドシュートが決まったところで、スコアは12-2となる。開始5分で10点差になると、相手はたまらずタイムアウトを要求した。再開後は、相手のミドルシュートが決まる場面もあったが、関大の勢いは止まらない。佐藤主将がスリーポイントシュートを沈め、続けて福間啓人(社3)がバスケットカウントを受けると、さらに応援が盛り上がる。21-8で最初の10分を終えた。
マイボールで始まった第2Q。ゴール下シュートを決められ、先制を許した。直後、福間のフローターや、奥村将吾(安全1)のカットから速攻が決まり、このQも試合の流れをつかむと思われた。しかし、バスケットカウントを与えてしまい、さらに続けて攻められ、一挙10得点を奪われる。点差が7点に縮まったところで、関大はタイムアウトを要求。「ここ踏ん張ろ。自分たちのバスケットをしないと。切り替えろ」と佐藤主将が声をかけた。再開後、玉造が連続でスリーポイントシュートを沈めるも、相手も負けじと点を重ねる。第2Q残り2分、34-31まで詰められてしまい3点差に。それでも、西村宗大(経2)がミドルシュートを沈め、さらに岩本が4点を追加すると、7点リードで前半を終えた。
このままリードを広げたい第3Q。再びスターティングメンバーで開始した。相手に先制点を奪われると、連続でスリーポイントシュートやバスケットカウントを取られ、40-42と逆転されてしまう。しかしすぐさま佐藤主将が3点を返し、再びリードを取り戻した。そして、西村が3連続でレイアップシュートを決めると、残り6分で相手はタイムアウトを要求。その後も、西山登馬(商4)のアシストから岩本がゴール下シュートを決めるなどで、さらに点を引き離す。そして、福間と西村がそれぞれ5点ずつ点を追加し、64-48で最終Qへとつないだ。
北岡雄斗(人2)が連続でスリーポイントシュートを沈め、始まった第4Q。倉ノ下大吉(人3)のミドルシュートも決まり、さらにリードを広げた。しかし、関大のファールが重なり、何度もフリースローを与えてしまう。それでも、岩本がショットクロック残りわずかでシュートを決めるなどで相手に流れを渡さない。最後は西村がフリースローを2本ともしっかりと沈める。最後までリードを守り抜き、見事白星を飾った。
四国2位の愛媛大、北信越1位の新経大の2校を倒し、見事予選突破を決め、全国32位に登りつめた関大。佐藤主将は、「インカレの目標は日経大を倒すこと」と話している。トーナメント戦の最初の相手は日経大だ。負けたら引退のトーナメント戦で、関西魂を見せつける。【文/写真:藤井海】
▼竹内
「(予選突破した今の率直な気持ち)自分としても初めてのインカレで、関大としても9年ぶりという中で、昨日も今日も関大のやりたいことができて、グループリーグ突破できたということは素直にめっちゃうれしいです。(リーグ最終日からインカレまでの期間について)プレーに関して、その3週間で急にめっちゃうまくなることはないので、リーグ戦の中で出た課題というのを1個ずつちゃんと解消しました。そして、より良いバスケット、自分たちが目指しているバスケットの質を上げることを意識して3週間過ごしました。(次戦から負けたら引退のトーナメント戦が始まる)もちろん、プレッシャーとか勝ちたい気持ち、緊張とかいろいろあります。だけど、チームの雰囲気的にもそうなんですけど、自分的には全力で楽しみたいなというふうに思っていて。こういう舞台もなかなか経験できることではなくて貴重な機会なので、ありがたいなと思っているのと、あとはもう全力で楽しんで、自分たちのバスケットができて、それが結果につながればいいなと思っています」
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