◇第71回秩父宮妃賜杯全日本大学女子選手権大会ミキプルーンスーパーカレッジバレー2024◇1回戦◇対明海大◇11月26日◇上尾市民体育館
[第1セット]関大23―25明海大
[第2セット]関大20―25明海大
[第3セット]関大25―23明海大
[第4セット]関大22―25明海大
[試合終了]●関大1―3明海大
今シーズン最後の戦いとなるインカレが開幕。初戦では今秋から関東1部リーグに所属している明海大と相まみえた。
第1セットは相手のサーブを宗助夢羽(ゆう=文2)が好レシーブで拾うと、後山七星(ななせ=政策1)のブロックアウトで先制。土屋美咲(情2)のスパイクで2連続得点とし、幸先のいいスタートを切った。しかしサービスエースを含む3連続失点で逆転を許すと、その後は追いかける展開が続いた。相手のブロックに阻まれ思うように得点できず、最大5点差をつけられる。それでも終盤、18―22から4連続得点。川上良江(文4)のブロックなどで同点に追いついたが、逆転とはならず。僅差で第1セットを落とした。
第2セットも相手の勢いは衰えず。序盤から2度の4連続得点を許し、3―10と劣勢となった関大だったが必死に食らいついた。伊関万絢(まひろ=文3)のサービスエースや、土屋の3連続ポイントなどで得点を重ね、3度同点に追いつく。しかしその度に逆転とはならず、また点差を広げられた。最後は相手のアタックを拾い切れず25点目を献上してしまう。
後がなくなった第3セット。拮抗(きっこう)した展開となったが、7―9から関大が3連続得点とする。久々にリードを手にすると、その後は一進一退の攻防が続いた。伊関の緩急をつけたアタックで先に20点台に到達。しかし相手も粘りを見せ、22―20から2連続失点。終盤に追いつかれてしまったが、関大がタイムアウトを要求し形勢を立て直す。プレー再開後、土屋の2連続ポイントでこの日初めてセットポイントを握ると、最後も土屋が決め切った。
セット連取とし、望みをつなぎたい第4セットだったが、序盤からリードを広げられる。長いラリーが続く中で決定打が出ず、苦しい時間が続いた。それでも6―9から鮫嶋優香(政策2)のアタックや笹野文乃(文3)のサービスエースなどで3連続得点とし、同点に追いつく。リードを奪う時間もあったが、15―14から5連続失点。終盤にまたも追いかける展開となった。その後はサイドアウトを奪い合い、マッチポイントを握られてからも2連続得点と粘ったが、逆転とはならず。インカレは初戦敗退となった。
「インカレ優勝」を目標に掲げ、この1年を走り抜けてきた根耒あかね主将(人4)率いる関大女バレ。最後は涙をのむ結果となってしまったが、リーグでは春3位、秋2位と昨年から大きく飛躍した。全ての経験を糧にさらに成長し、また来年、同じ舞台でリベンジを果たす。【文/写真:島田采奈】
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