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令和6年度関西学生新人戦大会◇男子ダブルスA、女子シングルスA◇11月24日◇橋本体育館

[男子ダブルスA]
【1回戦】
●福井・中村亮0(19-21,7-21)2白木・角(天理大)

●上林・山口0(16-21,17-21)2江口・西山(関学大)

〇瀬藤・山田悠2(21-9,21-6)0多田・合田(神院大)

●立花・中井0(14-21,13-21)2小關・河村(同大)

【2回戦】
〇瀬藤・山田悠2(21-17,21-16)0井上・西前(立命大)

【3回戦】
●瀬藤・山田悠1(21-17,9-21,19-21)2小綱・本多(京産大)

[女子シングルスA]
【1回戦】
●山根0(17-21,18-21)2山川(羽衣大)

〇松本2(25-23,21-16)0糀屋(成蹊大)

〇土田2(21-11,21-9)0齋藤(神院大)

【2回戦】
〇古谷2(21-15,21-19)0木﨑(甲南大)

●松本0(15-21,18-21)2中橋(園女大)

●藤川0(11-21,11-21)2高岡(神院大)

●土田1(9-21,21-19,13-21)2杉野(京産大)

●井上1(21-12,21-23,17-21)2坪内(龍大)

〇山田桜2(23-21,21-10)0米舛(園女大)

【3回戦】
●古谷1(22-20,7-21,8-21)2辻井(龍大)

〇山田桜2(21-13,16-21,21-10)1浦(関学大)

昨日は男子シングルスAと女子ダブルスAに出場した選手が全員敗退してしまう、悔しい結果となった。連日となるこの日は強敵相手に奮闘。山田桜生(人2)が3回戦突破を果たし、次の試合につなげた。

初めに行われたのは男子ダブルスA。1回戦に登場した福井颯斗(シス理2)・中村亮太(人2)組は序盤から攻守の入れ替わりが激しい展開に。ミスが重なったことで連続失点を許し、リードを広げられる。点差をつめることができず、第1ゲームを落とした。続く2ゲーム目は、ラリーを続けるも、相手の強いスマッシュを返球できず。終始相手に押されてしまい、大敗した。

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△中村亮(左)と福井

続いて1回戦に登場したのは上林翔大(情1)・山口俊平(情1)組。第1ゲームは点の取り合いになり、激しいラリーを繰り広げる。ラリーにはついて行くことができていたものの、ミスで失点してしまった。第2ゲームの後半はミスが減り、得点につながる。6連続で得点するも相手のスマッシュで失点し、相手の点に追いつくことができない。ゲームを連取され、黒星となった。

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△上林(左)と山口

同じく1回戦にエントリーした瀬藤智史(政策2)・山田悠太(商1)組は実力の違いを見せつけた。本日最初の試合ということもあり、開始直後は体があまり動いていない場面も。しかし互いに2桁点数をつかんだ頃にはミスも無くなり、相手に得点を許さない。一挙12連続得点を挙げて第1ゲームをつかむ。勢いそのまま第2ゲームも連取し、勝利した。

1回戦最後に現れたのは立花隼人(人2)・中井涼真(シス理1)。スマッシュなどで得点を挙げるも、それ以上に相手に打たれて点を落とす。疲れからラケットが下がり、ショットが低くなったことでネットにかかるミスが増えた。相手のミスにより、終盤に得点を重ねることができたものの、点差を埋めることができず敗北する。

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△中井(左)と立花

続く2回戦に登場したのは瀬藤・山田悠。序盤こそ点の奪い合いになるが、中盤は攻撃がかみ合い11連続得点で一気に突き放す。セットを先取すると、第2ゲームはスタートから攻め立てた。中盤からは山田悠がレシーブを安定して返し、体制を崩されることなく攻撃へ。連続得点を与えるも、逃げ切り3回戦進出を決めた。

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△瀬藤(左)と山田悠

3回戦に進出した瀬藤・山田悠組は、スマッシュを連発して点を重ね、第1ゲームをつかんだ。しかし第2ゲームではミスが続き、苦しい展開に。ドライブになった時に球をいなせずに突き合ってしまい、失点。大きくリードを許して第2ゲームを落とし、ファイナルセットへ。ラリーを続けて相手のミスを誘い、得点する。だが相手の強烈なスマッシュに苦しめられ、あと1歩が届かず敗北を喫した。

続いて行われた女子シングルスA1回戦に出場したのは、山根紗優花(安全2)、土田美幸(経2)、松本笑舞(情2)。最初に登場した山根は相手に動かされ、相手のショットに追いつくことができない。また、コースが良くてもアウトになるなどして失点。流れをつかむことができず、敗北した。

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△山根

続く土田は、相手を相手のショットを全て返して得点し、序盤からリードする。相手を揺さぶって体制を崩し、チャンスで決めて得点を重ねた。セットを連取し白星を挙げる。

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△土田

最後に現れたのは松本。序盤はミスが続き、思うようなプレーができない。しかし、ラリーを続けて相手を動かし、競り合いを制して第1ゲームをつかんだ。第2ゲームは8連続で得点するなどしてリードを許さず。2ゲーム目も獲得して勝利した。

続いて行われた2回戦に出場したのは古谷遙夏(法1)。古谷のサーブで試合を始めると、スマッシュで得点を重ねて上々の滑り出しを見せた。軽い足取りで試合を優位に進めるも、終盤に相手の追い上げを食らう。序盤のリードを保ち、何とか逃げ切り3回戦進出を決めた。

続いて現れたのは松本。返球が甘くなってしまい打たれる場面が多く見られ、リードを許した。相手のマッチポイントで怒涛(どとう)の追い上げを見せたが、最後は体に目掛けて打たれたスマッシュを取れず。2回戦敗退となった。

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△松本

2回戦から登場した藤川沙希(情2)は、相手のショットに追いつくも、返球がアウトになるなどして失点。コーチからもったいないと指摘され、徐々に失点を減らした。しかし、フォア側の奥に飛ばされたショットを取ることができず、相手に狙われる。上手く対応することができず、黒星を喫した。

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△藤川

2回戦に勝ち上がった土田は、相手のいないスペースを狙って先制点を取ると、そのまま5連続得点。しかしその後はミスが重なり、大きくリードを許して第1ゲームを落とす。しかし2ゲーム目から土田が覚醒。苦しくても手を抜かない粘り強さを見せ、相手のショットに追いつく。さらに相手を動かして得点し、終盤には逆転。ファイナルゲームにもつれ込む。ラリーが長引き、体力的にもしんどい場面が多く見られたが、全てのショットをきれいに返して相手を追い込んだ。しかし、最後は相手との実力差が出てリードされ、敗北する。

藤川と同じく2回戦からの出場となった井上和華(政策2)も死闘を繰り広げた。春頃と比べ、足を素早く動かしスマッシュで攻める攻撃型に。また、スマッシュの威力も上がり、相手を打ち負かすことも。大差で1ゲーム目を先取するが、第2ゲームは相手の猛攻に苦しめられる。デュースにもつれ込んだが、2ゲーム目を取ることはできなかった。ファイナルゲームも果敢に攻撃を仕掛けたが、相手の攻撃に手が出ず。激戦を制することはできず、2回戦敗退となった。

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△井上

最後に2回戦に挑んだのは山田桜。先制点こそ奪ったが、その後は苦しい展開が続く。「決め急いだり変なフェイントをかけたりしてミスをしてしまった」と試合後に本人が振り返った。ミスを重ねる毎に焦りの表情を見せたが、コーチや他の選手からのアドバイスで体制を整える。スマッシュやドライブで攻め押し、1ゲーム目を制した。続く第2ゲームは1ゲーム目の勢いそのままに攻めて連続得点。相手を一切引き寄せずに勝利した。

3回戦に進出した古谷は、格上相手に必死に食らいつく。ラインや四隅を狙ったスマッシュで得点。リードされてもすぐに追いつき、スマッシュで第1ゲームをつかみ取った。しかし2ゲーム目、3ゲーム目では、疲れから動きが遅くなり、相手に連続得点を献上。差を大きく広げられ、追いつくことができず敗北を喫した。

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△古谷

同じく3回戦に進んだ山田桜は、2回戦の勢いのまま3回戦も突き進み、連続得点でリード。マッチポイントでミスが重なったが、何とか制して第2ゲームへ。第2ゲームはミスが重なり、序盤からリードを広げられる。追いつくことができずにファイナルゲームにもつれ込んだ。ファイナルゲームでは体制を立て直し、終始山田桜のムードで試合を進める。ラリーを続けて相手のミスを誘い、得点につなげた。部員からの声援を受けて踏ん張り、勝利をもぎ取り、4回戦進出を決める。

MG_3808-200x133 【バドミントン】山田桜が接戦制し、4回戦進出!
△山田桜

出場した選手全員が春より確実に実力をつけ、練習の成果を発揮することができた試合だった。山田桜は続く4回戦に向け、残りの選手たちは春リーグに向けてさらに地力を付け、強敵をも打ち負かす。【文/写真:西村果凜】

▼山田桜
「(2回戦を振り返って)2回戦は出だしがあまり良くなかったです。相手が結構拾ってくるというのは聞いていたので覚悟していたんですけど、やはり決め急いでしまったり、変なフェイントを入れようとしてミスをしたりとかがありました。監督や後輩が、つなぐだけでいいし変に前落とさないでドライブで返した方が自分のプレーに合ってるからそれでやってやった方がいいと言われて、そこから切り替えてできました。2セット目もちょっとミスとかはあったんですけど、逆にショットが結構飛んだんで、良かったかなと思いました。(3回戦目の相手はかなり手強かったが、意識したことは)やはり相手はダブルスがすごく強くて、でもシングルもゆっくりだけど取ってくるという感じだったので、2回戦みたいにつないで戦っていこうやと思ったんですけど、やはり3回戦の相手の方が自分より少し上のレベルの選手でした。なので出だしは良かったんですけど、2ゲーム目でつないでもつないでも取ってくるし、それに焦ってしまって変なことをやろうとしてミスをするとかがあって。1ゲーム目を取って、2ゲーム目の入りが少し悪い時が多いので、そこで取りきれなかったのは自分の大きい課題かなと思います。でも、3ゲーム目で立て直して、自分のリズムで足を使って相手より先に動くというのを意識したら、点差が開いて勝つことできました。(来週に向けて、改善したいことは)我慢したらいいラリーができるのに、決め急いでスマッシュ打っちゃったり、きつい体勢で自分を追い込むようなショットを打ったりすることが多いので。私がちょっとラリーが苦手なので、ラリーを切りたくてそういうことやっちゃうので、もっと我慢強くプレーできるようにしていきたいです」

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