◇第33回全国体育系学生体重別選手権大会2日目◇3月23日◇天理大学体育学部武道館柔道場
[男子73㌔級]
松山直暉(人3)3回戦敗退
[男子81㌔級]
山崎裕士郎(社1)1回戦敗退
宮林恵太(人3)1回戦敗退
松永圭太(人3)1回戦敗退
[男子90㌔級]
南雲空(人1)2回戦敗退
木下幹太(人2)2回戦敗退
昨日は勝ち星を挙げることができなかった関大柔道部。だからこそ2日目への意気込みは十分だ。3回戦進出を果たした松山主将を始め、勝利をつかむ選手は出たものの、全国の壁を感じる結果となった。
この日、関大で初出場となったのは81㌔級の山崎。序盤は相手に押され気味だったが、積極的な攻めで応戦。延長まで粘りを見せたが、投げ技で技ありを取られ、黒星となった。

宮林は試合開始直後に技を合わせられ、悔しい一本負け。続く松永は、果敢な攻めで技ありを先取。このまま逃げ切りたかったが、相手も負けじと攻め返し、試合を振り出しに戻される。延長までもつれ込む接戦を繰り広げたが、軍配は相手選手にあがった。81㌔級から2回戦進出者を出すことはできなかった。


男子90キロ級の南雲は、序盤から足でも積極的に技をかけに行く。投げで技ありの判定を得ると、そのまま逃げ切り勝利。だが、2回戦ではなかなか攻めることができないもどかしい時間が続く。体力的にも苦しい展開で、逆転の一手は出すことができず。敗北を喫した。

シードで2回戦からの出場となった木下。試合開始から積極的に前に出るが、相手もそれに応え、一進一退の攻防が続く。お互いに決め手がないまま迎えた延長戦。なんとか決めきりたい木下だったが、最後は3つ目の指導を取られ、反則負け。悔しい一戦となった。

73㌔級に出場した松山主将。「もう投げられてもいいので前に出て、守り無しでいく感じの気持ちでいった」。その言葉通り、積極的な姿勢で1・2回戦を危なげなく突破する。続く第3試合は、激しい試合展開となった。勢いそのまま攻める松山に、相手も負けずに攻めかかる。技のかけ合いとなるが、ここは相手選手の方が上手だった。投げを決められ、敗戦となった。

ここまで行われた今大会も明日でラスト。出場するのは100㌔級の重量級選手たちだ。迫力あるプレーで勝利をつかみ取る。【文:宮本晃希/写真:島田桜介】
▼松山主将
「今日の試合は、もう投げられてもいいので前に出て、守り無しでいく感じの気持ちでいった。(新チームの状態は)まだ全体では練習できていなくて、試合に出るメンバーでやっているんですけど、いい雰囲気で練習できている。とにかく前に出て、自分のやってきたことをやるというのはできたかなと。もう次の試合とかが最後になってくるので、悔いのないようにしたい」
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