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第26回大阪サッカー選手権大会大学予選◇対大院大◇3月22日◇J-GREEN堺S16フィールド

【前半】関大0-0大院大
【後半】関大0-1大院大
【試合終了】関大0-1大院大

創部100周年を迎えた関大サッカー部。そんな記念の年のTOPチーム初試合を迎えた。序盤から関大ペースでゲームを進める。だが、相手のセットプレーで失点すると、逆転することはかなわず。悔しい敗戦となった。

IMG_7797-1-300x200 天皇杯予選はまさかの初戦敗退。リーグ戦に向け照準合わす

相手コートでのプレーが多かった前半。MF青木真生都(商3)がドリブルでサイドを上がると、パスを受けたFW久乘聖亜(政策2)がボールをキープし、時間を作る。ゴール前でチャンスを演出した。立て続けに、DF吉田伸弘主将(法3)のロングフィードでMF草刈龍星(法3)につなぐ。得点には至れないものの、試合のペースを関大が握った。

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△MF青木
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△FW久乘
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△DF吉田伸主将
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△MF草刈

30分にはDF高橋直也(商1)がMF古賀楓真(文1)につなぎ、1年生のコンビプレーでシュートチャンスを演出。42分には、コーナーキック(CK)に合わせ、FW宮脇和輝(情3)が足を振りぬく。ボールは相手GKにキャッチされるも、積極的な姿勢を見せつけた。

-300x200 天皇杯予選はまさかの初戦敗退。リーグ戦に向け照準合わす
△DF高橋
-300x200 天皇杯予選はまさかの初戦敗退。リーグ戦に向け照準合わす
△MF古賀
-300x200 天皇杯予選はまさかの初戦敗退。リーグ戦に向け照準合わす
△FW宮脇

守備面でも、関大の選手達は輝きを見せる。MF梅津克貴(社3)やDF吉本武(情1)の対人守備、DF次木優斗(商3)のヘッドなどでピンチを未然に防ぐ。強固な守りで前半を無失点で終えた。

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△MF梅津
-300x200 天皇杯予選はまさかの初戦敗退。リーグ戦に向け照準合わす
△DF吉本
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△DF次木

メンバーは変わらず迎えた後半。8分にはMF青木のパスにMF古賀が合わせ、ゴールネットを揺らすが、これはオフサイドの判定。惜しくも先制点とはならなかったものの、相手守備陣を脅かした。

なかなかゴールを決められない両チームだったが、15分にその均衡は破られる。相手が放ったクロスボールに上手く頭で合わせられ、先制点を許す。攻めの時間が多く続いていただけに、精神的にも苦しい展開となった。

このまま相手にペースを奪われるかと思われたが、ここは関大の守護神、GK光藤諒也(文3)が意地を見せる。難しいコースのボールに触り、これ以上の失点を許さない。

-300x200 天皇杯予選はまさかの初戦敗退。リーグ戦に向け照準合わす
△GK光藤

そして18分、ここで登場したのは昨年の秋季リーグで得点王に輝いたFW沼田駿也(政策3)。得点に期待がかかるこの場面で、FW沼田が相手守備を一気に抜け出す。シュートまでは至れないもののCKを獲得。投入直後に好プレーを見せつけた。

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△FW沼田

しかし、その後はチャンスこそ訪れるものの、決めきることはできない。DF吉田岳晴(社3)、FW百田真登(経1)、MF堤奏一郎(社1)を投入し、攻撃の数を増やすが、それでも相手守備に阻まれる。48分、試合終了間際にFW沼田が相手サイドを駆け上がるも、得点することはできず。無得点のまま試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

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△DF吉田岳
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△FW百田
-300x200 天皇杯予選はまさかの初戦敗退。リーグ戦に向け照準合わす
△MF堤
IMG_8650-300x200 天皇杯予選はまさかの初戦敗退。リーグ戦に向け照準合わす

初戦が黒星となってしまったことは、チームとしても大きな痛手だ。だが、下を向いてばかりはいられない。「他のチームは天皇杯予選があって、自分たちよりリーグの準備期間が短くなる。その分、自分たちはリーグの初戦まで時間がある」と、吉田伸主将。今年こそは「全員サッカーで日本一」を。悲願達成を果たす、栄光の年の幕開けだ。【文:宮本晃希/写真:宮本晃希・木原綺音】

▼DF吉田伸主将
「100周年を迎えたTOPチームとしての公式戦初試合ということで、全員結果にこだわって、絶対勝って終わろうと話していた。でも、初めてTOPチームに出る選手や、学年が変わっていろいろ変更がある中で、自分たちの力を出し切れなかったのが正直なところ。練習試合とは違った雰囲気とか、相手チームの気迫であったり、後手に回ってしまったところがあった。(自身のプレーについて)今年から主将ということもあって、味方を鼓舞するプレーであったり、チームを引っ張っていかないと、自分がチームを勝たせるぐらいまでならないと今年のチームは勝っていけないと思っている。そういうところから見れば、自分のプレーはまだまだだなと思った。他のチームは天皇杯予選があって、自分たちよりリーグの準備期間が短くなる。その分、自分たちはリーグの初戦まで時間がある。100周年ということもあって、いろいろな人から注目されたり、関係者の方たちから特に期待される1年になる。2年間インカレに出場は逃していて、そこにつながる大事なリーグ戦なので、開幕戦というところに照準を合わせて、生まれ変わったTOPチームの姿を見せられるようにやっていきたい」

▼DF次木
「100周年目の節目の年で、チームとしては初戦。なんとしてでも勝とうと臨んだんですけど、結果に結びつかなくて、すごく悔しいですし、副将としても情けないと感じている。前半は相手のシュート数は1本か2本だったんですけど、後半のワンチャンスで決められた。そこからは相手のペースでゲームを進められて、自分たちの力を発揮しきれなかったんじゃないかと思う。(自身のプレーについて)後ろの選手なので、失点したのは自分の責任でもありますし、ディフェンスラインの選手としても、新4年生としても、副将としても情けないなと感じている。節目の年の開幕戦であることと、他のカテゴリーの選手が応援に来てくれていたので、そういった人たちの期待に応えようとチームで話していた。だからこそ、結果を出せなくて申し訳ない気持ちでいっぱい。(リーグ戦に向けて)もう下を向いている暇はないので、もう1回チームを立て直して、リーグ戦では勝ち点を積み重ねられるようにする」

▼MF草刈
「前半は相手のシュートも1本に抑えられて、自分たちがゴール前まで迫るシーンが多かったんですけど、そこでなかなか得点できずに、後半は相手の時間も増えて五分五分ぐらいまで持ってこられた中で失点してしまった。あとは、ゴール前での質が足りなかったと思う。創部100周年で特別な年と言われていて、周りからも注目されていて、初戦を勝利で飾ろうとはみんなで言っていたので残念。初戦というところで、みんなも堅さがあった。TOPチームで初めて公式戦に出る1年生もいた中で、僕たち新4年生が初めての人たちがプレーしやすい雰囲気を作れていたら、練習試合のようにのびのびプレーできていたと思う。その堅さはやりづらかったところ。(リーグ戦に向けて)昨年を通して結果が出なかったので、今日負けて自分たちの力はまだまだ足りていないことが分かった。ここから何週間かあるので、みんなで良い準備をして、次は勝てるようにする」

▼MF青木
「情けない試合をしてしまった。昨年出ていた僕とかが中心となってやらないといけない中で、初めてTOPチームとして公式戦に出る選手がいるのに、余裕を持ってプレーさせてあげられなかった。自分のことで精いっぱいで、まだ力不足だなと。天皇杯は唯一プロとの試合につながる大会だし、改めて勝ちたかった。攻めている時間が長かった中で、決めきれなくて、相手に1本のチャンスで決められたことが苦しかった。(自身のプレーについて)ミスも多かったし、自分の持ち味を出せなかった。(リーグ戦に向けて)もう3週間しかないので、負けてしまったからこそ準備する時間は他のチームよりあるので、もっとレベルアップして開幕戦を迎えたい」

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