◇2024年度関西学生秋季リーグ戦◇対立命大◇10月26日◇立命館OICフィールド
[第1Q]関大0ー1立命大
[第2Q]関大0ー3立命大
[第3Q]関大0ー4立命大
[第4Q]関大0ー0立命大
[試合終了]関大0ー8立命大
前回の関学大戦で惜敗した関大。未だ秋リーグで白星を挙げることができていない中、関西学生リーグ連覇中の立命大と対峙(たいじ)した。終始、自陣に攻められる展開が続く。粘り強いディフェンスで対抗するも、計20回のペナルティーコーナー(PC)、計48本のシュートを許し、8ー0で敗北を喫した。
試合は関大のセンターパスでスタート。序盤からMF山下日菜子主将(人4)、FW山根奈々子(社3)がプレスで相手FW陣を牽制(けんせい)する。開始1分、自陣サークル内にボールを運ばれたが、FB竹中理菜(社4)がボールをカットし、ゴールを死守。その後もサークル内にボールを運ばれ窮地を迎えたが、FB齋藤奈津美(社1)ボールをサークル外に出し、関大の攻撃につなげる。関大の攻撃は立命大に先を読まれることが多くセンターラインを突破する前にボールを奪われるシーンが目立った。うまく自陣を抜けれない中、MF山下主将が巧みなテクニックを駆使し、マイボールに。ドリブルで攻撃を試みるが、攻められる展開は変えられず。同3分、立命大にこの日初めてのPCを与えた。ゴール左側のストロークをGK高堂香晴(経2)が足でボールをはじき得点を許さない。しかし、立命大が攻撃の手を緩めることはなく6分にPCから先制点を許した。
巻き返しを図りたい第2Q。第1Qと変わり右サイドから攻めることが多くなった。FB竹中がドリブルでFB徳田琳(社1)にボールをつなぎ攻撃を仕掛ける。だが、開始3分にPCを与えると流れは一気に立命大に。4分、PCでGK高堂が弾いたリバウンドボールを押し込まれ、追加点を許す。それでも6分、関大はようやく攻勢に。FW坂井希帆(社4)が相手陣地でマイボールを獲得。右サイドのFW野口奈央(人3)までボールが渡ったが、ゴールチャンスとはならなかった。9分、10分には丸山にこ(立命大)に2度のフィールドゴールを許し、前半が終了。立命のスピード感のある攻撃に圧倒される。
相手のセンターパスで後半が始まった。MF山下主将はドリブルで相手陣地に切り込み、ゴールを狙う。立命大のディフェンスは硬く、サークル内にまでたどり着くことができない。第3Qも立命大に試合の主導権を献上。自陣サークル内での攻防が続くとPCを与える機会が多くなる。7分から10分の4分間に3本のシュートを決められ、徐々に点差が開いていく。点を入れられるごとに相手のメンバーが入れ替わるため、人数が劣る関大は苦しい試合を強いられた。残り5秒でもPCを与え、鋭いストロークを決められ第3Qが終了。
これ以上の失点は抑えたい最終Q。開始1分で2回のPCを奪われ、攻勢に出ることができない中、3分にMF山下主将が相手サークル付近にボールを運びこの日一番のチャンスを作る。FB髙杉美羽(情2)、MF山下主将の2人で相手網の突破を試みたが、ボールを離してしまい、チャンスをつかめなかった。試合は最後まで立命大の猛攻が続き、サークル内での攻防が続く展開。しかし、ディフェンス陣やGK高堂の粘り強い姿勢が功を奏し、第4Qは無失点で終了した。
結果は大敗となったが、完全に押されている中での最終Qの粘り強さは、今試合の貴重な収穫だ。第5戦は福井工大と1部残留を懸けて負けられない戦いに臨む。【文:丸山由雅/写真:中吉由奈】
▼MF山下主将
「(試合を振り返って)相手の方が技術もスピードも体力面も思考力も全部上だったかなと感じます。(最終Qについて)私もそこは自信につなげたらいいと思っていて。後半でも取られることが多かったので、ミスしてもいいからもっとチャレンジしていこうっていう声かけをしました。そこからみんなの下がっていた気分を上げていって、割と挑戦するプレーも出てきたので、良かったかなとは思います。(良い点と反省点は)攻められた割にはしっかり8点で抑えれたこと。悪かったのは、そこに行くまでの過程がフリーで通されることが多かったということです。(攻撃につながらなかった要因について)パスが簡単すぎたっていうか、相手に読まれていたので。思考をひねったパスだったり、相手の上を行く考えでボール出さないといけなかったかなと思います。(次戦とインカレに向けて)明日の福井工大戦は、勝てば1部に残留することができるので、もう何がなんでも絶対勝ち切りたいです。インカレも しっかり出場することができて、1勝すれば関大初のベスト8となるので、しっかり早稲田大に勝ちます。東海大戦でもしっかり負けずに挑みたいと思っています」
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