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◇ 2024年度関西学生男子リーグ戦順位決定戦第1戦 ◇対同大◇10月26日◇京都産業大学

[第1Q]関大23―21同大
[第2Q]関大12―17同大
[第3Q]関大23―15同大
[第4Q]関大17―13同大
[試合終了]〇関大75—66同大

4年生にとっては、泣いても笑ってもこれが最後のリーグ戦。中位リーグにいる4チームで、インカレ出場の切符2枚を懸けたし烈な争いが始まった。関大の初戦の相手は同大。1次リーグで大差をつけられ敗北している相手だ。第1クオーター(Q)は関大がリードするも、前半終了時点では同大を追いかける展開に。最後の最後までどちらに軍配が上がるか分からない激しい試合が続く。しかし、「私が勝ちを確信した瞬間がある。たま(=玉造大誠(人4))とか綾哉(=竹内綾哉(政策4))がリバウンドに絡んで絶対にボールを取っていたとき。第4Qまで競っていたけど、絶対に勝てると思っていました」と川崎天音主務(商4)。気持ちの強さで同大を上回り、1次リーグでの雪辱を果たした。

E5AE95BF-D1FB-4A68-8AC7-38FAF0886E76074A2637-200x133 【バスケットボール男子】同大を撃破し、インカレ出場に王手をかけた!
△歓喜する選手たち

玉造のレイアップで試合が始まる。続けて佐藤涼真主将(人4)のアシストから西村宗大(経2)の速攻も決まり、幸先の良いスタートとなった。しかし、相手も苦し紛れのシュートが決まるなど、すぐに同点に追い付かれてしまう。岩本悠太(経3)がバスケットカウントを受けると、思わずガッツポーズが飛び出した。さらに、北岡雄斗(人2)が交代でコートに立った瞬間、スリーポイントシュートを沈めると、「あいつやっぱりすごい」とベンチから称賛の声が。関大が押しているように見えるも、チームファールが5個たまり、相手にフリースローで点を重ねられる。それでも西村が一挙6連続得点をするなど、驚異のシュート力を見せ、2点リードで第1Qを終えた。

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△岩本

第2Q開始40秒で相手のスリーポイントシュート決まり、逆転を許す。さらにもう1本スリーポイントシュートで3点を追加され、関大はタイムアウトを要求した。再開後は両者点の動かない時間帯が続く。玉造のドライブから岩本に合わせのパスを出し、岩本がシュートを決めた。これを皮切りに、再び点が動き出す。関大は北岡や西山登馬(商4)のフリースローで、相手はセンターを中心に得点を重ねていった。西村のジャンプシュートが決まり、第2Qは残り3分半。スコアは30―30と同点に追い付いたところで相手はタイムアウトを要求する。その後は西村のバスケットカウントや倉ノ下大吉(人3)のゴール下シュートが決まるも、3点ビハインドで前半を終えた。

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△玉造

優位に立ちたい第3Qは、竹内がチャージングを受けるナイスディフェンスで会場は大盛り上がりに。岩本がバスケットカウントを受け、フリースローもしっかりと決めると、すぐに同点に追い付いた。さらに、玉造のカットインや北岡のジャンプシュートで再びリードを奪い、関大が勢いを引き寄せたと思われた。しかし、相手に連続得点を許し、1点差にまで縮められる。それでも関大は焦らず、攻撃を展開し、竹内と佐藤主将が連続でスリーポイントシュートを沈めると、点差が一気に開いた。相手にフリースローを沈められるも、佐藤主将がブザービートを決め、関大が5点のリードを保ったまま最終Qへ。

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△竹内

相手ボールから始まった第4Q。オフェンスリバウンドにも必死に絡み、全員でつないだボールを竹内がゴールに入れた。しかし、7点リードしていたはずが、相手の猛攻により2点差にまで縮められてしまう。その直後に西村のスリーポイントラインから放ったボールがネットを揺らし、スコアは65―60に。4分半を残して相手はタイムアウトを要求した。再開後は玉造や竹内が得点を重ね、佐藤主将がリバウンドに絡むなど、4年生のガッツあふれるプレーで会場を魅了する。試合が終了に近づき、北岡や西村のフリースローが決まると、勝利を確信した。最後は西村がダンクシュートを決め試合終了。1次リーグの雪辱を果たした選手たちの顔には笑顔があふれていた。

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△西村がフリースローを決め、喜ぶ選手たち

次戦の相手は、今日の試合で延長戦の末、大産大を倒した大院大だ。関大と大院大、勝った方がインカレ出場が決まるという、どちらも負けられない大一番の試合となる。明日も笑顔で終わるために、今一度気を引き締め、仲間を信じて挑むのみ。【文/写真:藤井海】

▼川崎主務
「(先週の神医大と天理大との試合結果により、1次リーグでインカレ出場が決まらなかった時の心境)私1人は会場に残って、神医大と天理大の試合を見ていました。神医大が負けてしまったんですけど、神医大が勝ったらインカレに行けるという、他チームに懸かっていることに、もどかしい気持ちがありました。ここまで来られたのも、最初の勝利があったからと思っていたけど、どうしてももどかしさは残っていました。同期のグループラインでみんなと一緒に実況しながら(神医大と天理大の試合を)見ていて、私自身は天理大が勝ったときに落ち込んでしまいました。だけど、その瞬間に同期やチーム全体などいろんなグループラインで、これでみんなで喜べる瞬間が来たというふうに話していました。やっぱりうちのチームは明るくて下がりきらないというか、みんなの切り替え方が上手だし、踏ん張り時に明るくて、関大らしく一致団結できたと思います。だから1人で会場で喜ぶんじゃなくて、みんなで一緒にインカレ決まったことを喜べるんやって思うと、うれしかったです。(1次リーグでは大差をつけられて敗北した同大相手にどのような気持ちで試合に臨んだか)同大は得点をすごく取るチームだし、私個人としても、競ったときにスリーポイントシュートなどで勝ち切る力があるチームだなと思っています。やっぱり接戦になってしまう相手であるのも分かっていたし、その接戦では相手の方が有利なのかなと思ってしまっていました。だけど、関大らしくディフェンスを頑張れば、得点が止まったとしても絶対に大丈夫。うちにはディフェンスがあるし、宗大(=西村)のミドルシュートもあるし、北岡のスリーポイントシュートがあるし、あとは4年生の強い気持ちがあるので。ディフェンスで踏ん張って、得点を少しでも抑えることができたら勝てるというのは信じていたので、本当にその通りのナイスゲームになって、すごくうれしかったです。(次戦の大院大に向けての意気込み)絶対に勝って、インカレを決めます。今日のプレーを見ていたら信頼しかしていないので。チームのことを信じているので。絶対にインカレ行けるって、もはや確信しています」

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