◇ 2024年度関西学生男子リーグ戦第9戦 ◇対関学大◇10月13日◇大阪産業大学
[第1Q]関大12―16関学大
[第2Q]関大14―14関学大
[第3Q]関大15―19関学大
[第4Q]関大12―17関学大
[試合終了]●関大53—66関学大
リーグ戦第9戦は総合関関戦で惜敗した関学大。インカレ出場に向け、勝ちたい相手だ。前半をわずか4点ビハインドで折り返し、後半で追い越したい関大。しかし、相手はスリーポイントを中心に得点を重ねる。思うような試合展開にならず、敗北となった。

ジャンプシュートは関大が制して試合がスタート。佐藤涼真主将(人4)のシュートで先制点を奪うも、すぐさま2点を返される。連携が取れず、関大のミスで相手に攻撃のチャンスを与えてしまう場面も。それでも佐藤主将を筆頭に着実に点を重ねていく。玉造大誠(人4)のカットインや岩本悠太(経3)のフリースローが決まり、第1クオーター(Q)残り2分で12-12と同点に追い付いた。しかし相手に2点を追加され、さらにブザービートも沈められてしまい、4点ビハインドで最初の10分を終えた。

第2Qは西村宗大(経2)のパスから北岡雄斗(人2)がスリーポイントシュートを沈める。第2Q開始早々1点差に。ディフェンスリバウンドを取り、攻撃へ展開するもシュートが決まらない。玉造のスリーポイントシュートで食らいつくが、すぐさま相手のスリーポイントシュートが入る。5点差となった場面で関大がタイムアウトを要求。タイムアウト後は岩本のゴール下シュートと奥村将吾(安全1)のレイアップシュートで勢いに乗る。しかし、再び相手のスリーポイントシュートが決まり、関大はこのQ2回目のタイムアウト。竹内綾哉(政策4)の粘り強いディフェンスで相手のミスを誘う。残り時間わずかで、玉造のレイアップシュートが決まり第1Qと同様の4点差で後半へ。

メンバーを再びスターティングメンバーに戻して始まった第3Q。開始早々一挙6連続得点を挙げられ、試合の流れは相手に傾いた。さらに相手のスリーポイントシュートも決まり、点差を離される。しかし、佐藤主将や西村が連続で点を決めると、相手の勢いは止まり、チームを立て直すことに成功。玉造がドライブで切り込みレイアップを決めると、相手はタイムアウトを要求した。第3Q残り4分、34―41と関学大のリードで試合が再開。直後、玉造がバスケットカウントを受け、冷静にフリースローも沈めた。しかし、ここから相手がスリーポイントシュートを3本連続で決め、点差は12点に開く。第3Q終了間際に西山登馬(商4)と西村が点を決め、8点差で第4Qへ。

最終Qはルーズボールを相手に制され、連続得点を許す。タイムアウトを使い、巻き返しを図るもミスが重なった。徐々に点差を広げられる。それでも佐藤主将のレイアップシュートと倉ノ下大吉(人3)のゴール下シュートで47-56に迫った。速攻で攻めるもなかなかリングにボールが通らない。残り3分過ぎからチームファウルがたまり相手にフリースローを与える場面が多くなる。シュートを狙い果敢に攻め続けるも第4Qで差が開き、勝利とはならなかった。

悔しい敗北が続いている関大男バス。9戦を戦い終え、4勝5敗となった。次戦の相手は2勝7敗中の立命大。インカレへの望みをつなぐべく、今こそチーム一丸となって戦う時だ。総当たりのリーグ戦は残り2試合、何としてでも必ず2連勝をつかんでみせる。【文/写真:藤井海、井藤佳奈】
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