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◇2024年度関西学生秋季リーグ戦最終戦◇10月6日◇対武庫女大◇於・武庫川女子大学

[前半終了]関大11ー13武庫女大
[後半終了]関大7ー15武庫女大
[試合終了]関大18-28武庫女大

秋リーグもいよいよ最終戦。対戦するのは、勝ち点が同じ武庫女大だ。勝てば2位が決まる大一番。しかし、関大の得点源、上川華奈(商3)がけがにより出場できず。また、前半に大黒柱である石坪彩瑛主将(社4)もけがを負ったことで関大の攻撃力が下がってしまい、相手を追いかける展開となった。前半を2点ビハインドで終えると、後半も点差は開くばかり。コートプレイヤーを7人にしてゴールを目指すも、相手の背中を捉えることはできずに敗戦する。秋リーグを春と同様に3位で終えた。

関大ボールで試合が開始。開始早々に素早いパス回しから北川結生(法1)、そして石坪主将へボールが渡りシュートし先制点を獲得した。続いて、石坪主将が7㍍スローも確実に決め連取。このまま点差を引き離していきたいところだが、相手にも連続で得点を許してしまう。一進一退の攻防が続く中で、池田真心都(法2)の好セーブや石坪主将のナイスアシストから小田真子(法3)が追加点を重ねていった。

IMG_3451-200x133 【ハンドボール女子】武庫女大に悔しい敗戦で秋リーグは3位終幕
△小田
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△得点し、喜ぶ選手たち

前半も半分以上が過ぎた頃、関大にとって大きな痛手を負うことになる。相手のシュートから再び逆転を許し、カウンターを仕掛けた関大。石坪主将がシュートを放ったが、惜しくも得点ならず。そして、着地の際に足を痛めてしまい、交代を余儀なくされた。関大の得点源である上川が怪我で試合に出場できない中で、大黒柱である石坪主将の不在。チームは危機的状況に陥った。そして、再び得点されたところで、流れをつかみたい関大はタイムアウトを要求。しかし、再開後も得点ならず。なんとか1点ずつ取り返していくべくシュートまで持って行くが決めきることができない。そんな中、小田のゴールを皮切りに3連取。4点差あったところから一気に1点差まで持ち込んだ。この勢いに乗りたいところだが、相手がタイムアウトを要求し、再開直後に失点。北川の力強いシュートで得点を重ねたが、相手にも得点を許し、11―13で試合を折り返した。

IMG_3424-200x133 【ハンドボール女子】武庫女大に悔しい敗戦で秋リーグは3位終幕
△石坪主将

後半も変わらず相手のペースにのまれたまま試合が進む。4連取されたところで関大はタイムアウトを要求した。しかし、その後もミスが目立ち、思うように試合が進まない。点差がどんどん開いていく状況。相手の背中を捉えるべく、オフェンス時にはゴールキーパー(GK)をベンチに戻し、コートプレイヤーを7人にして相手ゴールに迫った。それでも、パスミスからの失点やGKがいないことでエンプティゴールを狙われ点差が埋まらず。

IMG_3439-1-200x133 【ハンドボール女子】武庫女大に悔しい敗戦で秋リーグは3位終幕
△小嶋彩華(商3)

10点差になったところで関大は最後のタイムアウトを要求した。直後、窪田葵(法2)が相手をフェイントで惑わし巧みなシュートを決める。その後も窪田のゴールで追加点を重ねたが、相手に追いつくことができないまま試合終了。2位争いを制すことはできず、秋季リーグが幕を閉じた。

IMG_3707-200x133 【ハンドボール女子】武庫女大に悔しい敗戦で秋リーグは3位終幕
△窪田

今季、関学大に悲願の勝利を収めたことで見えていた秋リーグ2位。惜しくも最終戦で逃してしまい、結果は3位で幕を下ろす。だが、この秋リーグを通して、苦しい試合展開の中でも勝ちきること、そしてチーム力を向上することができた。残された試合は大舞台のインカレ。このメンバーで少しでも長くハンドボールを続けるために、関大の良さが溢れるプレーで高みを目指す。【文:滝口結月/写真:西村果凜】

▼石坪主将
「(最終戦、率直な感想は)途中で足を捻って最後まで試合に出られず悔しかったですが、代わりに出てくれた子やその他の子たちが必死に頑張って点を取ってくる姿を見てとてもうれしかったです。負けてしまいましたが、この試合やリーグ戦での反省点をインカレに活かして、負けを無駄にしないように頑張ります。(このリーグ戦を通して見つけた課題点、良かった点は)全体の良かった点は、苦しい試合展開の中でも勝ちきれるようになったことです。また、試合ごとにディフェンスが良くなってきている感覚がありました。だからこそ、ディフェンスから速攻で点数が思うように取れなかったことが課題だと改めて感じました。その点と、試合ごとに波がある点をインカレまでに修正していきたいです。(リーグを通して1番印象に残っているシーンや試合は)関学大に勝ったことです。4年間でずっと勝てなくて悔しい思いをしてきたのですが、最後の最後で勝利できて本当にうれしかったです。(リーグ戦を通して自身のプレーを振り返って)正直あまり良くはなくて、周りに迷惑をかけた部分が多かったです。リーグ戦を通して自分の不得意なことや、逆にもっとこうすれば良くなるかもと思えた部分もわかった気がするので4年生として最後まで頑張っていこうと思います。(春リーグと違った点は)秋リーグではけが人が出て、メンバーを変えながら試合に臨むことが多かったため不安要素が多かったです。それは私だけじゃなくて全員だと思うし、代わりに出る人が一番緊張すると思うのですが、仲間同士でカバーし合ってなんとか4位に入ることができました。春リーグと違った点というよりは、本当にチーム力が上がったのではないかなと感じました。(インカレに向けての意気込み)このチームで試合ができる最後の大会なので、勝つことも大事ですがチーム全員で試合を楽しみたいなと思います」

▼小田
「(最終戦、率直な感想は)悔しかったです。春リーグのときに勝った相手だったので、勝ちたかったです。また、彩瑛さん(=石坪主将)や華奈(=上川)の存在の大きさを更に実感させられた試合でした。(最終戦の自身のプレーを振り返って)点数が欲しいときにシュートを外してしまったり、ディフェンスから自分たちの流れが作れなかったところが反省点です。彩瑛さん(=石坪主将)がけがをして大黒柱が居なくなった状況で、もっとチームを引っ張っていけるようなプレーや声掛けができたら良かったなと思います。(秋リーグを通しての感想は)初めて関学大に勝利をすることができてうれしかったですが、2位になれるかもしれないというところまでいってそのチャンスをつかみきれなかったことが悔しかったです。また、全部が全部良かったわけではないですが、同点で終わったり、苦しい試合展開があったけれど勝ちきることができて良かったと思います。私自身、試合によって波があるためそこを一定に出来るように練習をしていかなければいけないなと思います。(インカレに向けて)2年ぶりの出場で、4年生の先輩方と出来る試合が1つでも多くなるようにチームで頑張りたいと思います。また、試合を楽しみ、どの試合でも関大の良さが出るように秋リーグで出た課題を練習していきたいです」

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