Loading Now
×

◇第102回関西学生リーグ後期第5節◇対立命大◇10月9日◇三木総合防災公園陸上競技場

【前半】関大1-0立命大
【後半】関大0-1立命大
【試合終了】関大1-1立命大

スターティングメンバー
GK山田和
DF川島、大西、木邨、吉村瑠
MF村井、宮川、三木仁、真田
FW堀、吉永

前節、大院大と引き分け、中2日で迎えた後期第5節立命大戦。序盤は相手がボールを握り、攻められる展開が続く。しかし、GK山田和季(社3)とDF陣を中心に、ゴールを割らせない。徐々に関大も流れをつかみ、迎えた前半39分。ルーズボールをMF宮川大輝(文1)がダイレクトでシュートし、ゴールネットを揺らした。1点リードで迎えた後半は、守備の時間帯が続く。全員の集中した守りで時間が経過していったが、同43分に同点弾を献上。手痛い引き分けとなった。

9116D47A-92AF-4E46-B155-3FBFCCC54F1CIMG_3991-200x133 【サッカー】またも追いつかれ、手痛い引き分けに
△スターティングメンバー

ピッチ上に強い風が吹く中、相手ボールでキックオフ。前半6分、DF川島功奨(こうすけ=社4)が地面に手をついた際に負傷し、交代を余儀なくされた。DF川島に代え、けがから復帰したDF桑原航太(社2)を投入。序盤は相手がボールを保持しながら試合が進み、自陣での守備の時間帯が続く。その中でも、GK山田和とDF陣を中心に、ゴールを割らせない。

同20分、DF大西志有太(文3)からDF桑原へ展開。MF村井天(経2)との連携から抜け出し、コーナーキック(CK)を獲得した。CKは相手に跳ね返されたものの、ここから関大もチャンスを演出していく。同25分、右サイドでボールを受けたFW堀颯汰(人1)が、左サイドのMF真田蓮司(法2)へ展開。カットインからゴール前に走り込んできた、FW堀とFW吉永陸人(商4)へクロスを上げるが、タイミングは合わなかった。

2F13D954-3A88-4784-9269-6D1E65ACA385IMG_4373-200x133 【サッカー】またも追いつかれ、手痛い引き分けに
△DF桑原

同27分には、前がかりとなった関大の背後を突かれ、相手FWに抜け出される。しかし、DF桑原のカバーが光り、ピンチとはならなかった。緊急出場ではあったが、攻守でその実力を見せつける。同33分には、MF村井とFW堀とのパス交換から抜け出し、ペナルティエリア内へ。シュートを放つが、相手に当たりボールはバーをたたいた。ゴールへと向かう場面が増える中、迎えた同39分。DF吉村瑠晟(経3)が左サイドから自慢のスピードで、相手DFを置き去りに。中へと侵入しクロスを上げるが、相手にブロックされる。そのルーズボールに反応したのはMF宮川。ダイレクトで打たれたシュートは、ゴール右上に吸い込まれ先制点を獲得した。直後にも相手からボールを奪いシュートまで持っていくなど、攻めの姿勢を緩めない。アディショナルタイムはなく、1点リードで前半を終えた。

B03F3B39-B9A7-43CA-8458-7994CD9BB8A5IMG_4076-200x133 【サッカー】またも追いつかれ、手痛い引き分けに
△MF宮川

後半はさらに守備の時間帯が続く試合展開となった。同7分、相手にCKを与える。DF木邨優人主将(政策4)が大きくクリアするも、セカンドボールを拾ったのは立命大。距離がある中でもシュートを打ち、追い風が力を貸しゴールへ一直線にのびる。しかし、ここはGK山田和の正面に飛び、事なきを得た。

うまく攻撃へと転じる事ができず、耐える時間帯が続く。この状況を打開すべく、同22分にFW吉永とMF村井に代え、FW兎澤玲大(法1)とDF和泉圭保(社1)を投入。同34分にも、FW堀とMF宮川に代え、FW日笠蓮康(情1)とMF和田健士朗(人2)をピッチに送り込んだ。すると同37分、MF和田がフリーでボールを受ける。相手GKとDFラインとの間にできたスペースにパスを供給し、反応したのはFW兎澤。だが、頭をかすめ、追加点とはならない。

1A74373C-358B-4BFF-B591-FC5B7DC7B597IMG_4385-200x133 【サッカー】またも追いつかれ、手痛い引き分けに
△MF和田

追加点を奪い試合を決めたいところだったが、試合が終盤に差し掛かった時だった。同43分、右サイドからのクロスをゴール正面で合わせられ、同点弾を献上。残り時間が少ない中で、試合を振り出しに戻された。その後、アディショナルタイムに突入し、セットプレーや背後への抜け出しからチャンスを作ったが、決め切ることはできず。無情にも試合終了の笛が鳴り響き、勝ち点1を分け合った。

前節に続きまたも同点で試合を終えた関大。上位4チームで優勝争いを繰り広げる中、下位チームからの勝ち点の取りこぼしで、一歩後退する形となった。しかし、うつむいている暇などない。日曜日にある3連戦最後の試合で、必ず勝ち点3の獲得へ。正念場で紫紺の戦士たちの力が、今試される。【文/写真:岩口奎心】

▼GK山田和
「(ピンチはあったものの先制できた前半)風があって後ろで対応しにくかったり、押し込まれている時も相手のミスがあったが、全員でしっかり体を張って守れることができて、0に抑えることができた。前もしっかり点を取ってくれて、試合を折り返せたことは良かった。(守る時間が長く終盤に同点弾を献上した後半)後期が始まり何試合か終わって、今日みたいな形で追いつかれて終わるというのが結構あって。自分もDF陣の中でも0で抑えて勝ちたい。そこに対しての気持ちは強くやっていたが、押し込まれる時間が増えてきて、交代で入った選手がもっと気合いを出して自分以外の周りのカバーとか、意欲を出してプレーしてくれたらという部分もある。でも、最後失点してしまったというのは、自分やDF陣がちょっと隙を見せてしまったという部分が絶対にあると思う。そこを改善しないといけない。(風が強い中プレーやコーチングで意識したこと)前半と後半で風がガラッと反対に変わった。前半は追い風で向かってくるボールが止まるから、自分がセンターバックの頭を超えたボールに対して、出ることができるかわからない。ある程度前でプレーしてほしいということは伝えた。後半は伸びてくるから、最悪体を入れてくれたら準備はしておくと伝えて、実際何本かスルーパスに対して出ることができたのもあったから良かったと思う。(優勝争いをする中で下位チームから勝ち点を取りこぼしている)やっぱり悔しいし、失点してしまうことに対してイライラするというか、自分になんでもっとできないのかということを感じる。そこの気持ち悪さはずっとあるが、1点は取ってくれている。そこを守り切らないといけないと思いつつも、チャンスはあるからそこをしっかり決め切ってほしい。特に今日の最後も、ああいう1対1の場面はしっかり決め切ってほしいというのは正直思う部分でもある。でも、後ろが守り切ったらもっと前が楽に攻撃できたりするんかなと思う部分もあったり。ちょっとまだ気持ちの整理ついてないところもあるが、日曜日の試合に向けてしっかり自分と見つめ直して、チームしてしっかりコミュニケーション取ってやっていきたいなと思う」

コメントを送信