◇2024年度全関西大学女子リーグ戦第5戦◇対びわこ大◇9月23日◇大阪教育大学柏原キャンパス
[第1Q]関大15-8びわこ大
[第2Q]関大28-14びわこ大
[第3Q]関大12-20びわこ大
[第4Q]関大12-17びわこ大
[試合終了]○関大67-59びわこ大
リーグ4戦目で昨秋9位の大国大に敗れた関大。優勝への望みをつなぐべく、びわこ大との一戦に挑んだ。第1クオーター(Q)から一気に攻め込むと、第2Q終了時点ではダブルスコア近くまで点差を広げる。打って変わって後半は相手が勢いづくが、前半のリードを守り切って勝利。リーグ4勝目を挙げ、同率2位に浮上した。
第1Qは関大ボールからスタート。互いに先制点を狙うが、最初のチャンスではどちらもシュートが入らず。関大が再びボールを奪うと、パスをつないで塩澤小夏主将(文4)がスリーポイントシュート。これが入り、関大ベンチから歓声が起こった。さらに石井花那(文2)のレイアップ、日高さくら(人3)のジャンプシュートで点差を離していく。後半にやや追い上げられたものの、課題だった最初のQで幸先のいい立ち上がりを見せた。
「一気に突き放しましょう!」という円陣とともに始まった第2Q。最初の点こそ相手に許したが、直後に福井響(政策4)がバスケットカウントを受ける。続けてスリーポイントシュートを決め、川崎真子(人2)もシュートで得点。ここからも関大の勢いは止まらない。日高と西梨花(政策1)のバスケットカウントやフリースローで着実に点を積み重ねていく。このQ終了時点で21点と差を突き放し、試合前半を終えた。
第3Qは福井のフリースローで関大が先に点を取った。しかし、相手も点差を埋めようと積極的にスリーポイントシュートを狙ってくる。関大も見直してきたディフェンスでシュートを防ごうとするが、キックアウトで打たれてしまう場面も。シュートが外れる回数も増え、やや相手に流れが傾く。それでも日高を中心にシュートを沈め、リードを保った状態で試合は最終Qへ。
13点のリードで迎えた第4Q。点差を引き離したいところだったが、開始後から思うように攻撃ができない。パスカットなどから攻撃の起点を作られると、簡単にスリーポイントシュートを許してしまう。さらには相手の応援席からの大声援も飛び、試合のペースは相手に。しかし、関大も負けじと食らいついて連続得点はさせず。試合前半のリードを最後まで守り、67ー59でびわこ大から勝利をつかんだ。
今試合に勝ったことでリーグ戦での勝利は4に。また、首位にいた天理大、流科大がこの日に敗れたことにより、同率2位に浮上した。今週末には1つ目の山場である京先端大戦も控えている。次戦まで残された時間は多くはないが、レベルアップして次も勝利を目指す。【文/写真:中吉由奈】
▼塩澤主将
「(前回負けてからチームで見直したこと)自分たちの出だしが4回連続ちょっと悪い状態で。大国大の時もそうだったんですけど、相手に合わせてしまったり、 自分たちが流れでレイアップにいけたシーンでも前からディフェンスをしていなかったりして、相手に流れを持っていかれていました。シュートを決めた後に前からディフェンスをしたりとか、リバウンド、ルーズボールのところは徹底しようと声かけしました。(前半を振り返って)今日の入りは今までと全然違ってめっちゃ良かったと思っていて。 そこはやっぱり負けて修正してミーティングしてというところで、全員が気持ちを切り替えられたのですごくいいところだったと思います。(後半を振り返って)後半は向こうの方が良かったと思うんですけど、10点差くらいでずっと追いつかれずに済んだのはディフェンスに集中したところだと思っています。自分たちが点を決められない時こそディフェンス、リバウンドを頑張ろうというところとか、最後は気持ちやったなと思います。(円陣でもいつもより気合が入っていた)今まではちょっと緩いところ、爪が甘い部分あったと思うんですけど、そこから気持ちを切り替えて。自分だけじゃなくて他の4年生、3年生とかも意見を発信するようになってから結構気持ちが変わったんじゃないかなと思います。リーグ戦に向けての気持ちもあと6試合続けていきたいなと思います。(次戦への意気込み)来週の2チームはどっちも今勝っていて調子がいい時だと思うんですけど、そこもちゃんと勝ち切って、残りを全勝して優勝したいと思います」
コメントを送信