◇2024年度全関西大学女子リーグ戦第3戦◇対神医大◇9月16日◇大阪大谷大学
[第1Q]関大23-11神医大
[第2Q]関大25-15神医大
[第3Q]関大28-15神医大
[第4Q]関大21-19神医大
[試合終了]○関大97-60神医大
リーグ3戦目は、今年2部に上がってきた神医大と対戦。試合序盤は相手に攻撃を許してしまう時間が続き、点差もあまり開かず。しかし、大屋結芽(商4)の3本のスリーポイントシュートなどで一気に差を引き離すと、試合は完全に関大のペースに。一時はダブルスコアに近い点差をつけるなど、相手を圧倒して勝利を収めた。
相手ボールで始まった第1クオーター(Q)。最初は攻められる時間が続くが、リバウンドを制するとゴール下で待ち構えていた日高さくら(人3)につなぐ。このシュートを沈め、先制点を関大が手にした。塩澤小夏主将(文4)、福井響(政策4)のスリーポイントシュートも決まるが、相手もその間に得点し点差はなかなか開かない。しかし、残り2分となったところでこのQの途中からコートインした大屋がスリーポイントシュートを決めると、そこから5連続得点。関大への流れを一気に手繰り寄せ、最初のQを終えた。
第2Qはメンバーを3人入れ替えてスタート。新島怜侑(りょう=社3)から西梨花(政策1)へとつなぎ、レイアップを沈める。このQでも先に点を奪い、試合の主導権を手にした。さらに西が連続で得点し、バスケットカウントをもらう。ここで相手がタイムアウトを要求したが冷静にフリースローに挑み、2本とも成功。リバウンドも日高を中心に制し、攻撃の手を緩めることなく積極的に攻め続ける。川崎真子(人2)や石井花那(文2)のシュートも決まり、22点差をつけて前半が終了した。
ダブルスコアに近い点差で迎えた第3Qも関大の勢いは止まらない。福井が最初の得点を決めると、そこから4連続で得点。相手に1本シュートを決められるが、東紗希(政策2)のスリーポイントシュートや松木りん(人3)のレイアップで再び点差を引き離す。終盤は交互に点を取り合い、30点のリードを手にして試合は第4Qへ。
第4Qはスターティングメンバ―に1年生全員が名を連ねて挑む。関大ボールから始まると、すぐさま新島がレイアップで得点。井尻や上田花綾(法3)からパスをつないで福井がシュートを沈めると、得点はついに80点台に。このタイミングで相手がタイムアウトを挟むが、再開後も早川のスリーポイントシュートで流れを切らさず。終盤にやや相手に追い上げられるものの、30点以上の差をつけて勝利をつかんだ。
リーグ開幕から3連勝と勢いに乗る関大。今試合では選手全員が出場し、おのおのがコート内で活躍するなど選手層の厚さを見せつけた。しかし、リーグ戦はまだ始まったばかり。「今週末からはこれまでよりもレベルが高い試合になってくる」と塩澤主将も語る。試合展開は徐々に厳しくなっていくことが予想されるが、これからも関大らしさを貫いてひたむきに。全員バスケットで次戦も勝利をつかみに行く。【文/写真:中吉由奈】
▼塩澤主将
「(試合前の声かけ)自分たちのやるべきことをやればちゃんと勝てるチームだったので、相手のペースにのまれずに、ちゃんと自分たちが今までやってきたことを徹底しようというふうに声かけをしました。(試合を振り返って)最初の入りのところで結構相手のペースでやっちゃって、なかなか点差は開けなかったです。でもちゃんと相手の強いところを抑えて、周りがカバーするということをやり始めてから自分たちの流れに持ってけたんじゃないかなと思います。(1年生も多く出場した)それぞれ特徴があって、例えばディフェンスがうまかったり、スリーポイントが上手だったり、中で張ってくれたりというところがあります。お互いの特徴が出せるところがいいところかなと思うので、1年生が思いきりできる環境というのを上級生がうまく作れているんじゃないかなと思います。(次戦への意気込み)今週末からはこれまでの3試合よりもレベルが高い試合になってくると思うので、ターンオーバーだったり自分たちのミスを減らして、相手のミスを誘うようなディフェンスから得点につなげられたらなと思います」
▼早川
「(リーグ戦に挑む心境)自分がきれいにシュートを打ったり、いっぱい得点を取ったりというのはあんまり重点を置いてなくて。それ以外のディフェンスのところとか、ルーズボールとかリバウンドのところが自分の強みだと思っているので、そこを一番頑張りたいなと思ってリーグ戦に臨んでいます。(試合を振り返って)今日の試合は絶対にディフェンスからすると決めていたので、ディフェンスでしっかり足が動いたので、シュートも入ったし良かったかなと思います。(試合中に心がけていること)ナイスプレーした人に絶対ハイタッチと声かけをしに行くこととか、こけた人を支えに行くとか声をかけるのを意識しています。ベンチではとにかく盛り上げること。中が暗くなっちゃったら外が盛り上げないとだめだなと思っているので、1年生という部分もあって、ムードメーカーみたいな感じで声を出そうと思ってます。(次戦への意気込み)西カレでも試合に出させてもらって、その時もしっかりディフェンスからやることができたんですけど、シュートになかなか行けなかったりもしたので、次は焦らずにしっかりディフェンスもするし、オフェンスでもしっかり得点を決めていきたいです」
▼北野ひらり学生コーチ(政策2)
「(3戦目までを振り返って)毎週相手が違うので、練習からその相手に対してのスカウティングだったり、練習で自分たちも相手のプレーを真似したり、そういうところを練習した上で試合をやってきました。できたりできなかったりというのもあったけど、いろんな人の組み合わせで試合ができて、その上で楽しみながら勝てたというのが良かったかなと思います。(1年生も長時間試合に起用した)新チームが始まった時の自分のモットーとして、全員バスケで全員が出て、その中でも全然波がないチームを作りたいなと思って。そのためにも、今後の試合もピンポイントでその1年生の良さを出したいって思っています。ミイ(=早川)とかネオ(=井尻)とかもそれぞれいい味を持っているので、それをどんどん引き出せるように出る回数を増やして、みんながいいところを出せるようにという意図で出しました。(今後に向けての意気込み)それぞれのチームに結構特徴があって攻め方とかがあるんですけど、そこに対してやっぱり初心に戻って1対1からいろんなシチュエーションでもう1回練習をしていきたいと思います」
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