◇第47回総合関関戦◇対関学大◇6月15日◇関西大学千里山キャンパス中央体育館サブアリーナA
[第1試合(男子フルーレ)]
◯関大45ー34関学
①伊藤 5(5)−(4)4 山地
② 保知 9(4)−(6)10 安藤
③ 上村 15(6)−(4)14 辻中
④保知 20(5)−(3)17 山地
⑤伊藤 25(5)−(1) 18 辻中
⑥ 上村 30(5)−(3)21 安藤
⑦保知 35(5)−(4)25 辻中
⑧上村 40(5)−(3)28 山地
⑨伊藤 45(5)−(6)34 安藤
R有働 R小田
[第2試合(女子エペ)]
●関大30−45関学
①木部 3(3)−(5)5 松原
② 山根 7(4)−(2)7 梶田
③ 西田 13(6)−(7)14 楠
④山根 18(5)−(6)20 松原
⑤木部 20(2)−(3) 23 R四元
⑥ 西田 22(2)−(6)29 梶田
⑦山根 24(2)−(6)35 楠
⑧西田 27(3)−(5)40 松原
⑨木部 30(3)−(5)45 梶田
R梶原 R四元
[第3試合(男子エペ)]
◯関大45−42関学
①宮部 5(5)−(5)5 松田
② 遠藤 10(5)−(3)8 西村
③ 上村 14(4)−(7)15 水野
④宮部 16(2)−(5)20 西村
⑤上村 18(2)−(5) 25 松田
⑥ 遠藤 30(12)−(3)28 R菅
⑦上村 35(5)−(2)30 西村
⑧R大東 40(5)−(6)36 水野
⑨遠藤 45(5)−(6)42 松田
R大東 R菅
[第4試合(女子サーブル)]
●関大33−45関学
①池田 1(1)−(5)5 高橋
② 眞正 10(9)−(2)7 松本
③ 石原 11(1)−(8)15 市岡
④池田 16(5)−(5)20 松本
⑤R堀岡 19(3)−(5) 25 高橋
⑥ 眞正 25(6)−(5)30 市岡
⑦石原 28(3)−(5)35 松本
⑧池田 31(3)−(5)40 高橋
⑨眞正 33(2)−(5)45 市岡
R堀岡
[第5試合(男子サーブル)]
●関大36−45関学
①村社 0(0)−(5)5 黒石
② 花光 6(6)−(5)10 川崎
③ 上村 14(8)−(5)15 辻中
④花光 15(1)−(5)20 黒石
⑤村社 15(0)−(5) 25 辻中
⑥ 上村 20(5)−(5)30 川崎
⑦R保知 27(7)−(5)35 辻中
⑧上村 33(6)−(5)40 黒石
⑨村社 36(3)−(5)45 川崎
R保知
男子3戦、女子2戦の計5試合で関関戦の勝敗が決まる。男子はフルーレ、エペで2勝するが、女子は2敗。2戦2勝で迎えた最終戦・男子サーブルで惜しくも白星を逃し、関関戦は敗北となった。
第1試合は、男子フルーレ。トップバッターを務めたのは伊藤真吾主将(人4)。先制されるが、直後にすぐさま取り返す。その後は点の取り合いとなり、5−4で番手を終えた。続いて登場したのは保知純乃介(文2)。一時は9−6とリードするも、連続で失点を喫す。9−10と逆転を許してしまった。3番手は上村明武(社2)。11−14と追い込まれるが、ここから凄まじい集中力を発揮する。一気に4連続で得点し、15−14と再びスコアを返すことに成功した。さらに差を開きたい2巡目は、安定したプレーでバトンをつないでいく。40−28と、余裕を持って迎えたアンカーの伊藤主将。序盤に4連続得点を献上するも、主将の底力で巻き返す。45−34で勝負を決め切り、初戦を白星スタートとした。
第2試合に行なわれたのは、女子エペ。1番手の木部紅華(くれは=政策2)は、流れをつかみ切ることができず3-5で番手を終えた。続く2番手の山根瑠花(環都3)は、相手の様子を見ながら攻撃のタイミングを見計らう。1分が経過したところで動いたのは相手。先制されるが直後にすぐさま取り返し、その後は点の取り合いに。持ち時間3分を全て使い切り、7−7で番手を終えた。3番手は西田美咲(経3)。得意のフレッシュで序盤から得点を量産し、一挙5連続得点する。応援も盛り上がりを見せるが、相手は1部の強豪校。ここから一気に巻き返され、スコアは13−14となった。追いかけたい2巡目は、拮抗(きっこう)した試合展開となる。しかし徐々に差を開かれ、2巡目終了時には22ー29に。その後流れは相手に傾いてしまい、27−40で迎えたアンカーの木部。なんとか食らいつくも、追い上げはそこまで。30−45で敗北を喫したが、強敵を前に健闘を見せた。
第3試合は男子エペ。宮部陽向(社4)から始まった試合は、両者一歩も譲らない点の取り合いに。クードゥブル(両者同時得点)もありながら、5−5で番手を終えた。2番手は遠藤駿斗(安全2)。エペのエースさながら、貫禄のあるプレーを見せる。10−8とリードした。続く3番手は、フルーレでも活躍を見せた上村。序盤に2点を献上し、クードゥブルも含め14−15と逆転を許してしまった。4番手には、リザーブで大東正和(法2)が登場。強敵を前に健闘するも、16−20と差を開かれてしまう。追いかける形を強いられるが、相手に吹いた追い風を止めたのは6番手の遠藤だった。1人で12得点の大活躍。中盤の大事な場面で、30−28と逆転することに成功した。ここから勢いに乗った関大。最後はアンカーの遠藤がしっかりと決め切り、45−42で勝利を果たした。
2戦1敗と王手がかかった第4試合は、女子サーブル。1番手の池田心(社2)は相手の勢いに飲まれ、1−5とリードされる。しかし、2番手の眞正樹理(人1)が積極的な攻めを見せ、大量得点。スコアを7−7まで持ち込むと、そのまま一挙3連取する。10−7と逆転することに成功した。しかし、3番手の石原姫衣(文1)はこの流れに続くことができず。8得点を献上し、11−15と再び逆転を許してしまった。2巡目以降は、サーブルの若きエース・眞正が多く得点するも、差を詰めることができない状況が続く。33−45で敗北を喫し、ここで関関戦勝利を決め切ることはできなかった。
2勝2敗で迎えた運命の最終戦、男子サーブル。トップバッターを務めた村社瑠輝也(人4)は、試合開始早々から相手の勢いに飲まれる。1点も取ることができず、0−5で番手を終えた。2番手に登場したのは花光颯斗(社3)。追いつくことはできなかったものの、6得点の活躍を見せる。6−10で番手が終了した。3番手に登場した上村はきょう3種目目の出場だが、ここでも活躍を見せる。8得点を奪取し、14−15と差を縮めることに成功した。2巡目に入り、上村、保知の若い世代が軸となり得点を重ねるが、相手の勢いが上回る。33−40で、アンカーの村社を迎えた。応援の声も背中を押すが、7点差を埋めることが難しく、36−45で悔しい黒星。あと一歩が届かず、関関戦は敗北となった。
関関戦は惜しくも敗北となってしまったが、勝利が遠かったわけではない。1部強豪の関学大を、あと一歩のところまで追い詰めた。来シーズンから、男女共に1部の舞台で戦う関大フェンシング部。これからも日々の鍛錬に励み、「過去最高」を更新していく。【文:合田七虹/写真:井原郷志、村中望乃】
▼眞正
「(今日の試合を振り返って)今日はサーブルのみの出場でしたが、私が最後回りであるのが分かっていて、そこで点数を取りにいかないといけない部分が多いのも想定していました。最初はうまく流れをもっていくことができましたが、後半から相手の点数の流れになった時に、自分のプレーが出来なくなってしまいました。2試合目は、私が取らないといけない点数でしたが取りきれなくて悔しい思いをしました。最後の試合では自分のプレーというよりかは15本勝負、逆転勝ちをイメージしてやりましたが、相手の流れに乗っていってしまって、自分のペースをつかむことができなかったので凄く悔しい試合でした。(1部の相手と戦って課題や得られた収穫)課題は、スピードや相手を見る力です。そこをもう少し付けて、そこから組み立て方をうまくやっていかないといけないと思いました。また、相手は技以外にもチームが団結している部分があって、そこで1人に頼らずに全員で点数を取っていたので、そういうふうに関大もできるようにしていきたいと思いました。(関カレの目標と意気込み)関カレでは新人戦で優勝することができませんでした。優勝を掲げてそこまでに自分がどういう取り組みをしないといけないのかというのが元になってくるので。ちゃんと目標に向かって、違う大学に練習しに行って、自分自身を見つめ直して、技や新しいことをできるようにしていきたいと思います。」
▼保知
「(フルーレの試合を振り返って)1試合目出た時に逆転されてしまって、焦りがありましたが2試合目からは自分のプレーができました。3試合目も自分の中ではめちゃくちゃいいプレーとは言えなかったですが、悔いはなく自分的には良かったかなと思います。(サーブルを振り返って)思ったよりは全然戦えて、4年生の先輩にも逆転する形で終えれたので、もっと自信がついた試合になったかなと思いました。(1部の相手と戦って課題や得られた収穫)フルーレに関してはあまり好戦できるとは思っていなくて、きつい展開になると思っていましたが、同期の上村とかキャプテンの真吾さん(=伊藤主将)が引っ張ってくれました。自分もいい流れに乗れていい試合ができたかなと思って、来年から自分もサーブルとフルーレをするようになるので、その中でも関学大はサーブルは1部2位なので、頑張っていきたいです。(関カレの目標と意気込み)団体戦は2回戦目にフルーレが同大と当たるので、結構強いですが絶対負ける相手じゃないので、練習を積んで、次にまた立命大とか強い大学が出てくるので勝てるように練習していきたいと思います」
▼上村
「(3種目出たがどうだったか)3種目あって、全部出ました。1種目のフルーレで勢い付けられたと思います。僕の中でも自信のある種目で、心強い仲間がいたのでそこでフェンシング部としての勝利をつかみたかったです。最後、サーブルでミスがあったのが良くなかったなと思います。(最終種目で柱的存在。意識したことは)リーグで多くの種目で出ることはなかったです。練習から交流がある分、お互いに内容が分かっている状態だったので、先輩がこけた分自分が支える立場にならないとって気持ちでやりました。(1部の関学との対戦で得たものは)実際、関学が1部リーグで勝つ種目に勝ち切ったりくらい付いていけた部分は来年の自信につながったと思います」
▼遠藤
「(エペを振り返って)最初の立ち上がりは、攻め方的に苦手な子でした。中盤に点を離された時も、いつもよりガツガツ行けて良かったです。(カンカレについて)昨年は個人で、優勝したので今年も準備をしっかりしたいです。団体戦は自分からどんどん行って、鼓舞して。みんなを勝たせてあげたいです」
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