◇第74回西日本学生選手権大会◇対中京大◇6月6日◇エディオンアリーナ大阪
[第1Q]関大9―29中京大
[第2Q」関大19―21中京大
[第3Q」関大19―30中京大
[第4Q」関大20―31中京大
[試合終了] 関大67—111中京大
西日本学生選手権大会2回戦は中京大と対峙(たいじ)した。東海1部リーグで優勝を果たした強豪との戦い。第1クオーター(Q)から猛攻を浴びる。第2Qでゲームを立て直したかと思われたが、相手の高さを生かした攻守に主導権を奪えない。終始苦しい展開が続き、敗戦となった。
先制点を手にしたのは関大。開始直後に西村宗大(経2)がファールを奪うとフリースローを決めた。序盤は相手の反撃を受けながらも、西村の速攻や倉ノ下大吉(人3)のリバウンドシュートで拮抗(きっこう)した展開に。しかし、中盤はシュートが決まらない時間が続く。徐々に点差が広がっていき、タイムアウトを要求。直後に西村と野村吏希(シス理2)が連続でシュートを決める。息を吹き返したかと思われたが、ことごとくリバウンドを奪われ、突き放された。20点差で第1Qを終える。
何とか差を縮めたい第2Q。竹内綾哉(政策4)のドライブで相手を引き寄せ、北岡雄斗(人2)にパスを送る。ここはしっかり北岡がスリーポイントシュートを沈めた。さらに倉ノ下のパスカットから佐藤涼真主将(人4)へつなぎ得点。後半には玉造大誠(人4)と西村がスリーポイントシュートを決める。前半終了間際には佐藤主将がドリブルで切り込み、シュート。第1Qに比べて失点を抑え、持ちこたえる。
第3Qは序盤から立て続けに失点。それでも西山登馬(商4)のスリーポイントシュートから勢いが増す。佐藤主将の速攻から玉造のジャンプシュート。さらに佐藤主将がスリーポイントシュートを沈めた。これに対して相手はタイムアウトを要求。流れを止められてしまう。直後にバスケットカウントを許し、苦しい展開に。第3Q終盤に、倉ノ下がサイドからスリーポイントを決めたものの、点差はさらに広がった。
最終Qは倉ノ下が連続で得点する。さらに西山、佐藤主将がスリーポイントシュートを沈めた。この試合なかなか決まらなかったスリーポイントシュートがようやく決まりだす。中盤はディフェンスが冴え、失点を阻止。7分を過ぎると関大は選手を大幅に入れ替える。新たにコートに加わった山本晴大(安全1)と奥村将吾(安全1)がいずれもフリースローを2本沈めた。しかし、ゴール下を警戒するあまり外からの攻撃に対応できず。最終Qでも失点を重ね敗北となった。
立ち上がりの失点からリズムをつかめなかった関大。それでも随所でスリーポイントシュートが光る場面もあった。この悔しさを糧に、成長した姿で秋季リーグにつなげる。【文:櫻田真宙/写真:松嶋奈央】
コメントを送信