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初戦を1-0で勝利!

初戦を1-0で勝利!

◇第53回関西学生選手権大会3回戦◇対大公大◇6月8日◇於・関西大学高槻キャンパス第1グラウンド

【前半】関大0ー0大公大
【後半】関大1-0大公大
【試合終了】関大1-0大公大

スターティングメンバー
GK 山田和
DF 上原、黒川、木邨、野田
MF 川島、和田、藤﨑、村井
FW 淺田、兎澤

目指すは2年ぶりの王座奪還。そして、今年も総理大臣杯出場を果たすべく、関西学生選手権大会初戦に挑んだ。関大は3回戦から出場し、3部リーグに位置する大公大と激突。大量得点が予想されたが、前半は試合が動かないまま後半へ。そして、後半22分にFW浅田彗潤(人3)がヘディングで先制点を獲得。1点のリードを保ちながら試合を進め、1-0で4回戦進出を決めた。

リーグ戦とメンバーを大幅に変え、大公大と相まみえた。開始直後から、速い攻撃展開で相手を翻弄(ほんろう)する。DF木邨優人主将(政策4)が縦にロングパスを出し、FW淺田が受けるも、シュートに持ち込めない。その後、左サイドのDF野田康祐(人4)が、中央にいたFW兎澤玲大(法1)にパスを出す。そのままシュートを放ったが、相手GKにブロックされ得点につながらない。スコアは動かないまま、飲水を迎えた。

△DF木邨主将

試合が再開し、再びゴールを目指す。前半39分、直接フリーキックを獲得。キッカーを務めたFW兎澤が放ったボールは、惜しくもポストに直撃する。混戦からFW浅田がボールを奪い、MF和田健士朗(人2)がミドルシュートを打つも、大きく枠外へ。前半終了に近づくにつれ、両サイドから攻撃を仕掛ける場面が増える。しかし、スコアは動かず、0-0のまま前半終了。

△MF和田

メンバー交代なしで後半が開始した。開始早々、ピンチが訪れる。相手のロングスローからゴール前までボールを運ばれるも、DF野田がクリア。立て続けに、相手にシュートまで持ち込まれるが、またしてもDF野田がブロックし、難を逃れた。

△DF野田

同17分、FW兎澤に代わりFW前田龍大(人4)、MF藤﨑琉依(商3)に代わりMF吉永陸人(商4)を投入する。攻撃に変化を加えたいところ。また、同23分、DF野田に代わり、MF宮川大輝(文1)を投入。交代が行われてから数分後に試合が動いた。MF川島功奨(社4)のロングパスをDF木邨が折り返す。そしてFW浅田がヘディングで先制点を獲得した。そのまま飲水を迎える。

△FW淺田

飲水後も果敢にゴールに向かう。MF川島が相手の背後へのロングパスを出し、FW前田が収め、FW淺田につなぐ。ゴール前でFW淺田がシュート。しかし、相手DFにブロックされ追加点とはならない。続けて、ハーフライン付近からDF木邨がDF上原壮(文3)にピンポイントのロングパスを配球し、DF上原が鋭いクロスを上げる。FW前田龍がスルーし、FW浅田が飛び込むが、惜しくも枠外へ。その後も追加点を狙いに行くが、1-0で試合終了のホイッスルが鳴った。

△FW前田龍

いつもとメンバーが違う中でも1点を奪い取り、4回戦進出を決める。日本一をつかむ前に、まずは関西一へ。今回見えた課題と向き合い、勝ち進んでいく。【文/写真:滝口結月】

▼木邨
「(率直な感想は)自分たちはリーグで1位というところもあって、そういう慢心じゃないけど、過信みたいなところから今日は1-0というふうになってしまったので、反省の多い試合だったと思う。(どんな準備をしてきたか)リーグ戦は、大院大との試合でいい形で勝てた。そして、次は関西選手権で、相手のカテゴリーが下というところもあった。そこに合わせるのではなく、自分たちの目標としている日本一に向けて練習しようというところで、みんなに声をかけて今週は取り組んできた。(初戦の入りは)相手も結構自分たちをリスペクトして、結構引いて守ってくるというのはわかっていた。崩す攻撃とかを前半の最初の方からやっていこうという話はしていたけど、うまくいかずに時間が過ぎてしまった。(自身のプレーを振り返って)この試合が今シーズン初スタメンとか、日頃からレギュラーで出ていないという選手が多く出場していた。その中で、 自分はもっと声をかけて周りを動かして、守備とかをしていかないといけないなと感じた。相手のロングボール1本でそのカバーとかに行けずに、ゴールキーパーと1対1とか危険な場面を作られたりもしてしまったので、そういうところはもっと突き詰めて、自分からもっとやっていかないといけないなと思った。(ハーフタイムに話したことは)僕とMF川島の方から、もっと本気でやらないといけないと思うし、自分たちがもっとやっていかないと絶対勝てないというのがあるから。関西1位という結果はあるけど、実質、今日も出ているとか、ベンチに入っているメンバーが直接リーグ戦で勝たせているメンバーではないというのを話し合って。そういうところでもっと目の色変えてやろうというのはハーフタイムのところで話した。(4回戦に向けての意気込み)今日、幸いにも勝って反省することができたので、もっともっと隙のないチームを作る。けが人とかもそろそろ何人か戻ってきたりとかあると思う。全員でしっかり練習のところから、隙をなくしてやっていきたいと思う」

▼山田
「(試合を振り返って)スコアを見て分かるように、やっぱりしんどい戦いだったなというところ。特に後ろとしては、0に終わられて良かったけど、簡単なパスミスとかコミュニケーションミスから攻められる場面というのは多くあった。そういうところを、普段出ていない選手とかに、自分とか優人くん(=DF木邨主将)とかが声をかけながら、試合前とか試合が切れた時とかにコミュニケーションを取って、強く言うだけではなく、具体的な解決案というのをこっちが提示できれば、もっと簡単に試合運びができたかなと思う。(どんな準備をしてきたか)大会になって、対戦相手も1部のリーグとかではない。そういった中で、自分的にはいつも通り、この1週間のサイクルの中で試合なので、なにも意識的に変えることはなかった。逆に自分の中では、こういう相手の、試合の中でチャレンジしようと考えながらやってきた。(いつもとは違うメンバーに対して)やっぱりそれぞれにいいところも弱みとかもあるので、そういったところの理解がまだ浅かったかなというのもある。変わるというのは前日とか前々日とか、練習の中でも分かっていたし、けが人とかが増えている中で、わかっていたこと。もっとそこはしっかりコミュニケーションをとらないといけなかったかなと感じてる。
(後半を振り返って)特に前線は前、前となるし、後ろも前、前となった。そこでのミスとかでネガティブなランが増えたり、後ろ向きに帰ってくるというのが増えていた。もっと自分が落ち着かした、 自分自身も前ってなってすぐつないだりとかしたけど、焦らずもっと1回を丁寧にやったら良かったかなという場面もあった。(4回戦への意気込み)次の相手もまだ分かっていない状態。こんな試合をやっていたらすぐ足元すくわれるというのは、 自分自身もチーム全員も今日感じていることだと思う。どんな相手が来てもそこに向けて1日1日しっかり向き合ってやっていくだけだと思う」

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