◇第76回全日本総合女子選手権大会大阪府予選会◇対大阪トエニーフォー◇5月25日◇於・浜工業公園球技広場
大阪トエニーフォー 000 000=0
関 大 140 002x=7
1(中)清水
2(遊)勝目
3(捕)大塚
4(投)東本
5(三)荒木
6(DP)新屋
7(二)上田
8(一)早坂
9(右)吉田
FP(左)高川
全国につながる第一歩を歩み始めた関大ソフトボール部女子。初戦は社会人のクラブチームである大阪トエニーフォーと対戦した。1回裏に先制点を奪うと、2回裏には一挙4得点。最後は6回裏に清水美苑主将(人4)が二塁打を放ち、勝目結月(人3)がつなぎコールド勝ちを収めた。

1回表、大阪トエニーフォーの攻撃、先発したのは東本結月(人4)。先頭打者を邪飛、続く打者を三飛、空振り三振で三者凡退に抑える。試合開始から安定した投球を披露した。攻めでは、清水主将が四球で出塁すると内野安打と犠打で1死二、三塁のチャンスを演出。東本の二ゴロの間に1点を先制する。

2回表、先頭打者に右前安打を許すも、しっかりと抑え、得点の隙を与えない。2回裏では、上田陽花莉(文2)と早坂千尋(法4)が安打を放ち、1死二、三塁のチャンス。吉田梨乃(人3)の二塁打や相手の失策もあり、この回4得点を挙げる。

勢いそのままにいくと思われたが、チャンスをものにできず、得点にはつながらない。4回表は新屋ひなた(人3)がマウンドへ。先頭打者に二塁打を許すも、続く打者を打ち取り窮地を脱した。4回裏、清水主将が右越三塁打で出塁するも無得点に終わる。

5回表は新屋が難なく抑え、三者凡退。続く5回裏では東本が左安打で出塁すると、代打で桑田倖奈(人1)が入る。走者を進めることに成功したがその後つなぐことができず。出塁するものの得点できない時間が続く。
6回表も新屋が三者凡退に抑え、打者だけでなく、投手としても実力を発揮した。6回裏、中野海咲(人2)の走本塁打で1点を追加。ここで得点したい関大は意地のプレーで清水が二塁打を放つ。続く勝目が右安打で試合終了。7点差をつけ、コールド勝ちを収めた。

東本、新屋が相手に1点も与えない投球、チャンスをものにする攻撃で見事勝利を飾った関大。明日の試合ではどんな姿を見せてくれるだろうか。勝利を目指し戦う姿から目が離せない。【文:速水咲良/写真:貴道ふみ】
▼清水主将
「(今日の試合を振り返って)今日の試合は対戦したことがない社会人のクラブチームということで過去の分析がなく、相手がどのようなチームかわからない状況の中で相手のミスを誘ったり、自分たちのプレーをすることができたので得点につなぐことができたと思います。(得点できなかった時間は)出塁しても残塁することが多かったのが反省で、得点した後に0点が続いてしまいました。それがまだまだ自分たちの課題だと思うので、点差があっても自分たちの役割をそれぞれ果たせるようにならなければならないと思います。(活躍した選手は)今日は投手がとてもよかったと思っていて、先発の東本は春リーグの時からよく抑えてくれているんですけど、2番手の新屋が今まで投げる機会があまりなかった中、緩急をつけてしっかりと抑えてくれました。(次の試合に向けて)明日は相手はまだわからないんですけど、たぶん厳しい試合になると予想されるのでそこで踏ん張ります。春リーグで勝っている相手ではあるので相手のほうが負けないという勢いがあると思うのでそれに負けず、近畿予選につなげられるようにまず1試合勝ちたいと思います」
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