◇第102回関西学生リーグ前期第5節◇対立命大◇5月15日◇於・J-GREEN堺S4◇
【前半】関大2-0立命大
【後半】関大2-1立命大
【試合終了】関大4-1立命大
スターティングメンバー
GK 安田
DF 桑原、髙橋、木邨、和泉
MF 川島、和田、三木仁、真田
FW 淺田、大矢
大阪選手権から中2日で迎えたリーグ第5節。前半開始から関大が主導権を握ると、今季公式戦初スタメンのルーキーDF和泉圭保(社1)が先制点を決める。その1分後には、MF川島功奨(社4)の追加点が決まり、相手を突き離した。後半は相手の時間帯が多く、失点を喫し1点差に迫られる。しかし、途中出場のFW堀颯汰(人1)、FW兎澤玲大(法1)のゴールで勝負あり。3連戦の2試合目も勝利を飾り、首位防衛に成功した。
関大ボールでキックオフ。前半開始からボールを保持し、相手ゴールに迫る。選手間の距離感が近く、少ないタッチで細かくボールを回し、相手を翻弄(ほんろう)。奪われた後の攻守の切り替えが早く、すぐにプレスを掛け、相手に自由を与えない。中2日とは思えない程、プレーにキレが見られる関大。徐々に決定機を演出し、迎えた同34分。コーナーキック(CK)を1度はクリアされるも、セカンドボールを回収し右サイドへ展開する。MF和田健士朗(人2)がクロスを上げ、飛び込んできたDF和泉が頭で合わせ先制に成功。DF和泉は今季公式戦初先発で、初得点も記録した。
関大の猛攻は続く。先制点から1分後、ボールを奪い左サイドへ展開。MF三木仁太(政策3)からパスを受けたFW淺田彗潤(人3)が、得意のドリブルで中へ切り込む。中央に走り込んできたMF川島が受け、すぐさま左足を振り抜きシュート。ゴール右端に吸い込まれ、追加点を獲得した。その後も試合を優位に進めていた関大だったが、同42分。左サイドを崩され、ゴール前にクロスを上げられる。走り込んできた相手に合わされるが、GK安田翔悟(シス理4)のファインセーブでピンチを脱した。2点リードで前半を折り返す。
交代はなく後半が開始した。2点ビハインドの相手がボールを握り、関大のゴールへと迫る。同6分、相手のビルドアップから、背後へのスルーパスでペナルティエリア内へ。しかし、DF髙橋哲也(文2)がスピードを活かし冷静に対応。CKを与えショートコーナーを使われるが、相手が滑り難を逃れた。
その2分後、ショートパスで徐々に攻め上がる相手。右サイドからのクロスを頭で合わせられ失点を喫した。同12分、MF和田に代えMF宮川大輝(文1)を投入する。その5分後、高い位置でボール奪取に成功し、MF三木がシュート。しかし、惜しくも枠を捉えられず3点目とはならなかった。同20分に、FW大矢とFW淺田に代え、FW堀とFW兎澤がピッチイン。1点差と決められれば同点の緊迫した場面が続き、迎えた同26分。FW堀がボールを収め、FW兎澤とのワンツーで抜け出しゴール前へ。相手GKとの1対1を冷静に決め、3点目を獲得。直後、DF和泉に代えDF吉村瑠晟(経3)を、MF真田蓮司(法2)に代えMF村井天(経2)を投入した。またも、2点を追いかけることとなった相手。ボールを保持し関大ゴールへと迫るが、関大の組織的な守備を前にチャンスを作り出せない。迎えた同38分。高い位置でMF村井がプレスを掛けると、ボールを引っ掛けることに成功し、ボールはFW兎澤の元へ。ファーサイドに流し込み、勝負ありの4点目を決めた。その後は無失点に抑え試合終了。リーグ3連勝を飾った。
今試合で今季の公式戦が10試合終了し、9勝1分と負け知らずの関大。次節は伝統の一戦、関関戦だ。21年度の前期リーグでの勝利以降、関学大に対し白星を挙げられていない。宿敵・関学大は、勝ち点1差で関大を追いかけている。意地とプライドがぶつかり合う、絶対に負けられない一戦。明石の地で、勝利を誓う。【文/写真:岩口奎心】
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