◇第74回西日本学生新人選手権大会◇5月11日◇堺市大浜相撲場◇
【団体リーグ】
[1回戦]
●先鋒 不戦敗
●中堅 大山 寄り倒し
○大将 山之内上手出し投げ
●関大1-2龍谷大
[2回戦]
●先鋒 不戦敗
●中堅 大山 押し出し
●大将 山之内寄り切り
●関大0-3九情大
[3回戦]
●先鋒 不戦敗
●中堅 大山 押し出し
○大将 山之内不戦勝
●関大1-2立命大
[4回戦]
●先鋒 不戦敗
●中堅 大山 上手投げ
●大将 山之内吊り出し
●関大0-3朝日大
[5回戦]
●先鋒 不戦敗
●中堅 大山 押し出し
●大将 山之内不戦勝
○関大2-1関学大
[7回戦]
●先鋒 不戦敗
●中堅 大山 引き落とし
●大将 山之内引き落とし
●関大0-3金学大
[8回戦]
●先鋒 不戦敗
●中堅 大山 寄り切り
●大将 山之内突き落とし
●関大0-3近畿大
[9回戦]
●先鋒 不戦敗
○中堅 大山 足取り
●大将 山之内寄り切り
●関大1-2愛学大
【個人トーナメント戦】
[1回戦]
○大山 寄り切り
●山之内押し出し
[2回戦]
●大山 寄り倒し
快晴の下、第74回西日本学生新人選手権大会が行われた。大会は団体リーグから幕を開ける。関大からは2名が出場し、昨年度参加できなかった団体リーグに参加。しかし、2名での出場であるため、中堅と大将がどちらも勝たなければ白星をあげられない。不利な状況が続く中、1勝をあげ団体リーグ8位となった。
1~4回戦までは負けが続く。そんななかでも、山之内大聖(文1)が小柄な体ながらに粘り勝ちを見せたり、時には、「はっけよい」という声が4回続くほどの接戦を制した。しかし、不戦敗という枷が関大に白星を与えない。今大会初白星となったのは5回戦。両校2名での戦いとなったため、中堅の大山蓮斗(人1)に勝利がかかった。大山の強い押し出しが相手を場外に追いやり勝負あり。ここから連勝を続けたいところだ。しかし、1試合空いた7戦目。連勝をと気持ちを高めたが、どちらも引き落としをかけられ敗戦となる。続く8戦目も白星を挙げられない。団体戦9戦目、有終の美を飾りたい気持ちで挑んだ。中堅の大山はお互いが押し合う接戦が繰り広げられる。そして、接戦を制した。大将の山之内は体格の大きい相手に打ち勝つために、合図が鳴ったと同時に足を目がける。粘りを見せたが、勝利を収めることができず、団体戦が幕を閉じた。


続いて行われた個人トーナメント戦。1試合目には大山が出場した。相手を寄り切り、2回戦進出を果たす。7試合目には、山之内が土俵に上がった。しかし、相手に押し出されてしまい敗戦。2回戦に出場した大山は、相手に寄り倒され、3回戦への道を阻まれる。山之内は1回戦敗退、大山は2回戦敗退で個人トーナメント戦が終了した。

2人というハンデを負いながらも、最後まで戦い抜いた2人の新人選手。悔しさが残るが、西日本大会まであと1ヶ月を切っている。次こそは、と勝利を誓い歩んでいく2人が輝きを放つのは、そう遠くない。【文/写真:滝口結月】
▼大山
「(今大会への意気込みは)全員同級生なので、絶対勝つという気持ちでやっていたんですけど、負けてしまいました。(団体リーグ9戦目を振り返って)9戦目まで全然勝つことができなかったので、最後くらいはしっかり勝って、活躍したいなと、気持ちを改めて挑みました!(大きい相手に勝つために意識していることは)身長差とか体重とか関係なく、技で勝って、その場を盛り上げようと思いました。(得意技は)出し投げにしておきます。(個人トーナメント戦を振り返って)個人戦は、やっぱり、団体戦でも全然勝てなかったので、絶対に勝ってだんだんといい順位を目指していこうと思って、取り組みました。(自身の強みは)瞬発のある出足です。(次の大会に向けての意気込みは)全勝して、チームの主役になれるように頑張ります」
▼山之内
「(今大会への意気込みは)先日の大会で勝てなくて悔しい思いをしたので、今回の大会では、とりあえず大きい相手に勝てるように頑張って練習してきました。(大きい相手に勝つために意識していることは)とりあえず動くことと、相手の下に潜ることとか、足を取って相手の体制を崩して押したり、そのまま倒したりすることが小さい体の人がすることで、それを意識してやっています。(団体リーグ9戦目を振り返って)最後の試合は、前の試合で足取りとかをしまくっていて、多分バレていたと思うので。とりあえず頑張っていなしていなして、その後どうにかできたらいいなと思って全力で挑みました。(個人トーナメント戦を振り返って)ここ(堺市大浜相撲場)の会場が初めてで、土俵の感覚があまりつかめていなくて、それが少し悔しくて。次ここの会場で試合がある時は、ちゃんと感覚をつかんで試合に挑みたいと思います。(次の大会の意気込みは)坂本先輩(=坂本明優(社4))がもう相撲ができない体になってしまっていて、3年のもりなおさん(=森直輝(シス理3))も、まだ試合出られるか分からないので、あとは自分しかいないので。あと1ヶ月ないけど、頑張ってトレーニングをして、体を大きくして、西日本の大会で活躍できるように頑張りたいと思います」
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