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◇2020NHK杯国際フィギュアスケート競技大会◇11月28日◇東和薬品ラクタブドーム◇

【男子フリー】
8位 木科雄登 124.90
9位 三宅星南 111.16

【男子最終結果】
7位 木科雄登 199.34
9位 三宅星南 185.50

昨日開幕したNHK杯。およそ3000人の観客たちが見守る中、フリーの競技が行われた。関大のルーキーたちはこの日も攻めの演技を披露。悔しさの残る結果とはなったが、その名を全国にとどろかせた。

三宅星南(情1)は第1グループに登場し、落ち着いた表情でリンクイン。出だしから、スピードに乗った滑りをみせる。冒頭に組み込んだ大技の4回転サルコーは、回りきれずに転倒。その後のトリプルアクセルも、回転が抜けてしまいシングルに。

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△三宅


グループの中での最終滑走ということもあり、ジャンプの調子を取り戻せないまま演技が進む。それでも、軸のぶれないスピンや、丁寧なエッジワークで踏むステップで魅了。ミスが多発してしまったことで、中盤で焦りの色が見えた場面も見られたものの、他の要素でしっかりとカバーし最後まで滑り切った。

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△三宅


演技終了後は悔しそうな表情を浮かべ、リンクを後にした三宅。3度の転倒による減点が大きく響き点数は伸び悩んだ。総合得点185.50で、9位と苦い結果に終わった。

一方、木科雄登(安全1)は第2グループのトップバッターとして登場。名前をコールされると、濱田美栄コーチとグータッチを交わしてスタート位置へとついた。
「ラプソディーインブルー」の曲に合わせ演技が始まる。最初のトリプルアクセル+2回転トーループを、幅と高さともに申し分のない質で着氷。続く3回転ルッツも決め、会場を引き込んでいく。回転速度の落ちないスピン、軽やかで伸びのあるステップシークエンスでもみせる。

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△木科


しかし、その後のジャンプでは、回転が抜けてしまったり、ステップアウトしてしまったりとタイミングが噛み合わない場面が目立ってしまう。終盤で細かなミスは出てしまったものの、終始豊かな表情で演技を披露した木科。終了後は、舌を出すしぐさを見せた。結果は199.34で7位となった。

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△木科

1年生ながら、数々の試合で成績を残してきた2人。今大会での悔しさを糧にまた練習に励む。関大に現れたルーキーたちは、全日本という大舞台で悔しさを晴らしてくれるに違いない。【文:竹中杏有果/写真:アフロ/JFS】

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