◇第67回関西学生リーグ戦1部A上位戦2戦目◇対関学大◇11月14日◇尼崎スポーツの森
[第1P]関大2-1関学大
[第2P]関大3-0関学大
[第3P]関大5-0関学大
[試合終了]関大10-1関学大
1部A上位戦2戦目は関学大と対戦。前試合で予選リーグ1位の同大を倒し、勢いに乗っている相手だ。しかし、それをものともせず、10得点。関大の強さを見せつける試合となった。


序盤から関大が主導権を握り、試合を展開。FW嶋野瑛心(文1)がゴール裏から回り込んだり、FWロウラー和輝(商4)、FW根本慎太郎(情1)がゴール正面で待機し、パックを押し込もうとしたりと、攻撃を重ねる。しかし、ネットを揺らすことはできなかった。
その後、6分には反則によりキルプレー(数的不利な状況)に。関学大はチャンスをものにしようと攻めてくるが、得点は与えない。さらに、ピンチをチャンスに変え、FW泉大我(人2)が自らパックを運び、シュートを放つ。パックはゴールへと吸い込まれ、先制ゴールを決めた。

そして、13分にFWロウラーも得点を奪う。相手ゴーリーのレッグパッドに当たり跳ね返ってきたパックを再びシュート。冷静にゴールを決め、関大に2点目をもたらした。

2-0のリードを保ったまま、第1ピリオド(P)を終えたいところ。しかし、16分に失点を喫する。主導権を完全に渡すことはなかったが、2-1で第1Pを終えた。
第2P44秒、FW佐々木隆弥(情2)がゴールで会場を魅了した。左サイドから相手ディフェンスを交わしながらパックを運ぶ。角度のないところからシュートを放ち、得点を奪った。さらに、FW佐々木隆は9分にもゴールを決める。13分にはFW根本も追加点を挙げ、5-1とリードを広げた。



4点差で迎えた第3Pは関大の攻撃が炸裂。まず、パワープレー(数的有利な状況)を生かし、FWロウラーが得点を奪う。続いて5分、FW佐々木隆がこの試合で3点目となるゴールを決め7-1となる。しかし、関大の勢いは止まらず、FW泉、FWロウラーが1点ずつを追加。勝利への道を着実に歩んでいった。


残り10分で、GK石田龍之進(経3)に代わりGK米山陸(商2)がリンクに上がる。左サイドからシュートを打たれるも、しっかりとグローブの中に収めた。そして、15分、FW高橋佑萌(人3)が1点を加え、10-1で試合終了となった。


次戦はついに同大との最終戦。予選リーグでは敗北しているが、負けっぱなしではいられない。悔しさを胸に刻み、優勝を懸けた大一番に臨む。【文:遠藤菜美香、写真:上田紫央里、遠藤菜美香】

▼高橋
「ここ数試合は脚もよく動き、とても調子がいい。2試合連続ゴールに関しては同じセットの泉と佐々木隆弥のアシストがあっての事もあるし、ゴールに向かう事やシュートをどんどん打ってく事などを練習からチーム全体として意識してる事も結果に繋がっていると思う。意識している事はゴールに向かう姿勢や得点に繋がるように脚を動かすことを意識してプレーしている。同志社は、前回負けてしまっている相手でもあるし、今シーズン最後の試合でもあると思うので全力でプレーして勝てるように頑張るので応援よろしくお願いします」
▼根本
「調子はあまり良くなかったですが、前戦で関学が同志社にシャットアウトゲームをして波に乗っていたので、1ピリの失点後のシフトは特にハードワークして相手に自由を与えないようにプレーした。ゴールを決めた時はゴール前で2on1の形が出来ていたので、敢えてロウラーさんから離れてスペースを作ったら、そこにパスをくれて決めることができました。予選リーグでは自分のゴールで同点にしたもののその後すぐに突き放されるという屈辱を受けたので、リベンジマッチと優勝決定戦という最高の組み合わせだと思うので1ピリでゲームを決めてしまうくらいの勢いでスタートから自分らしくガツガツ相手に当たってチャンスを作っていきたいです」
▼佐々木隆
「立命戦よりは足を動かすことができ調子は良かったですが、自分のセットで失点してしまったりなど守りの部分での課題が多かった。ビデオミーティングで言われたことを意識してプレーしていたからハットトリックが達成できたと思う。同志社は前回負けている相手であり今シーズン最後の試合なので、今シーズンで最高のプレーをするためにしっかり準備をし、無失点で圧倒的に勝ちたいです」
▼泉
「調子は良かったといえないです。次の同志社戦につながるようにとおもっていた。2セット目の良さは速いフォアチェックで相手からパックを取って攻撃につなげられるところだと思う。前回負けてしまったので有終の美を飾れるように頑張りたいです」
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