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◇2020年度全日本スポーツ選手権大会第67回男子総合第33回女子総合◇11月14・15日◇能勢町国体記念スポーツセンター

[10㍍AR男女立射60発競技]

男子団体 1822.7 5位

内原隆之介(商1)611.7

大井将揮(文3)607.4

寺田芳紀(法4)603.6

女子団体 1845.1 3位

中村実佑(法2)619.9

佐々木梨乃(経1)618.6

辻川響き(法3)606.6

高並華鈴(人1)609.0

栗林悠那(安全1)607.7

米田積昌(政策4)593.9

髙橋優奈(経4) 589.4

北川玄(法2)583.5

飯坂太輔(シス理3)581.4

藤田龍臣(化生3)577.9

共田怜央(化生2)576.7

向井辰海(法2)570.1

川床竜生(経4)565.7

久井沙織(法3)540.6

AR女子団体 1845.1 3位

[50㍍SB男女3姿勢60発競技]

男子団体 1566 8位

寺田 526

川床 526

藤田 514

女子団体 1661 7位

佐々木 559

中村 554

髙橋 548

辻川 549

[50㍍SB男女伏射60発競技]

辻川 590.0

川床 583.3

寺田 571.0

中村 548.9

[10㍍AP女子60発競技]

 宮﨑環(安全2)537

成山奈々子(経1)517

[総合団体]

女子総合 3506.1 5位

今年は遠隔開催となった今大会。男女共に総合団体を組むことができ、一層気合が入った。その結果、AR男子は5位、SB男子は8位、AR女子は3位、SB女子7位、AR、SBの合計点で競う女子総合では5位と大健闘した。


女子ARレギュラーメンバーとして辻川、中村、佐々木が出場した。辻川は、秋関ではAR女子レギュラーメンバーではなかったが、今大会ではレギュラーメンバーに。第1シリーズで104点を記録し、このまま波に乗ると思われたが、第2シリーズでは一転して99点に落ち込む。以降はなんとか盛り返したものの、本調子とはならず。合計点600点台は死守した。

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△辻川

中村は、第1〜5シリーズでは安定して100点台を取り続けるが、第6シリーズの9発目で8.9点を出してしまう痛恨のミス。1位の620点から僅か0.1点差で個人2位と、悔しさの残る結果となった。

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△中村

佐々木は、前日の公開練習で621点の自己新記録を更新し、いいコンディションで迎えた。全シリーズで100点台をキープ。前日超えとはならなかったが、好成績を残し、7位となった。

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△佐々木

男子ARレギュラーメンバーは、寺田、大井、内原が出場。初日に出場したのは内原だった。内原も全シリーズで100点台をキープし、翌日につなげるいい射撃を見せ、個人では17位となった。

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△内原

日曜日は寺田、大井が出場。寺田は、滑り出しは順調だったが、ラストスパートの55発目以降、思うように打てず。しかし、60発目で見事10.8点を出し、第6シリーズも100点に乗せることができた。大井も、全シリーズで100点台をキープし、危なげなく試合を終えた。

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△寺田
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△大井


土曜日に行われたSB男子は、風の影響で思うように打てず、苦戦を強いた。中でも寺田は伏射で何度も首を傾げる場面を見せた。合計点は526点と、前回の秋関よりもわずか6点下回る結果となった。しかし、藤田が自己ベストを大幅に更新し、SB男子総合点では秋関より25点上回った。

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△藤田

日曜日に行われたSB女子は、髙橋、中村、佐々木がレギュラーとして出場。3人とも自己ベストを更新し、秋関から大きな成長を見せた。

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△髙橋

今大会で、4年生は引退となった。この1年の躍進を糧に、来年はさらに進化した射撃部が見られるに違いない。【文/写真:坂井瑠那】

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△(左から)川床、髙橋、米田、寺田

▼辻川

「途中すごく緊張してしまって、思った点数は出なかったが、足を引っ張らない程度の点数にはなったかなとは思う。レギュラーはプレッシャー。秋関でレギュラーだった高並と交代で入っているので、あの子よりもいい点数打ったほうがいいなと思った。結局3点差くらいで負けちゃった。最初が104点でいい出だしだったが、次のシリーズでこけちゃったのでそこが良くなかった。10点満点中6点くらい。会場の雰囲気に飲まれる感じがしていて、試射の時はそこそこ調子良く打っていたが、本番となると空気が変わる。すぐあがってしまうのでメンタル面も改善しなければいけない。後は、寒くて指先が悴んでなかなか打てなかったので、次は寒さ対策もしなければいけない。(来年度に向けて)すごく強い下級生が多く、来年も強い子が入ってくるらしいので、負けないようにレギュラーの座を勝ち取りに行こうと思う」
▼中村「はじめの方はいつも通りな感じでいけた。でも、心の緩みというか、当たっているなという時に大きく外したりしたところが良くなかった。後半になるにつれてもっと頑張らな、と思った。自分ならいけるいける、と励ましながらしたら打てるようになった。残り3発でサイトが緩んでいることに気付いて閉めたら外してしまって、最後の1発はサイトを合わせたら深く打てた。秋関での課題となった事前準備は今回はバッチリできたのでその点では良かった。(来年度に向けて)後輩も入ってくるし、もっとちゃんとしないといけない。練習量をもっと増やして尊敬されるような先輩になれるくらいの点数を打ちたい。来年も頑張る」
▼佐々木

「今日は初めて1年生でインカレに出て、緊張はした。でも崩れそうになった時も元の調子に戻して打ち切れたので良かった。女子ARレギュラーの中で最後の射座だったので、上手な先輩がいる団体で、自分が迷惑をかけたらどうしようと考えてしまったが、考え過ぎないように、自分の射撃ができるように頑張ろうと思った。さらに練習で621点の高得点を出したこともプレッシャーになったが乗り越えることができた。(来年に向けて)嫌な想像をしてしまった時があったので、そういう気持ちをコントロール出来たらいいなと思う。今年の点数もそうだが、自分のしたい射撃が来年はできたらいいなと思う。今年も崩れるとかはなかったが、気持ちが弱いなと思う面があった。最終弾とかを外してしまうことが多かったのでそういうことがなくなるようにしたい」


▼髙橋主将

「ずっと部活絶対辞めようと思って過ごしていたが、同期に支えてもらって続けることができた。4年生になった時にこういう部活にしたいな、という話を同期として、部活を続けていこうと思えた。頑張る方向を変えてみたことが、4年間続けられてきた理由だし、同期のみんなには感謝しかない。他にも、カイザーズの友達がいっぱい出来て、その子たちもも頑張っているから弱音吐いていたらダメだなと。出来た友達が、目標をもって頑張っている友達だったから私も頑張ろうと思えた。射撃の競技は、高校生の時よりも成績は低いし、抜け出さない闇に入ってしまったけど、射撃ではなく、周りのみんなが良かったから続けられたし、最後の試合も笑顔で終わることができた。(今年度に関して)後悔はない。この1年は例年よりも活動は無かったが、部員みんなが練習できていないのが嫌だなと思ってくれたから、練習が再開したときには、みんながやる気だったし、自主練もしてくれて、部としての成績もグンと伸びた。コロナの期間があったからこそだんだんと強くなってきたなと感じる。この期間はいろんなことを考えることができたし、私にとってもありがたい期間だった。(最後の試合について)高校3年生の最後の試合で負けてしまって、順位が1個上がったら国体に出場できたが、成績足らずで出場できなかった。悔しい思いがあったから、大学でも射撃を続けようと思った。絶対にそんな感じにはなりたくないし、この4年で射撃は辞めると決めていた。全盛期の点数は出なくても、自分が納得出来る点数で、悔いが残らない程度に最後打ち切れたらいいなと思った。点数は全然良くないけれど、良いところがいっぱいあったし、SBも調子が悪かった割には秋関よりも良い結果だったので、この1ヶ月練習をしてきた甲斐があった。高校、大学と7年間続けた射撃は、最後の全体練習だ、とか許可を経てやるスポーツだから、あれだけ必死に許可を経てきたなあと思うと寂しい気持ちがある。(来年度に向けて)女子は全員強いし、男子も来年2人入ってくれるので、全体のレベルも底上げされると思う。もう一度総合団体で優勝できるレベルにはたどり着くと思うから、どんな時も周りを、仲間を信じて切磋琢磨しながら、連帯感の強い射撃部になっていって欲しい」

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