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◇2020関西学生リーグDiv.1第2節◇対立命大◇11月8日◇於・王子スタジアム◇

【第1Q】関大0-0立命大
【第2Q】関大6-14立命大
【第3Q】関大0-10立命大
【第4Q】関大8-0立命大
【試合終了】関大14-24京大

昨年は劇的勝利を飾った立命大戦だけに、悔しい結果となった。先制タッチダウン(TD)を決めるものの、以降は流れが完璧に立命大に。第4クオーター(Q)で追加点を奪うが、逆転とはならず。10点差で試合が終了した。

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立命大のキックオフで試合がスタート。第1Qは、拮抗(きっこう)した試合展開を見せ、両校ともに得点を得られず。第2Qでは、最初の攻撃シリーズ。QB渡邊貴信(シス理4)からWR渡邉大介(法4)へのロングパスが通り1stダウン獲得。その後はランでゲインするが、3rdダウン地点で1stダウン獲得には至らず。4thダウンでギャンブルを選択し、WR杉浦悠斗(情2)がランで見事成功。その後、QB渡邊からWR桑田理介(経4)へ17㍎のパスが決まり先制TDを決めた。しかし、トライ・フォー・ポイント(TFP)のキックでミス。追加点とはならなかった。その直後の守備シリーズでは反則を誘われ、関大ディフェンスに5㍎の罰退。この罰退が試合の流れを大きく変えることとなった。立命大に1stダウン獲得を許し、そのままTD。TFPのキックも成功し、早くも逆転を許した。その後、もう1TDを決められたことにより8点差をつけられ、前半終了を迎えた。

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△QB渡邊


第3Qは、関大から攻撃がスタート。パスが思うように通らず、まもなく攻撃権を立命大に渡す。その後の守備シリーズでは、相手もパスを取りこぼし、攻撃権が再び関大に渡る。なんとか流れをつかみたい場面だったが、QB渡邊の投げたボールが相手DBの元へ。インターセプトから、そのまま49㍎走り抜かれTD。さらに残りわずかでダメ押しのフィールドゴール(FG)を決められる。
続く第4Qでは、QB渡邊からRB前川真司(経3)、RB柳井竜太郎(社2)WR増南繁哉(経2)へのパスで順調にダウンを更新。最後はWR桑田へのパスが通りTDに成功。TFPでもパスでWR桑田がボールをエンドゾーンまで持ち込み、2点を追加した。しかし、逆転には至らず。そのまま試合が終了した。

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△WR桑田(左)とWR増南

今季はトーナメント方式のため、学生日本一への道は断たれたが、まだ3位決定戦が残っている。試合は約1カ月後。この悔しさをバネに、さらなる進化を遂げた関大KAISERSが見られるに違いない。【文:坂井瑠那/写真:長尾洋祐】

▼磯和雅敏監督
「もちろん行けるところでは色々チャレンジしてみた。FGの体形からプレーをしてみたりして、先制点は取れた。でも、第2Qでゴール前で反則したりとか、第3QでインターセプトリターンTDされたりとかで想定外のミスでやられた形となった。ミスが出るイコール我々の力なので仕方がない。オフェンスに関しては思ってたよりできたかなとは思う。それだけに悔しい。(WR桑田に関して)前回けがで出れなくて。今日も万全というより、無理をしている部分はあったとは思うが、今シーズン最初の試合なので思い切り楽しんで試合をする様にという話はしていた。彼自身は思い切りやってくれたと思う」

▼DB坊農賢吾主将(社4)
「自分たちでは、(ミスを)減らすのではなくゼロを心がけて練習をしていた。肝心な場面でゴール前オフサイドがあったり、インターセプトリターンTDがあったり、そこで自分たちがいつも通りやっていることをできていれば結果が変わってきたと思う。4年生はもう立命大と戦うことはないが、下級生は、立命大相手に通用する部分であったり、ミスを減らしたら、手の届くと相手だと中に入っている選手たちは実感できたと思う。ミスをゼロにすると言ってもどこかのタイミングでビックプレーが必要になってくる。それが今日は立命大のディフェンスに生まれた。拮抗(きっこう)している試合こそ流れを変える選手が必要となる。来年からもそこを意識していってほしい」

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