令和4年度関西六大学連盟秋季リーグ第1節◇対立命大2回戦◇9月22日◇南港中央野球場◇
立命大 023 300 0=8
関 大 903 040 X=16
(関)山本倖、松尾、田治―福永
(立)池田、西島―吉村
1 (二)藤澤
2(三)日高
3(遊)福留
4(指)山本遼
5(捕)福永
6(一)磯崎
7(左)林
8(右)木下
9(中)加藤
先発 山本倖
コールド負けを喫した1回戦。気持ちを切り替えて挑んだ2回戦は初回から打線が爆発し、9得点を挙げる。投手陣が立命大打線に捕まることもあったが、圧倒的な攻撃力でコールド勝ちを収めた。

先発の山本倖輝(安全3)は初回、三者凡退に抑える完璧な立ち上がりを見せる。

その裏、関大は打者一巡の猛攻を見せた。先頭の藤澤駿平(政策2)が3球目を真っ直ぐ弾き返して出塁すると、日高涼汰(経2)が左二塁打を放っていきなり二、三塁に。このチャンスに福留涼平(商2)が打席に立つと、適時右安打で先制点を奪う。



山本遼太郎(文3)が四球で出塁すると、続く福永翔太(社2)が外野手の頭を越す大きな打球を放つ。磯崎正太郎(文3)も冷静にボールを選び、さらにチャンス拡大。無死満塁から林風太(商3)の中安打で1点、続く木下立清(りゅうせい=人1)の中安打で5点目を獲得する。





それでも止まらない関大打線は、藤澤の右二塁打で2点を入れる。先発投手を引きずり下ろすが、2番手投手からも日高の犠飛、福留の中安打で追加点を獲得し、初回でいきなり9点を奪った。
一方の山本倖は四球からピンチを招いてしまい、3回までで5失点。点差は4に縮められたが、3回裏には木下の四球、加藤陽也主将(人3)の内野安打から日高の適時打、山本遼の安打で3点を奪い、再びリードを広げた。

しかし4回、立命大の反撃を食らい、松尾尚矢(経3)がマウンドに上がる。最初の打者からは三振をとるが、流れを止め切ることができず。だが、次にマウンドを託された田治健太郎(経3)は、三振を奪ってしっかりと抑え、4回を終えて12-8とする。


5回裏、またしても打線がつながる。藤澤、日高、福留が連続安打で出塁すると、4番・山本遼に打席が回る。流した打球は大きく飛び、これが走者一掃の適時三塁打に。さらに福永も1点を追加し、4点を奪った。

その後田治は大きなピンチを迎えることなく、安定した投球を披露。最後はライナーゲッツーでコールド勝ちを決めた。
スタメン全員が安打を放ち、チーム17安打と強打線を見せつけた。今季1勝目の流れに乗り、次節でも打ち勝つ。【文/写真:上田紫央里】
▼山本遼
「(試合を振り返って)昨日は流れ的に悪かったんで、初回の守備を意識していて、そこを0に抑えてからの攻撃で9点とれたんで、いい試合でした。(どんな気持ちで挑んだか)昨日の試合が終わったあとに切り替えようっていう話と、昨日の負けはしょうがなくないから、反省はしっかりして挑みました。(5回の打席について)3番バッターが打って満塁になって、ちょっと流れが空いていきかけたなと思ったんですけど、自分が4番なんで、しっかり流れをもってこようと思って打席に入りました。(調子について)試合になったらいつも力んでしまうんで、今日は力まずやっていこうと思ってました。今日は打線の流れがよかったんで、なんとか打てました。(良かった点)3番手の田治が満塁のピンチを救ってくれたり、最後の2イニングもしっかり抑えてくれたので、流れも良かったと思います。(意気込み)次は同大で強い相手なんで、そこで2連勝して勢いに乗ってリーグ優勝したいと思います」
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