◇令和4年度関西学生リーグ戦◇エペ男子1部◇5月13・14日◇滋賀県立体育館◇
[1試合目]
●関大38ー45朝日大
①田中 2(2)ー(5) 5 相内
②細見 4(2)ー(4) 9 佐藤
③澁谷 6(2)ー(4)13 品川
④細見 12(6)ー(2)15 相内
⑤田中 19(7)ー(1)16 品川
⑥澁谷 25(6)ー(12)28 佐藤
⑦細見 27(2)ー(2)30 品川
⑧澁谷 34(7)ー(10)40 相内
⑨田中 38(4)ー(5)45 佐藤
R宮部 R松岡
[2試合目]
同大45ー37関大●
①宮川 5(5)ー(3) 3 澁谷
②西村 9(4)ー(7)10 田中
③古橋 15(6)ー(1)11 細見
④西村 20(5)ー(2)13 澁谷
⑤宮川 24(4)ー(3)16 細見
⑥古橋 28(4)ー(5)21 田中
⑦西村 32(4)ー(4)25 細見
⑧古橋 37(5)ー(4)29 澁谷
⑨宮川 45(8)ー(8)37 田中
R税所 R宮部
[3試合目]
愛知工大45ー33関大●
①濱中 5(5)ー(5) 5 澁谷
②土井 8(3)ー(5)10 田中
③山代屋 15(7)ー(3)13 細見
④土井 20(5)ー(2)15 澁谷
⑤濱中 25(5)ー(0)15 細見
⑥山代屋 30(5)ー(7)22 田中
⑦土井 35(5)ー(4)26 細見
⑧山代屋 40(5)ー(4)30 澁谷
⑨濱中 45(5)ー(3)33 田中
R田中 R宮部
[4試合目]
立命大43ー45関大〇
①中田 5(5)ー (3) 3 澁谷
②高吉 8(3)ー (7)10 田中
③井上 13(5)ー (3)13 細見
④高吉 16(3)ー (4)17 澁谷
⑤中田 24(7)ー (8)25 細見
⑥井上 29(5)ー (4)29 田中
⑦高吉 29(0)ー (1)30 細見
⑧井上 38(9)ー (5)35 澁谷
⑨中田 43(5)ー(10)45 田中
R大竹 R宮部
[5試合目]
関学大45ー関大37●
①水野 3(3)ー (2) 2 澁谷
②長崎 10(7)ー (3) 5 田中
③浅井 15(5)ー (4) 9 細見
④長崎 20(5)ー (2)11 澁谷
⑤水野 25(5)ー (6)17 細見
⑥浅井 30(5)ー (4)21 田中
⑦長崎 35(5)ー (4)25 細見
⑧浅井 38(3)ー (2)27 澁谷
⑨水野 45(7)ー(10)37 田中
R清水 R宮部
[男子エペ1部団体 最終結果]
優勝 愛知工業大学 5勝0敗
2位 同志社大学 3勝2敗
3位 立命館大学 3勝2敗
4位 関西学院大学 2勝3敗
5位 朝日大学 1勝4敗
6位 関西大学 1勝4敗
[総合成績]
F S E 小計
1位 同志社大学 7 5 5 17
2位 愛知工業大学 3 4 7 14
3位 朝日大学 4 7 2 13
4位 立命館大学 5 3 4 12
5位 関西学院大学 2 1 3 6
5位 関西大学 1 2 1 4
(勝ち点制で、1位7点、2位5点、3位4点、4位3点、5位2点、6位1点)
最終種目として行われたエペ競技。ルーキー・細見隆人(商1)を新戦力として迎え、5試合を戦った。1部校相手に善戦し、1勝4敗と一定の手応えをつかんだ。しかし、実力が拮抗(きっこう)し、波乱の展開となった最終種目で順位を上げることはできず、27日の1部2部入れ替え戦に回ることになった。
初戦は、昨秋の関カレで4点差まで詰め寄った朝日大。たが、1番手の田中仁(商3)が2ー5とされ、流れをつかめない。続く細見が、時間を使って粘るが、それぞれ2ポイントのみ。1巡目で6ー13とリードを広げられる。この流れを変えたのが、細見だ。4戦目で2点を先取されたものの、相手の攻撃をよく見て1点を返すと、そこから6連続ポイントでチームを勢い付けた。エースの田中も冷静に7ー1と取り返し、一挙7得点で19ー16と試合をひっくり返した。しかし、反撃はここまで。その後は相手にうまく合わせられ、じわじわと点差をつけられる。アンカー田中が4連続得点などで粘ったが、7点差で初戦勝利とはならなかった。



2試合目は同大と対戦。1戦目の澁谷和典(シス理2)が、相手エースに3ー5と悪くないスタート。田中が4ー4から3連続得点で勝負強さを見せ、10ー9と1点リード。しかし、そこから流れを続けられず、16ー24と一気に点差を広げられてしまう。6戦目からは田中、細見、澁谷がそれぞれ5ー4、4ー4、4ー5と粘ったが、点差を埋めることはできない。最後は田中が31ー41から追い上げを見せる場面もあったが、最後は相手のシングル3本とクードゥブル1本の4連続得点に屈した。



1日目最終対戦は、のちに優勝校となる愛知工大。ここでも澁谷が5ー5と好発進を決めると、序盤は関大がややリード。しかし、5戦目で細見が相手エースに0に封じられ、気づけば10点差と苦しい展開に。田中が4ー4からここでも連続得点を見せるが、アクシデントもあり点差は埋められず。7戦目細見、8戦目澁谷も互角の戦いを見せたが、変わらず10点差のままアンカー対決に。田中が果敢に攻めたものの、攻めたところを突き返され、3連続失点。33ー45で敗れはしたものの、1部の優勝校相手に大きな健闘を見せた。




2日目初戦となった第4試合では、同大との大接戦を1点差で勝利し、勢いに乗る立命大と対戦。1戦目の澁谷が相手のエースに2点しか取らせてもらえなかったものの、田中の5連続得点ですぐさま取り返す。3戦目の細見も13ー13の同点でつなぐと、澁谷も3ー3から1点を先に決め、わずかに関大リードで試合を展開。5戦目細見が相手の5連続得点で1ー5と窮地に追い込まれるが、先に25点にしようと焦って攻める相手に冷静に対応。3連続ポイントで調子ずくと、結局8得点で25ー24と点差をキープ。田中が4ー5で同点に追いつかれたものの、7戦目細見がPイエローまで残り4秒の場面で攻め込み、再びリードを奪う。得点はできなかったものの、うまく時間を使わせ、同点にはさせない。なんとか勝ち切りたい関大だか、ここで澁谷がまさかの4連続失点。だが、これに動じず5点を奪い返し、それ以上点差は広げさせない。3点ビハインドで迎えた最終対戦では、田中の攻撃がさく裂。一気にシングルで7得点。相手の意地の連続得点で44ー43と追い込まれたが、きっちり10点目を決め切り、45ー43。チーム力を発揮し、初白星を手にした。






最後は入れ替え戦回避と、エペでの浮上が懸かる関学大との一戦。だが、好敵手に田中の攻撃が封じられ、2戦目までで5ー10と苦しい展開に。その後は細見が3戦目と5戦目で4ー5、6ー5と応戦したものの、2巡目までで21ー30と関学大リードは変わらず。最後は田中が1分半で7得点を奪い、猛烈な追い上げを見せたが、反撃はここまで。残り8秒で同時得点で45点目を決められ、逆転はかなわず。入れ替え戦に回ることが決まった。



関カレエペ4位の田中を中心に、1部で健闘を見せたエペ陣。しかし、大混戦となったリーグで1勝5敗、指数差で敗れ6位に終わった。2週間後の入れ替え戦では、昨年フルーレとサーブルでは勝利している京産業大と対戦する。ここでは勝負強さを発揮し、必ず1部残留を決める。【文/写真:牧野文音】
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