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◇令和3年度関西学生男子秋季1部校学校対抗戦第5日目◇対関学大◇9月10日◇日野ゴルフ倶楽部クイーンコース(7035ヤード、パー72)

○関大10.5P−5.5P関学大

合計 2勝3敗 32.5ポイント

最終順位 5位

[シングルス]

6勝1敗1分 6.5ポイント

○河合−四位 1up

○釣浦−安河内 1up

○ニコラス−石過 2and1

○山形−岡田 2and1

●鶴久−山本 2and1

○岡山−近藤 1up

○真鍋−落合  1up

―森継−松岡 A.S.

[ダブルス]

2勝2敗 4ポイント

●岡山・鶴久−那須・四位 1down

〇真鍋・山形−中村・松岡 3and2

●釣浦・河合−山本・落合 2and1

〇森継・ニコラス−岡田・山田 1up

4位以上で全日本大会の出場権を得ることができる今大会。最終日は宿敵・関学大と対峙(たいじ)した。前日の惜敗から一夜、シングルスでいきなり大健闘し、ダブルスでも強敵相手に熱戦を繰り広げた。そして見事に勝利し、勝ち点を手にする。しかし、勝ち点の合計が同じ同大と4位争いとなったが、5ポイント及ばず。あと一歩のところで目標の全日本出場を逃してしまった。

IMG_2606-300x200 快挙達成も、全国出場まで一歩及ばず

シングルスで初めにスタートした河合慈英(経2)は、いきなり好発進。前半を1アップで折り返し、最終ホールまでもつれ込んだものの1アップでフィニッシュ。チームにいい流れを作った。続く釣浦郁真(人2)、ニコラスアドリアン(商2)もリードして前半を終えると、そのまま安定したプレーで勝利を収めた。山形吏輝(社2)はオールスクエアでハーフホールを終了。しかし、粘りを見せて2アップで回りきった。

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△河合
IMG_2629-scaled-e1631455281650-220x200 快挙達成も、全国出場まで一歩及ばず
△釣浦
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△ニコラス
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△山形

インコースでトップバッターの鶴久慧(経3)は関学大のエース相手に大健闘。前半を1ダウンと食らいつく。粘りを見せるが、惜しくも及ばなかった。岡山友哉(文4)は熱戦を繰り広げた。残り2ホールを残して2アップとリード。しかし、最終ホールで落とせばオールスクエアという場面で相手がバーディーを決める。厳しい状況に思われたが、仲間が見守るなか見事にバーディーパットを沈め、今大会での自身初勝利を手に入れた。真鍋和馬(文1)はリードしてハーフホールを終えると、後半も確実に決めて1upで上がる。最後の森継章仁主将(人4)は前半を2ダウンと追いかける展開に。しかし、意地を見せつけて最後はオールスクエアで終える大健闘。チームは6.5ポイントを獲得し、全日本に大きく近付いた。

IMG_2735-scaled-e1631455409426-271x200 快挙達成も、全国出場まで一歩及ばず
△鶴久
IMG_2896-1-scaled-e1631455449605-300x194 快挙達成も、全国出場まで一歩及ばず
△岡山
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△真鍋
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△森継

ダブルスでは前日と同じペアで挑んだ。岡山・鶴久組は1ダウンで折り返す。最終ホールまでもつれ込むも、追いつくことができなかった。続く真鍋・山形組は、お互いに安定したプレーで勝利の山を築き、危なげなく2ポイントを獲得。一方、インコースからスタートを切った河合・釣浦組は前日の勝利から一転、1ダウンで苦しい展開に。そのまま点差を縮めきれずに2and1で敗北。森継・ニコラス組は1アップでアウトコースを迎えた。そのまま1アップでポイントを奪い、最後には抱擁を交わした。

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△真鍋・山形組
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△森継・ニコラス組

2位争いを繰り広げた関学大相手に、10.5ポイントと今大会最大のポイントを獲得した。5日間を終え、2勝3敗で同大と同じ勝ち点となったが、わずか5ポイント同大に届かず、悔しい結果に。目標であった全日本大会出場が見えただけに、メンバーは悔しさをにじませた。しかし、関大ゴルフ部が1部リーグ戦で勝ち星を挙げたのは49年ぶりの快挙。昨年まで2部で戦っていたことを感じさせないほど、1部の舞台で躍動した。4年生は全日本出場の目標は後輩に託すことになったが、記録にも記憶にも残るチームになったに違いない。【文/写真:上田紫央里】

IMG_3364-300x200 快挙達成も、全国出場まで一歩及ばず

▼森継主将

「(今大会を振り返って)5日間を通じて、1部リーグという舞台での強くなっていく部員の姿を実感しました。関関戦では連敗の不名誉な記録があって、今年関関戦は無くなったけど、それを乗り越えて勝てたことがうれしかったです。(初めての1部秋季リーグ戦について)もちろん独特な雰囲気はあったけど、春で1部を経験して、なんとか残留したことが大きくて、全員が1部で戦える選手になっていたことが嬉しかったです。(4年間を振り返って)いろんな視点からいろんなものが見えました。ここまでなりたいと思い込んだからこそ、ここまで来れたと思います。(後輩に一言)もうあとは前に進むだけなんで、進む状況をつくれたので、あとは本人たちに頑張ってもらうだけです。(4年生に一言)ありすぎてまとめられないけど、成長させてくれてありがとう」

▼岡山

「(今日を振り返って)リーグ戦最終日まででまだ勝てていなくて、なんとか勝ちたいと思いでシングルスを迎えて、序盤からリードしていたんですけど、相手に追い詰められていて苦しかったんですけど、最終ホールでみんなが見ている前で、相手にバーディーパットを先に決められて、自分が入れないと勝てないという場面で最後に入れれて、めちゃめちゃ気持ちよかったです。ゴルフしていて一番気持ちよかったです。人生であれほど良かったことないほどは無いです。(4年間を振り返って)ずっと期待され続けて、今までの先輩方にも頑張ってと言われて、それでも選考のときに7人しか入れないのにずっと8番目で、期待を裏切り続けてしまっていたんですけど、最後の最後に少しは期待に応えられたのかなと思っています。自分一人じゃなくて、今まで先輩方、後輩、OBさんなど、いろんな人に支えられていたんだなと実感できて、学生でゴルフしていて本当に良かったなと思います。(4年生に一言)森継がキャプテンとしてずっと頑張ってくれていて、自分は周りをつなぐ役目としてやっていて、頼りない部分もあったと思うけど、最後までこのメンバー11人でいれて、いい同期をもてて本当に良かったなと思います。(後輩に一言)みんなうまいのは分かっているし、でもそれ以上のうまい人はいるというのは今回の大会でわかったと思うので、シングルスやダブルス、マッチプレーに関してはまだまだ経験が浅いので、もっとこれからそういう練習を交えていって、全国に行って、いい結果を伝えて欲しいなと思います」

▼鶴久

「(今日の試合を振り返って)監督に何も考えずに回れと言われていて、それを意識して無の状態で回ることを心がけました。8割くらいは上手く行ったんですけど、2割は言われていたのを忘れていたり、邪念が入ったりしてしまったと思います。僅差で負けたんですけど、次の試合にはつながる試合になったと思います。(良かったところは)3日目くらいからパッティングの調子が上がってきて、曲がる分パットで救われたかなと思います。(課題は)ティーショットです。ティーショットがコースに残ったホールは全部バーディーだったので、コースに残すことを一番頑張りたいと思います。(来年は)キャプテンなので、チームを引っ張っていけるように、先陣を切れるようにしたいと思います。(どんな主将になりたいか)耐えるゴルフをしたいです。どこに行ってもアンダーをだして、落ち着いてゴルフして、実力でものを言わすようなキャプテンになりたいです。(森継主将に一言)来年からは全国リーグ出場を目標にして、さらに上にいけるようにします。森継さんは下の子とかにも意見を回してくれて、部がどうやったら良くなるかという話をしてくれるから、すごいやりやすくて部活を楽しめたし、みんなのモチベーションも上がったと思います。森継さんがレギュラーで練習しようとか、ラウンド行こうとか、ミーティングもたくさん開いてくれたりして、一人の競技とは言え、チームを考えてくれたので、みんなで協力し合ってやっていった森継さんが大好きです」

▼ニコラス

「(今日振り返って)いい一日でした。シングルスとダブルスも両方勝てて良かったです。大事な最終日で勝たないとダメというのもあったんですけど、それ以外にもポイント数も関係あって、できるだけマッチを勝って良かったです。シングルスの時はあまり調子が良くなかったんですけど、それでも勝てて安心したのと、ダブルスは前半に4バーディー取れたのが良かったポイントです。ダブルスの相棒である森継さんからの安心感もあったのでバーディーもとれたと思います。(課題は)1部リーグは5日間あって体力も必要だし、マッチプレーなのでいつもと違うプレッシャーがあったので、そのプレッシャーのなかで大事なショットを打てるかどうかをしっかり練習していきたいと思います。(森継主将に向けて)完璧なキャプテンでは無かったけど、いろいろやってくれてありがとうございました。今日もダブルスでもやってくれてありがとうございました。(これからについて)全国も行きたいので、来年もしっかり春リーグも頑張っていきたいと思います」

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