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火花散った激戦で龍大に勝利!西カレも決めた!

火花散った激戦で龍大に勝利!西カレも決めた!

◇2021年度西日本インカレ出場決定戦◇7月4日◇対龍大◇関西福祉科学大学

【前半終了】関大15-11龍大

【後半終了】関大11-13龍大

【試合終了】関大26-24龍大

「この試合は勝って、西日本インカレ(西カレ)に行きたい」(髙岡咲良=法4)。龍大戦までの1週間、チーム全員が福岡の舞台に向かって気合い十分だった。「全員がいつ出ても大丈夫なように、全員が全ポジションを経験して少しでもレベルアップできるように練習をした」と𠮷川歩里主将(人4)。その取り組みが奏功し、織姫たちは七夕より一足先に、勝利と西カレ出場権を獲得した。

みなぎる闘志は試合開始前から目に見えた。円陣を組んだときの掛け声はいつも以上に体育館に響きわたる。開始後21秒、先制点を決めた戎井琴音(商2)にも、コート内のメンバー全員が駆け寄ってナイスの声。1週間で技術だけでなく、チーム力も確かに高まった。関学大戦では、相手とのかみ合いが悪く、あまり止めることができなかったGK山下汐香(社4)。今試合では開始後5分で、関大5得点に対して1失点という壁の厚さを見せつける。関大が攻めのタイミングでも、相手の動きを止めてシュートを打ちやすい空間を作ることができていた。このまま上り調子が続くと思われたが、前半の折り返し時点で行き詰まる。15分から20分までの5分間。サイドシュートのチャンスが何度もあったものの決まらない時間が続いた。その劣勢を断ち切ったのが好調の山下だった。PKを入れられるかどうか、手に汗握る状況の中、全身を使ってセーブ。その姿を前に他の選手陣も奮い立ち、以降前半終了まで速攻を中心に点を重ねた。15-11で前半を終える。

△戎井
△山下

ハーフタイムも有効に利用した。なかなかサイドシュートが決まらない髙岡に監督自身がゴール前に立って指導。後半は成功させて点差をさらに広げたいところだった。 「後半の始まりも使ってもらったので、決めたいなという思いがあった」 (髙岡) と、 個人としては前半より決定率を高めたが、チームには悪い流れがまたも襲う。14分まで22-14と8得点差だったにもかかわらず、その後22分まで1つもシュートを決めることができず点差は3得点に。完全に流れは相手にあった中で、やっと一球が枠の中に収まる。主将の一撃だった。主将自らのシュートはメンバーを励ましたかのように、連続で得点が入るようになった。山下に続き𠮷川主将の最上級生コンビが支えた今試合。最終26-24という熱戦を制して、勝利と西日本への切符を手にした。

△髙岡
△得点後喜ぶ𠮷川主将(左)と信夫麻希(経2)

インカレベスト8を21年度の目標としているハンドボール部女子。西カレは通過点にすぎない。全員で勝ちに行く。その先には夢の全国が待っている。【文:木原綺音/写真:荒川拓輝】

▼中川監督

「(前回の試合から1週間で)ディフェンスをしっかり守って速攻をしっかりかけることを中心に取り組んだ。いつも通りにプレーすれば勝てると言っていた。(試合を振り返って)後半は大事にいきすぎていたところがすごくある。やっぱりあんなにサイドシュートが決まらなかったらきつい。前半は速攻で行き切っていた。後半はリードしていたこともあって、サイドシュートで勝負したけど、あんなに外されるとしんどいところがある。(西カレに向けた改善点について)サイドシュート率を高めることと、相手ディフェンスが完全に下がっていて、あとは上から決めるだけの場面で枠の中に行かないのでそれも課題。全員がレベルアップしなければならない。(西カレに向けて意気込み)色々レベルアップ図ろうと思う」

▼𠮷川主将

「(前回の試合から1週間で)前の試合で出てた子だけでなく、全員がいつ出ても大丈夫なように全員が全ポジションを経験して、少しでもレベルアップできるように練習をした。(試合を振り返って)とりあえず全員が出れたことが良かった。でも途中、点差が開いてたのに詰められるなど、とても波があるチームだと改めて認識した。(龍大について)あまり対戦したことがないので情報がなかった。情報がない中、手探りで序盤は戦った。今日は個々の一対一が機能していた。(西カレに向けた改善点について)決めるところでシュートを決めきれなかったり、開けるところで点差を開けられなかったのは個々の能力や技術が足りない部分なのでこれから個々の技術を上げれるように頑張りたいと思う。(西カレにむけて意気込み)全員で勝ちにいこうと思う」

▼髙岡
「(試合を振り返って)この試合は勝って、西カレに行きたいという気持ちと先生の落ち着いてやったらいけるって言葉を信じて臨んだ。緊張したところもあったが、いつも通りにできた。途中で相手に流れを持っていかれた部分があったので、そこを西カレまでに改善して、安定したプレーができるようにしたい。個人的には、前の試合でシュートを外しすぎて悪かったので、今日は思いっきりやるしかないというか。1週間で改善できたところをやり切るしかないなという思いだった。ミスは結構多かったけど、シュートが前の試合よりも決めれたので良かった。(ハーフタイムで)先生から、前半の2本で悪くなっていると言われた。後半の始まりも使ってもらったので、決めたいなという思いがあったのと、ハーフタイムに限らずこの1週間もチームのみんなが練習に付き合ってくれたり、相手キーパーが〇〇な感じやからこう打ったら良いよってアドバイスをくれていたので、そこが後半の力になった。(後半では)もっと点差を開けて勝ちたかった。速攻が走れていたというか、相手があまり戻り早くなかったので、速攻で点取ってこっちに流れを持っていきたいなという気持ちだった。(西カレに向けて意気込み)今試合以上に自分自身も安定して得点を取れるプレーヤーになって、チームとしては1試合でも多く勝って、インカレ出場を獲得したい」

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