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◇第48回関西学生選手権大会5位決定戦◇対立命大◇6月13日◇エディオンアリーナ大阪◇

[第1Q]関大13-20立命大

[第2Q]関大 5-18立命大

[第3Q]関大23-11立命大

[第4Q]関大18-21立命大

[最終結果]関大59-70立命大

[最終成績]関大 6位 (3勝2敗)

竹村崚主将(文4)率いる新生男バスが挑んだ関西学生選手権大会。最終戦となったこの日は立命大との一戦となった。勝利で締めくくりたいという思いがコート上でぶつかり合う。前半に大きく点差を広げられるものの、後半に追い上げを見せるも逆転とはならず、相手に軍配が上がった。最終成績6位で今大会を終えた。

MG_9627-300x200 最終結果6位、立命大に黒星

第1クオーター(Q)、先にゴールネットを揺らしたのは関大。糸瀬公平(人2)がリバウンドを制すると、ボールを受け取った竹村がシュートを沈めた。その後も自らリバウンドを奪い、ゴール下まで走ると連続で得点を決める。終盤まで一進一退の攻防が続く。しかし、残り1分の場面で相手のスリーポイントが決まり、リードを許す。立て続けにシュートを沈められ、7点ビハインドで最初の10分を終える。

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△竹村

苦しい展開が続いた第2Q。スピードある攻撃から立命大に連続得点を決められ、関大はたまらずタイムアウトを取る。その後、林龍之介(人2)がゴール下、フリースローを決めるも、関大はこの10分でわずか7得点。終盤まで相手のペースを崩せず、前半は20点と大きく差を広げられ、試合は後半へ。

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△林

巻き返したい第3Q。後半開始直後、竹村がドライブで攻め込みシュートを沈める。これが関大に大きな追い風を吹かせる一本となった。岸拓也(経3)がスリーポイント2本を含む9得点の活躍を見せる。さらに糸瀬、西田倫太郎(シス理2)のスリーポイントや武村壮二郎(人3)のリバウンドショットも飛び出す。関大は23点と大量得点で差を大きく縮め、最後の10分を迎える。

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△岸
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△西田
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△武村

8点差で迎えた最終Q。最初の一本が肝心となる場面で福島大智(法3)が、フリースローを2本沈める。糸瀬、大内一慶(社2)が得点を重ね、立命大を追い込むも、中盤は立命大に連続得点を許してしまう展開に。終盤のタイムアウト後、糸瀬、大内がスリーポイントを3本決めるも、相手もシュートを沈め続け、一進一退の攻防となる。残り8秒、最後のタイムアウトを取った関大。その後、放ったシュートがリングを弾いた時、40分間の終了を告げるブザーが鳴った。

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△福島
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△大内
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試合後、悔しさを滲ませてコートを去る選手達。最終戦を終え、6位で今大会の幕を閉じた。後半からの巻き返しについて「団結して、選手全員がチームの一員として戦っていた」とラディオノフ・ユリアンヘッドコーチ。チーム一丸となって、今大会を戦い抜いた関大。リーグ戦では、よりレベルアップした関大バスケ部を魅せつける。【文:石井咲羽/写真:石井咲羽・牧野文音】

▼ユリアンHC

「試合には負けたけど、とてもいい試合ができた。悪い試合ではなかったが、立命館は最初から強く、タフな試合で、それに応えきれなかった。チームとして良かったことを挙げると、最後のQまで諦めずに戦ったこと。最後まで戦えたことはいいことだし、選手がゴールに向けてしぶとく戦ってくれたことはとても嬉しい。それはバスケの試合ではよく起きることだけど、前半で20点差をつけられて、そこから反撃できるかが重要。立命館にもっとプレッシャーを与えて、私たちは点差を詰めようとした。逆転はできなかったけど、諦めずに戦えたことには満足している。今日は、他の試合と同じようにボールを持って攻撃しようと思っていた。特別なことはしなかったが、いつも通り練習でやってきたことを出そうと思った。あまりうまくいかなかった部分もあって、もっと多くの準備が必要だった。私たちは立命館に結果として勝つことはできなかったので、もう2度と負けないように準備をしたい。第4Qはチームとして戦うことができてよかった。ミスもあったが、チームとしてコート上で戦えた。チームとして戦うことは一番重要なことで、最後に試合の結果を左右するチャンスがあるところまでいけた。こういう試合ができたら全てのチームがそうだと思うけど、こういう試合ができたことを嬉しく思う。今日は負けたけど、バスケというスポーツをする上で結果よりもっと大事なことに気づく機会になったので、こういう戦いができて嬉しい。(後半からの巻き返しについて)後半から良かったのは私のコーチングではなく、チームの選手が団結できたからだと思う。団結して、選手全員がチームの一員として戦っていた。時にチームの団結すること以上のコーチングはできない。団結することは選手たちがやることで、一番大切なこと。選手たちが前半とは全く違う姿勢で嬉しかった。私ではなく、選手たちがいい仕事をした。だからめちゃくちゃ選手たちを褒めたい。しぶとく戦って負けたからまだまだだけど、諦めなかったことはチームにとって一番大切なことだった。バスケは1人で戦う競技ではなく、チームで戦うスポーツ。だから誰か1人がいいプレーをすることはあまり重要ではなくて、チームを考えることが大切。チームを考えるのが100パーセント大切で、コートでも、ベンチでも、プレーがうまくいかなくても、チームがよくなることを考えてコートに立てるように準備していることが一番大切なこと。(大会を振り返って)コロナに苦しんだのは関大だけではない。何回も何回も何回も練習が止まって、とてもしんどかった。今回はタフな大会になったけど、誰も怪我なく試合を終えられたのが嬉しい。特に今日の立命館はとてもタフで、審判も試合を止めなかったので、とてもタフな試合になって、バスケではなく戦いのようだった。怪我なく試合を終えられたのが本当に良かった。これから練習できることを願いたいけど、練習できるかはまだわからない。もし練習できるようになったら、あらゆる面で改善していきたい。オフェンス、ディフェンスなど全てを練習したい」

▼竹村主将

「負けたんは負けたんで、悔しいけど、やっぱり前半で点差が開きすぎて、そこがあまりよくなかったかなと思う。前半はオフェンスのリズムが悪かったから、ハーフコートディフェンス、しっかり全員でボールシェアして、早い展開でやっていいシュートを打っていこうと話して。ノーマークを作れた時に、しっかり迷わんと打ててたし、そいういうところはすごい良かった。やっぱり相手には、でかい選手が何人もいるから絶対にリバウンド負けへんのと、やっぱりスピードの部分で勝っていかないといけないと思っていて、スピーディーな展開で、オフェンスをしっかり動いてやっていこうというイメージだった。だけど、やっぱりシュートをいい形で打てんかったりとか、いつも通り入らんかったところで、リズムに乗り切れなかった。(チームの雰囲気について)ベンチからの応援もすごく多かったし、やっぱりベンチから出る交代の選手がコート内でもしっかり声出してくれたし、ハードワークしてくれたから、それが流れを変えてくれた部分がすごい大きかった。(今回の大会を振り返って)全部が全部いい試合じゃなかったけど、今日も近大にも負けたけど、勝った試合も負けた試合、それぞれどの試合でも収穫と課題点というのがしっかりわかったし、それを今後のリーグ戦に向けてしっかりやっていかないと今回の大会で戦った意味がないと思う。結果とか何位とかは大事だけど、この試合でどういう課題が見つかったとか、どいういうところが良かったというのをそれぞれビデオを見て、個人個人の課題やチームの課題をそれぞれが考えて練習にしっかり入っていかないとなと思っている。やっぱり、全部の試合で得点が少ないってのがあったから、やっぱり80点くらいはとりたいし、どんだけいいディフェンスしても点が取れなかったら勝てないと思うから、やっぱりオフェンスの部分でもっといいオフェンスしていかないと、リーグ戦勝っていけないんじゃないかなと思っているので、ディフェンス強化しなきゃいけない部分もあるけど、オフェンスの攻め方の部分でもっと点数止まった時にどうするとか、もっともっと80点超えられるようなオフェンスをリーグ戦に向けてしていけるように練習してきていきたい。去年はほんまに交代メンバーが少なかったし、今年はコーチも積極的に交代して、いろんなタイミングで交代が出てきて、活躍してくれた選手もいるし、チーム力的にはいろんな経験になった後輩もいたと思うから、そういう部分でこの大会すごく収穫だったと思う。リーグ戦はやっぱり長い試合になるんで、チーム力、みんなの底上げが大事だと思うので、そこの部分で今回の大会ではいろんな経験ができた選手が多かったと思うので、それは収穫だと思う。(最終学年として戦って)自分はあんまキャプテンっぽい感じじゃなかったけど、やっぱりガードとして声出さなきゃいけないところも、去年は先輩に助けられている場面も大きかったので、今年はそいういうところも声出していかなきゃいけないなと意識はしている。やっぱり最上級生としての役割というのはいっぱいあって、後輩に対して声をかけしなあかんし、自分自身もプレーでチームを引っ張らなあかんという部分もあるし、すごく難しいんですけど、やっぱり自分ができるのは簡単なことだけど、チーム全体に対しての声かけと、苦しい時に点数取るっていうのが、僕と岸と4回生ふたりで、これからどんどんやっていかないといけない。ラストやし、プッレッシャーはあるっちゃあるけど、点数取ったり、アシストとか、いろんなところで活躍しないと、やっぱり4回生やから、キャプテンやから、まあチームをまとめるとかそういうのは当たり前で、ずっと4年間出ている以上、プレーで引っ張る部分もやっぱり必要になると思うので、そういうところで自分自身もっと追い込んで、練習からさらに頑張っていかないといけないなと思った。(リーグ戦に向けて)リーグ戦は8月後半から9月くらいで、期間が長いようですぐ来ると思う。練習だけで、実践が全然なかったから、いきなり公式戦という形だったので、今回の試合というのをすごく大事にして、練習では、試合ではやっぱりこういうのできひんかったなとか、こういうの困ったなというのを本当に思い出して、ずっと試合のことをイメージして、練習していかないとまた同じ事の繰り返しになると思う。この2ヶ月はやっぱり試合をイメージして、どんだけハードにみんなでできるかというのが、リーグ戦戦い抜けるかという重要な部分になってくると思うので、本当に試合をイメージして、常に相手をイメージして練習すること、それに尽きると思う」

▼福島

「前半やっぱオフェンスが悪くて、そこから自分たちで崩れていったのがやっぱり最後の勝敗に響いた。後半はシュートが入らなかったのもあって、自分たちもオフェンスができてなかったのがあったので、しっかりディフェンスから守って、自分たちのオフェンスをするっていう基礎的なところに戻ってもう1回1から頑張ろうという話はしていた。僕はオフェンスというよりはディフェンスの士気を上げるというタイプなので、とりあえずディフェンスを頑張ろうと思っていた。今年3回生になって、ずっと1年から出さしてもらっているけど、やっぱ1・2年の時に3・4年生に引っ張ってもらっていたってのがある。なので、3年になって、自分が、やっぱり3年とか4年とかがもっと引っ張っていかなあかんなってのは思って。やっぱりチームがしんどい時とかは、声を出そうと意識はしている。(この大会に向けて)練習の時間とかが少なかったってのはあるけど、みんなで、ほんまにコミュニケーションとって、チーム力を上げるじゃないけど、そいういうところに意識は置いていた。ディフェンスはけっこう、前半は相手を20点とか30点に抑えられているところがあって、結構よかったけど、やっぱりオフェンスがシュートの確率が悪かったり、オフェンスは今大会ちょっと課題かなと思ったので、リーグ戦に向けてチーム全体として改善できたらなと思う。いいときと悪い時の波があったらインカレとかもやっぱりいけないと思うので、いい時と悪い時の差をどんどんなくしていきたい」

▼大内

「今日は、前半は自分たちのやりたいことができなくて、相手のペースでずっといかれて、タフショットも入れられたりして、流れが悪い状態だったので、前半であんな点差がついてしまった。(ハーフタイムに)相手のディフェンスのローテーションが早いってことをみんなで話し合って、もっとドライブしてパスアウトからの合わせをしっかりやろうと話していた。4ピリの後半とかは、ずっと10点差とかから縮まらなかったので、開き直って(シュートを)打っていたら入っていた。20点差がついた時に、前からプレッシャーかけて、自分たちのペースにちょっと取り戻せたんじゃないかなって。そのおかげで5点差とかそこまでいけた。前半の最初の方は立命館の応援がすごく大きくて、ベンチも相手にのまれてしまっていた。後半は自分たちもしっかり声出してやっていたので、後半みたいなゲーム運びを最初からできたらいいなと思う。(大会を通しての収穫)この大会に向けて1ヶ月くらい練習してきて、短かったけど、すごい濃い内容でできたらから、この結果まで行けたのかなと思う。相手が今日みたいにプレッシャーが強くて、ローテーションが早いチームとかの時に、いかにシュートを決められるかが鍵になってくると思うので、もっと練習中からゲームライクでシュートを打ち込まないと、こういう大事な場面で外すことが多くなっちゃうから、短い練習時間でしっかり意識してやっていきたい。(リーグ戦での目標)インカレ出場はチーム全体での目標なので、個人としては、ベンチから出る立場なので、ハッスルして、元気出して、ディフェンスをハードにして、オフェンスで自分のプレー、自分の仕事をできるように頑張っていきたい」

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