◇2021年度関西学生春季リーグ5位決定戦◇対聖泉大◇6月13日◇天理親里ホッケー場◇
[第1Q]関大0-0聖泉大
[第2Q]関大0-0聖泉大
[第3Q]関大0-3聖泉大
[第4Q]関大0-1聖泉大
[試合終了]関大0-4聖泉大
勝てば目標の王座出場が決まる大事な一戦。勝利で春季リーグを終えたいところだったが、流れをつかみきることができず、黒星となった。
第1クオーター(Q)から激しい攻防を繰り広げる。FW粕渕正真(人3)がボールを運ぶと、サークルに向けてヒットを放つ。FW柳田昴輝主将(情4)がゴール前に滑り込むもタッチできず、先制点を奪えない。
その後もチャンスは続く。MF森川瑤(人2)がドリブルで相手を抜いていくと右からサークルインを狙う。しかし相手DFに阻まれ、突破口を見出せない。その後も左にロングヒットが通るも、ゴールを捉えることができずにこのQを終える。
続く第2Qではピンチを迎える。しかし、GK平山雄大(情3)がゴールを守り、得点を許さない。その後ペナルティーコーナー(PC)に耐え、2度目のPCではカウンターを狙う。MF森川やFW吉田有我(法1)がサークル内からパスを送るが届かず、次に訪れたカウンターのチャンスもものにすることができなかった。
そして相手のセンターパスで始まった第3Q、開始10秒でまさかの失点。その後もペナルティーストロークとPCで追加点を献上し、3点のリードを許す。
迎えた最終Q、押され気味の展開となる。開始約1分半でPCを奪われ、1度はGK平山がセーブするもクリアしきれずに点差が開く。
しかしここから関大の反撃が始まる。FW吉田とMF紀野来音(人2)がドリブルで攻め入り、相手サークルまで近付く。最後のチャンスをものにするため、DF五味亨介(環都4)やDF水川幹也(経3)も前に上がり、積極的にサークルにボールを放つ。しかし相手ディフェンス陣の守りを破ることはできず、このリーグ最終戦を白星で飾ることができなかった。
リーグ初戦で敗北した聖泉大にリベンジを果たすことができず、6位という悔しい結果に終わった。目標に掲げていた王座出場は叶わなかった。あと一歩目標に届かなかったこの悔しさをバネに、秋での再起を誓う。
【文:上田紫央里/写真:森本明日香・上田紫央里】
▼柳田主将
「(試合を振り返って)1、2Qは自分たちが攻めてたんですけど、第3Qは1点取られて2点目が取られた時に、気持ち的なところでやられてしまって、ずっと攻められるというパターンになっていたのでそこでどうにか切り替えられる1点だったり、声掛けがあまりなくて、そのままズルズル引きずって負けてしまったという感じです。(前半について)昨日ミーティングしたりして、今日はそこで話したフルプレスがはまってボールを前で取れたり、相手サイドバックを慌てさせたりできたので、そこでうまくボールを取れて、自分らの攻撃パターンに出来てたのは良かったと思います。(第3Qについて)あっという間に点を取られてしまって、みんなの顔がさがってしまったところで、ベンチから声掛けはしたんですけど、届けることが出来なかったので、そこは反省点です。(第4Qの前に)しっかりと相手より走り切ろうという話をして、中盤の森川をFWに上げたり、DFの水川をMFに上げたりして攻撃の圧ができるようにという話をしました。(春季リーグを振り返って)1勝も出来ていないのが現実で、この前も聖泉大とやって、今回は絶対リベンジしたいって思ってやってきたんですけど、そこでも3Qから相手の流れになってしまって負けてしまったというところで、1部で勝てるチームを作ることが出来なかったというのは反省点としてあります。MFがよく頑張ってくれていたと思います。MFの森川だったりDFの水川、FWだと粕淵がチームを引っ張っていってくれているかなと思います。(秋季リーグへの課題は)基礎レベルが他のチームに比べたら低いというのと、他にも森川、水川、粕淵に頼ってしまっているのを感じていて、周りの底上げが出来ていないというのが正直なところなので、誰が出ても実力差がないチーム作りをしていきたいなと強く思っています。(秋への意気込み)目標としていた王座出場を叶えられなくて、目指すところはリーグ5位なので、聖泉大や関学大に勝ってリーグ5位になりたいと思います」
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