◇第48回関西学生選手権大会◇対びわこ大◇6月9日◇エディオンアリーナ大阪◇
[第1Q]関大39-9びわこ大
[第2Q]関大37-12びわこ大
[第3Q]関大39-10びわこ大
[第4Q]関大35-6びわこ大
[最終結果]関大150-37びわこ大
悔しい結果となったリーグ戦以来7か月ぶりの公式戦を迎えた、新生男バス。ベンチメンバー全員が出場し、まずはびわこ大を大差で下し、初戦を突破した。
第1クオーター(Q)、ジャンプボールを制すると武村壮二郎(人3)のリバウンドショットで先制するも、その直後、相手にスリーポイントを沈められる。その後も相手の素早いボール回しから得点を許し、重い立ち上がりとなった。開始約5分後、西村晴人(商3)がスリーポイントを決めると、岸拓也(経4)や竹村崚(文4)の連続得点で流れを断ち切る。終盤にはメンバーを全員入れ替え、ハードなディフェンスやリバウントでボールを奪う。大内一慶(社2)、垂谷麻生(人3)のスリーポイントや林龍之介(人2)のインサイドでの得点で、点差を30点まで広げ最初の10分を終えた。
迎えた第2Q、糸瀬公平(人3)の5連続得点で点差をさらに広げる。中盤には相手のスリーポイントが決まりだすが、固いディフェンスやルーズボールを拾い相手に流れを渡さない。後半は垂谷のカットインや、西田倫太郎(シス理2)のリバウンドシュートで圧倒的なリードを作り、試合を折り返した。
第3Q、開始後約4分の間、相手の得点を封じ、西山登馬(商1)のスリーポイントや丹羽綺希(情報3)の速攻で得点を重ねさらにリードを広げる。中盤に相手のスリーポイントが決まるも、丹羽のアシストから林がゴール下でシュートを沈め、流れは決して渡さなかった。終盤には大内のドライブやゴール下からのシュート、竹村のスリーポイントなども決まり、主導権を握ったまま最終Qへ。
大差で迎えた最終Q、西田のドライブや久保田凌平(情報2)のスリーポイントで得点を重ねる。中盤は林がリバウンドに飛び込み、攻撃の機会を広げるが、シュートが決まらない時間が続く。残り約2分に森脇新大(安全2)がカットインからのシュートを決めると、丹羽のスリーポイントや西山のレイアップシュートもリングを通過する。最後は丹羽が150点目を決め、相手と格の違いを見せつけた。
久しぶりの公式戦だったが、メンバー全員が躍動し、手応えをつかんだ。「自分たちが目指しているいいバスケットをして、それに勝ちがついてきたらなお良いと思う」と竹村主将。初戦を大差で快勝した関大男バスが、この勢いでトーナメントを勝ち上がる。【文:牧野文音/写真:金田侑香璃】
▼ラディオノフ・ユリアンヘッドコーチ
「新チームでの初戦は決して強い相手との対戦ではなかったけど、気楽な試合にはならないことを選手に期待していた。上に行くための準備をしてきたから、自分たちが練習してきたよりもうまくいった。最後の試合から7ヶ月経って、初めての試合だったので、慎重にならないといけなかった。今日は全員試合に出ていたが、それは明日や今後のゲーム、選手のコンディションのことを考えてのことだった。今日の試合では、結果としては大きな点差が開いたが、大切だったのは明日に向けて、怪我人を出さずコンディションをキープすることだった。それをキープすることがこの大会では大事だから、明日もそうしたい。明日の試合は今日と全く違うものになると思うし、同志社はすごくいいチーム。難しいゲームになると思うから、明日のゲームに向けて早く切り替えて臨みたい。今日とは全く違う試合になると思うから、特に精神的な部分でもっと準備をして挑みたい」
▼竹村主将
「新チームが始まって練習が止まったりした中で、初めて試合ができる機会だったので、相手関係なく練習してきたことをしっかりやろうというこで、それを意識して試合に入った。やっているバスケットが去年と全く違うということもないし、メンバーも去年と大きく変わるとかじゃないから、去年とそんな変わってないけどいつも通りしっかり自分たちのことをやって、明日につなげるようにしようという感じで試合に入った。あまり強い相手じゃなかったから、そんなに困ることはなかったけど、明日に向けて緩くなったりしたらあかんなってのはみんなで話して、締めるところは締めてってのをやって、あとは試合に体を合わせるというのを意識した。目標は優勝だが、まだ最後のリーグ戦本番ではないので、勝ちにこだわるというのも大事だけど、今チームで練習していることをしっかり出せるかっているのと、自分たちが目指しているいいバスケットをして、それに勝ちがついてきたらなお良いと思う。今年課題なのは入りが弱くならないようにってのはずっと言われている。スターティングメンバー5人がしっかり試合の入り気持ち締めて、緩く入らないようにだけしっかりやっていきたい。(明日に向けて)今日とは相手の強さとかも全部違ってくるから、入りの部分で緩く入ると、気持ちで最初負けてしまって、プレーでやられると思う。精神的に強い気持ちをもって、出だしから点差を離すというのを意識したい。気持ちで負けないように、気持ちでまず勝つってのをやれば、いい展開持ち込めると思うから、明日は入りから強い気持ちで頑張りたい」
▼西田
「去年1年間コロナであまり試合が無くなって、出場するこの大会でしっかり経験を積まないといけないので、しっかり自分のやるべきことをやろうと思っていた。コロナで練習が止まっていたりしたし、試合も身内同士でしかやってなかった。他のチームとやるのが久しぶりだったら、ディフェンスとかもやりづらかったし、オフェンスも攻めづらかった。ディフェンスが自分がチームの中で求められている役割なので、そこをしっかりできたのはよかった。スリーポイントが3、4本くらいあったが、あまり自分のタッチじゃなかったので、また試合に出れたらしっかり決めたいと思う。(明日に向けて)自分のプレータイムがあった時には、ディフェンスを自分がしっかりやらないといけないので、頑張ります」
▼西山
「大学入学後初めての試合でちょっと緊張したが、試合に向けてしっかり自分のプレーができて、思いっきりシュートもできたので、次また出た時にはやり切れるように頑張りたい。1年生なので、初めての試合だから、思いっきり先輩とかに遠慮せずがむしゃらにいくところが大事かなと思っていた。それはしっかりできて、シュートもしっかり決めれたので、いい経験になったかなと思う。外のシュートも、中のドライブもどっちもいけて、どっちの感覚もいいイメージでできたので、そのイメージを忘れずに、これからもやりたい。(高校との違い)フィジカルとかも高校と違って強かったし、ディフェンスの当たりも強いし、それに負けないように自分からあたりに行きたい。1年生だから、相手のチームからも狙われるかもしれないけど、それもちゃんと負けないようにプレーしたい。先輩からはプレー的なことも、メンタル的なこともいつもアドバイスもらっている。最初はちょっと緊張もしたんですけど、今日のタイムアウトの時とかも、『思いっきりやっていこいよ』と声をかけてもらったので、それもあって思いきりプレーできたかなと思う。(明日の同大戦に向けて)勝ち上がってきているチームなので、その分今日の相手より強いと思うし、去年のリーグ戦で負けているチームなので、試合に出た時には1年生らしく自分のプレーを思いっきりやろうと思う」
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