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◇第70回全日本学生選手権大会◇12月7日◇河内長野市立市民総合体育館

[2回戦]
○先鋒 山田 不戦勝
○次鋒 毛利 不戦勝
○三峰 小浜 2-0
○中堅 内畑谷2-0
△三将 竹川 1-1
○副将 後藤 2-0
○大将 岡田 2-0

○関大6-0亜細亜大

[3回戦]
●先鋒 山田 0-2
○次鋒 小浜 1-0
●三峰 村井 0-2
○中堅 内畑谷2-0
○三将 神田 2-0
○副将 後藤 2-0
○大将 岡田 1-0

○関大5-2立命大

[準々決勝]
○先鋒 小浜 2-0
●次鋒 村井 0-2
●三峰 山田 0-2
○中堅 後藤 2-0
●三将 神田 0-2
△副将 後藤 1-1
●大将 岡田 0-2

●関大2-4中大

[女子A2回戦]
○先鋒 中井 不戦勝
○中堅 前田 2-0
○大将 岩木 1-0

○関大3-0名城大

[女子B2回戦]
○先鋒 綾木 1-0
○中堅 大谷 2-0
○大将 倉田 2-0

○関大3-0名古屋市大

[女子A3回戦]
○先鋒 岩木 2-0
○中堅 中井 2-0
△大将 前田 0-0

○関大2-0早大

[女子B3回戦]
△先鋒 大谷 0-0
●中堅 綾木 0-2
●大将 倉田 0-2

○関大B0-2立命大

[女子A準決勝]
○先鋒 中井 2-0
○中堅 前田 2-0
○大将 岩木 0-0

○関大A2-0同大B

[女子A決勝]
△先鋒 前田 1-1
○中堅 岩木 1-0
●大将 岩木 0-2

関大A1-1立命大

代表戦
●前田 1-0

[最終結果]
男子  ベスト8
女子A 準優勝
女子B 3回戦敗退

大波乱だった。岡田世代の最終章となる全日本学生選手権大会(全日)。男子は準々決勝で敗れ、ベスト8と悔しい結果に終わった。西日本団体、選抜大会と2冠を達成し、完全制覇を目指して挑んだ女子。しかし、決勝で代表戦の末に敗北し、惜しくも準優勝となった。

ついに、全国の頂点を決める戦いが開幕。いつも以上に熱気があふれ、緊張感も一層強く漂った。2回戦から登場した関大の初戦は亜大。先鋒、次鋒は不戦勝となり、先陣を切った三鋒・小浜守哉(商1)は、難なく勝利を収める。中堅戦も勝利し、初戦突破を確実に。三将戦で登場した竹川敬治(法4)は、勝利とはならなかったものの、初の全日で大きく躍動。その後も最後まで負けを作らず、3回戦に進出した。

3回戦では、立命大との対戦に。2-2で迎えた三鋒戦、神田アレクサンダー蒼輔(法3)がアグレッシブに攻撃を仕掛け、2本を先取。副将戦でも後藤琉碧(るきあ=文3)が相手を寄せ付けず勝利し、準々決勝進出を決めた。

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△後藤

準々決勝の相手は、関東でも指折りの強豪・中大。先鋒・小浜が2本を取り、関大に勢いをもたらす。しかし、次鋒戦と三鋒戦では相手の圧が増し、流れは少しずつ中大に。中堅・後藤が勝利し試合を振り出しに戻したものの、関大のペースに持ち込むことができない。三将・神田が敗れ、中大にリーチをかけられた。副将戦で再び取り戻し、大将戦で勝負を決めたいところ。副将・内畑谷将(法3)は、互角の戦いを繰り広げた。先制を許したものの、面突きで取り返す。3分間の試合に終わりが近づく中、両者共に譲らない。終了間際、組み技に持ち込んだものの、タイマーが鳴り引き分けに。2-3で大将戦に回した。ここで勝利し、代表戦に望みを託すしか後がなくなった関大。大将戦には岡田英務主将(文4)が挑んだ。開始直後から胴突きを決められ、中大の勢いがさらに増す。面突きを防御されたその直後だった。相手が一瞬の隙を逃さず、右からの面突きを決める。審判の旗が上がり、関大の敗北が決定。この瞬間に、岡田世代は幕を閉じた。

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△内畑谷
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△岡田主将

「男子の分も」とさらに決意を強固にし、女子の試合が開始。西日本、選抜大会と、優勝しているAチームは、全てを懸けて完全制覇の夢に挑んだ。より一層の重圧の中、初戦を突破。続く3回戦でも、若干の固さが見られながら勝利し、準決勝進出を決めた。

同時間に行われたBチーム。Aチームと同じく2回戦からの登場となった初戦は、綾木花純(法2)、大谷理緒(社1)、倉田音香(法2)が全勝で突破した。続く3回戦の相手は立命大。先鋒・大谷が引き分けにしたものの、強敵を前に敗北となった。

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△倉田

Aチーム準決勝の相手は、同大Bチーム。先鋒・中井天鈴(てんり=法2)、中堅・前田望結(文2)がストレート勝利を収める。大将・岩木美朱(法3)が引き分けたものの、決勝に進出した。

同準決勝で勝ち上がってきたのは、やはり宿敵・立命大。今季3度目の戦いとなる。幾度の壁を打ち破ってきた関大に迷いのない勝気の目が光った。「負けを作らない」。大会前にそう話した岩木。誰が誰と対戦するか、オーダーが勝利の鍵になる。
決勝のオーダーは、先鋒・前田、中堅・岩木、大将・中井。対する立命大は、先鋒・穴生、中堅・川合、大将・野村だ。先鋒・前田は、長身を生かし面に蹴りを入れる。しかし、足をつかまれるとバランスを崩し、1本を奪われた。それでも、全日個人で優勝を果たしている前田。すぐさま取り返し振り出しに戻した。制限時間が近づく中、組み技に持ち込み相手を崩す。だがあと数秒足りず、引き分けで中堅戦に回した。中堅・岩木は、いつも通りのペースを展開し、組み技に持ち込むと、確実に抑え込み面突きで1本を奪う。しかし、そこからは互いに譲らず時間切れに。1勝を手に、大将戦に回した。大将・中井は、隙をうかがいながらリズムを作るが、相手は全日個人準優勝の強敵。流れつかめず敗北となった。
これで1-1となり、勝負は代表戦に持ち込まれた。試合前から、「延長戦になったら場合は岩木か前田」と決めていた関大。決勝の試合展開から、監督は前田を代表に選んだ。全日個人決勝の再戦に、会場のボルテージも1段階上がる。相手と距離を詰め、面に攻撃。1本かと思われたが、審判の旗は、同時に打った相手の突きに上がり、1本を奪われる。1分間の代表戦に、刻一刻と終が近づき、前田も積極的な攻撃を見せたが、あと一歩及ばず敗戦。悔しい準優勝となった。

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△前田
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Aチームのメンバー

昨年同様、立命大に阻まれ優勝を逃した女子、そして勢いをつかみきれずまさかの準々決勝敗退となった男子。岡田世代は涙の幕閉めとなった。しかし、背中で部を引っ張り続けた4年生がつないだ挑戦は、きっと後輩たちを強くさせる。後藤新主将率いる新たな拳法部が、来季の黄金時代を築き上げるに違いない。【文:水井陽菜/写真:松浦翼】

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△集合写真

▼岩木
「(惜しくも準優勝。今の気持ちは)目標にしてた優勝、完全優勝をすることができなくて悔しいんです。でも、1年間の集大成、やってきたことを見せられたかなと思います。(決勝は立命大との対戦。どんな対策をしてきたか)特になにか対策というのはないんですけど、女子3人の中で引き分けが大きくなるので、負けを作らずどれだけ引き分けで次に回せるかというのは言っていました。やっぱり相手も強いんで、なかなかうまいようにさせてくれなくてという感じで代表戦まで行ってしまいました。(代表戦は前田選手に託した)2年生で先輩もいて、多分自分が出ると思いもしていなかったと思うんですけど、その中で勝たないといけないという責任感の重みを、望結ちゃん(前田)はめっちゃ感じていたと思います。負けてしまって、私のせいだと思っているかもしれないです。でも自分はそんなことはなくて、逆に自分が代表戦で行ってあげれなかったことが、先輩としては申し訳ないなと思います。最後までいい戦いしてくれて良かったです。(このチームで戦うラストイヤーとなる来年に向けて)来年も全ての大会でラストになるので、全部優勝して、全部の試合が思い出になるように。
来年ももっとチームとして指揮を挙げて技術も上げて、完全優勝をします」

▼前田
「(惜しくも準優勝。今の気持ちは)最後の1年の締めくくりだったから勝ちたかったけど、なかなかうまくいかなくて。悔しいけど、また1年頑張ろうと思います。(きょうの調子はどうだったか)全日個人の時よりは、本当に全然動きも固かったです。全日個人が一番動きが良かったから、それ以上に持っていくことできなくて。初戦は動けていたけど、それ以降はだらだらといく試合が多かったから、調子は悪かったけど、調子が悪いことを負けの理由にはしたくないです。調子持っていけなかったのは自分やし。調子を万全に持っていけなかったのはめっちゃ悔しいです。(代表戦は前田選手だった)監督が事前に(岩木と)どっちかが行くと言われていて。美朱さん(岩木)の試合展開とかを見て、自分になりました。心の中で来るかなとは思っていたけど、美朱さんかなと思う気持ちもあって、しっかり準備はできていなかったから、自分がいつ来てもいいような準備をするべきやし、できなかったなと思います。(来年はこのチームで戦う最後の1年になる)いい成績は残していたけど、結局最後が一番大切な試合やから、そこで負けてしまったことはまだまだです。このチームで戦えるのはラストだから、来年こそは絶対に全部取れるように、また頑張らないとと思います」

▼岡田主将、山田航(環都4)
「(準々決勝敗退。今の気持ちは)
岡田 めちゃめちゃ悔しいです。今までの4年間でやってきたことが間違ってはいないと思いたいんですけど、間違っていたのかなと思わされるような試合内容と結果でした。
山田 自分も同じく、努力してきたことが試合で出せないというのは、練習不足という一言に尽きるのかなと思います。もっと練習すればよかったと思って、もう後悔でしかないんですけど、悔しいです。
(どんな4年間だったか)
岡田 自分は本当に濃い4年間を過ごせたかなと思って、1年生の頃も良かったんですけど、特に主将になってからの1年間がすごく思い出が多くて、すごくいい仲間と出会えてこの1年間を過ごしてきました。学んだこともいっぱいあるし、でも、欠けていた部分もあったのかなとも思う4年間で、その反省を生かしてこれから社会人になっても頑張っていきます。
山田 自分は、大学から拳法を始めて、拳法の魅力に最初は取りつかれて練習していたんですけど、だんだん勝てない相手にぶつかってくると、自分の実力はやっぱりここまでなのかなと止まることも多々ありました。でも最後までやりきれたというのはこれからの人生において大きな糧になってくれると思います。もっと練習して、もっといい成績を残して、今のチームで喜び合えたら一番良かったんですけど。でも、この頑張ってきた4年間は最高の思い出です。
(後輩たちへメッセージ)
岡田 後輩たちには、自分の可能性を信じて、しっかり練習してもらって、無駄な1日を過ごすことなく、大学生活が終わってくれたら一番いいのじゃないかなというふうに思っています。勝ち負けというのはその時の運もあるので、学ぶものを多くする4年間であってほしいなと思います。
山田 その代その代にいろいろな色があるので、来年はどんな色になるのかなというのを、率直に考えてしまいます。やっぱり伝えたいことは、面白くて、強い後輩たちがたくさんいて、もっと絆を深めて、自分たちが思い描く形を最後に飾ってくれたら一番いいなと思います。そのためにも大学生活も練習も、日々の生活から意識して、悔いのない大学生活を送ってください。」

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