◇令和7年度西日本学生秋季リーグ戦◇12月6・7日◇J:COM末広体育館
[第1試合]
●関大1ー6日文大
●橋本 0-10 岩尾
○稲本 6-0 増野
●林 0-10 米山
●原 0-11 廣瀬
●奥野 1-13 二宮
●中村 6-11 長野
●渡邉 6-17 長嶺
[第2試合]
●関大3ー4南九大
●橋本 0-10 前村
●林 0-10 内野
○奥野 11-0 山倉
●原 0-10 本田
○中村 10-0 岩田
○稲本 10-0 上原
●渡邉 0-11 髙橋
[第3試合]
○関大5ー2桃院大
○稲本 不戦勝
●原 3-4 上甲
○渡邉 不戦勝
○橋本 フォール 室
○林 10-0 安冨
○中村 不戦勝
●奥野 4-6 堤
[第4試合]
○関大4ー3関学大
●橋本 0-10 山田
● 不戦敗
○稲本 2-1 中島
○奥野 5-2 水谷
○渡邉 20-10 加治屋
○中村 10-0 三浦
●原 0-10 小林
[最終結果]2部5位
2日間にわたり行われた秋季リーグ戦は、今年最後の団体戦となった。関大は上位進出を目指して初日から挑んだものの、思うように白星を挙げることができず。厳しいスタートとなった。しかし2日目、巻き返しを図り、2勝を奪取。最終的に今大会を2部5位で締めくくった。
4勝を挙げたチームが勝利となる団体戦。初戦の相手は強豪・日本文理大だった。各選手が果敢に挑んだものの、思うようにポイントを重ねられず。86㌔級稲本喬弘主将(人4)が1勝を挙げるにとどまった。

続く第2戦・南九大戦では、1・2試合目を連続で落とし、関大は早くも後がない展開に。ここで1勝を託されたのが57㌔級の奥野登夢(人3)だった。相手の勢いに押されることなく試合の主導権を握ると、開始1分で2点を先取。その後も着実に追加点を重ね、テクニカルスペリオリティで貴重な1勝目を挙げた。4試合目は黒星となったものの、続く5試合目には65㌔級中村心瞭(人2)が登場。開始10秒でいきなり4点を奪うと、その勢いのまま一気に攻め立て、さらに6点を追加する。こちらもテクニカルスペリオリティで関大に2勝目をもたらした。

6試合目には再び86㌔級稲本主将がマットに上がる。開始直後に場外ポイントで先制すると、場外ポイントと投げ技でさらに3点を追加。開始1分半には相手の足へのタックルをが決まり、さらにリードを広げる。終盤まで安定した攻めを続け、チーム3勝目を挙げた。そして勝敗を決める運命の7試合目。125㌔級には渡邉隆人(安全3)が登場した。なんとしても勝ち切りたい場面だったが、ローリングで失点が重なり、惜しくも一歩及ばず。結果は3勝4敗となり、関大は1日目に白星をつかむことができなかった。
続く2日目、3戦目は桃院大との対戦となった。1試合目を不戦勝とした関大は、迎えた2試合目に70㌔級・原来鳳(経4)が登場。序盤は互いに動きを伺う時間が続く。そんな中開始1分、原のタックルが決まり主導権を握ったかに見えた。しかしその攻めを逆手に取られ、まさかの2失点。それでも原は崩れることなく、冷静に攻撃を組み立て直し、逆に3点を奪い返して第1ピリオドをリードで折り返した。1点リードで迎えた第2ピリオド。原は相手のタックルを巧みにかわすなど、流れを渡さない。しかし残り2分、相手が意地を見せ、ついに同点に追いつかれてしまう。その後は一進一退の攻防が続いたが、残り20秒で場外に押し出され、痛恨の逆転を許す。反撃の時間は残されておらず、そのまま試合終了となった。

3試合目も不戦勝となり、迎えた4試合目には61㌔級・橋本翔喜(経2)が登場した。開始直後から積極的に攻め込み、相手にパッシブを与え、流れを引き寄せる。しかし直後に足を取られ場外に。先制点を許したが、橋本は冷静だった。低い姿勢から鋭いタックルを繰り出し、背後を取って2点を獲得。すぐさま逆転に成功すると、その後は互いに得点の動かない緊迫した展開が続いた。均衡が破られたのは終盤。橋本が相手のタックルを許し、ピンチに追い込まれる。しかしここで立ち上がった一瞬の隙を逃さず。鋭い投げ技でフォール態勢に持ち込み、そのまま押さえ込みに成功。見事な逆転勝利でチームに貴重な白星をもたらした。

続く5試合目には70㌔級・林航生(人1)が出場。今リーグ初勝利を懸けた大事な一戦となった。林は序盤から勢いよく攻め込み、力強い動きで相手を圧倒。足を取り1点を先取すると、その後も積極的な攻撃を続け、再び足を取って4点を追加した。勢いは止まらず、さらに投げ技を決めて一気に10点差へ。最後はテクニカルスペリオリティで勝利を収めた。これで関大は桃院大相手に4勝目を挙げ、ついに今リーグ初勝利をつかんだ。
そして迎えたリーグ最終戦は関学大との対戦に。今年は春リーグ、関関戦と黒星を喫している相手なだけに負けられない一戦となった。試合前から両校が階級変更などの駆け引きを繰り広げる心理戦となる。
そして始まった1試合目。65㌔級の橋本が登場した。果敢に攻めの姿勢を見せるも、西カレ王者相手に苦戦を強いられる。反撃かなわず、テクニカルスペリオリティで1勝目を献上した。続く2試合目は本来57㌔級の試合だったが、関大は奥野を61㌔級に回す判断を下し、この階級は不戦敗となる。2敗で迎えた3試合目は86㌔級の稲本主将が125㌔に回り出場した。体重差がある中でも稲本主将が実力通りの戦いを見せる。落ち着いた試合運びで確実に点数を奪い、関大に1勝目をもたらした。続く4試合目には61㌔級の奥野が登場。試合は関学大の選手が先制したものの、主導権は終始、奥野が握っていた。第1ピリオドを1-2で折り返すとそこから巻き返しを図る。残り2分で背後を取り、2点を獲得すると直後にも再び得点を追加。5-2で白星を挙げた。また、この勝利により両者2勝2敗となり、拮抗(きっこう)した戦いに。続く5試合目は86㌔級の渡邉が出場。この試合がのちに関学大戦の勝利の鍵となる大一番となった。開始から勢いよく攻めた渡邉は、まず2点を先制。その直後には1点を追加するも、一挙4失点と苦しい展開に陥った。巻き返しを図りたい場面で、相手の足を引っ掛け背後を取り2点を獲得し、逆転に成功。しかし再び相手に隙を与え6失点。5点差で第1ピリオドを折り返した。インターバルを経て迎えた第2ピリオド。渡邉は序盤の勢いを上回る力で相手を圧倒する。背後を取り、ローリングで4点を追加し、差は1点に縮まった。その後も得点を重ね、相手のチャレンジもあったが3点を追加し、再び逆転。選手、マネージャー、OB・OGから歓声が上がった。さらに得点を積み重ね、5点で始まった第2ピリオドは最終的に15点を追加。テクニカルスペリオリティで勝利を収め、チームに貴重な3勝目をもたらした。

続く6試合目に出場した70㌔級の中村は投げ技で得点を量産。開始40秒で白星を挙げる。この時点で関大は4勝となり、チームの勝利が決定。関学大から今年初めての勝利を奪った。7試合目に登場した74㌔級の原は果敢に攻め続けるも、惜しくも黒星となったが、4-3でリーグ2勝目を決めた。
2勝2敗で2部5位となった関大。けがで出場できない選手がいた中で、奮闘を見せた。チームをけん引してきた4年生の最後の団体戦となった今リーグ。試合後にはOBや監督、コーチから感謝と労いの声が寄せられた。実力と明るさでチームを導いてきた稲本主将。大学から競技を始め、ひたむきな努力で力を伸ばし続けた原副将。そして、影ながらチームを支え続けた北村璃乃(商4)主務。それぞれの活躍と献身が、チームを支え、そして関大に1勝をもたらしてきた。別々の進路に進む3人だが、その挑戦はきっとこれからも輝きを放つに違いない。【文/写真:湯浅あやか】
▼稲本主将
「(4年間を振り返って1番印象に残ってること)やっぱりインカレで 2位を取ったことですかね。全国で結果を残したくて、頑張っていたので、最後のインカレで結果を残せたのは良かったです。(主将として1年間チームを引っ張ってきた)僕は目標として楽しくチームを運営していきたいというのが第一にありました。でも楽しくやってたら、気が引き締まらないところもあるので、
楽しくやるけど、しっかり気を引き締めて、ふざけ方向にいかないようにということを大事にしてました。(今後に向けて)レスリングは第一線は退きます。でも、県に戻るので、そこで国体とかで県に貢献できたらなと思います。あとは指導者として、レスリングに携われたらなっていう風に考えています。(後輩に向けて)全員にとりあえずまずはありがとう。 1年間僕についてきてくれてありがとうございます。次期キャプテンが多分奥野になるから、大変やとは思うけど、自分の色を出して 1年間頑張って欲しいです。(最後に同期へ向けて一言)
来鳳(原)は初心者として入ってくれたし、元々経験者が俺だけというところで、一人でずっと 4年間過ごさなあかんなと思っていたところで、来鳳(原)が入ってきてくれて。おかげで楽しい 4年間になりました。璃乃(北村主務)はめっちゃマネージャーとして頑張ってくれました。多分選手たちは全然気づいてないような仕事も同期とか主将の俺にもぐちらず、一生懸命頑張ってくれました。大変なことがいっぱいあったのだと思うけど、頑張ってくれたから、おかげさまで試合とか練習に専念できたのでありがとう」
▼原
「(4年間で1番印象に残っている子)入部するきっかけになった主将(稲本)のことが印象に残っていて。体験に行った時に、フレンドリーに話しかけてくれてしようとなりました。(大学から競技を始めた中でやっていて良かったと思った瞬間)勝ち負けとかではなくて、4年間続けられたことですね。達成感がありますし、たかちゃん(稲本主将)と一緒に 4年間 2人で頑張ってきたから、最後2人で一緒に頑張ってこれてよかったなみたいなのはあります。(今日の引退試合を振り返って)最後は勝ててはいないですけど、個人的に悔いはないなと思っています。(後輩たちに向けて)初心者が多いチームなので、チームの中で練習内容とか結構困ると思います。だけど初心者が多いからこそ、活気あふれるチームだと思うし、実際今期のチームもめっちゃいチームやなと思います。初心者で入ってきたみんなも諦めずに頑張ってほしいなと思います。(同期に向けて)まず璃乃(北村主務)は4年間主務と会計とかを頑張ってくれてありがとうございました。
やっぱ璃乃の支えがあったから、チームが円滑に進んだのかなと思います。本当に感謝しています。次にたかちゃんへ(稲本主将)部活に入るきっかけにもなったし、毎日一緒にいて楽しかったです。すごい面白い人やと思うから、一緒おって楽しかったし、部活以外にもプライベートで会ったり。いっぱい一緒にいたので続けてこられました。なんか同期の存在がすごい大きかったなと思いますね」
▼北村主務
「(4年間を振り返って1番印象に残っていること)4年生になって同期のマネージャーがいなくなって。正直、主務をやっていてやっと 2年目でちょっと楽になるなと思っていたんですけど、会計を自分がやらないといけないかもって思いました。同期がおらんくなったていうのが怖かったし、すごい一人になった気がしてて。その時に主将のいなちゃん(稲本)が心配してくれて電話をかけてくれたり、会って話したりもしてて。なんかその時に選手からそういう言葉をかけてもらうことがなかったから、ちゃんとマネージャーとして気にしてもらえてるというのはすごく嬉しかったです。やっぱそれのために頑張ってるなというのは思っていました。(2年間主務として部を支えた)とりあえずめっちゃ大変でした。なんかただ仕事が多いだけじゃなくて、やっぱりチームで動くから割り切ることも多かったです。面倒くさいことをやるのが仕事なので、モチベーションを保つのが大変でしたけど、でも選手のことが大好きだったのでそれだけで頑張れたかなと思います。(北村主務から見たリーグ戦)チームとしては不完全というか。航平(加藤航平=人1)は怪我しちゃって、最後試合を見られなかったのはすごく悔しいけど、経験者はもちろん点数を取ってもらって、かっこいいところを見せてもらったし、未経験者の子たちもちゃんと点を取りにいっていたので、勝ててなくても、最後にそういうかっこいいところをいっぱい見れてよかったなと思います。
やっぱりマネージャーやっててよかったと一番思いました。(後輩たちへ一言)これから絶対大変なこともあるし、もちろん部活だけじゃないから悩むと思います。悔しいこともいっぱいあると思います。でもやっぱりそれを一緒に応援して、一緒に戦ってくれる仲間がいるというのはすごく心強いのでチームでお互いに支えながら頑張ってほしいなと思います。(同期たちとの4年間を振り返って)同期たちがすごい面白くて。稲ちゃん(稲本主将)は面白いし、来鳳(原)はとても優しいし。なんかお互いいいところがあったからすごく楽しい同期でした。2人が空気感を作ってくれてたので、それに乗っかる形で。自分は楽しいようなチームが作りたかったから、それを作ってくれました。あの2人やったから同期で良かったなって、一緒に幹部をやれてよかったなと思います。2人が頑張ってるというだけで、自分も頑張れました。そういう2人が同期で良かったなと思います。(最後に同期へ一言)大好きです!」
コメントを送信