◇関西学生チャンピオンシップ最終日◇5月23日◇たけびしスタジアム京都◇
[男子200㍍決勝]
本多諒平(人4) 3位 21.08
濱田澪(1) 6位 21.35
[男子800㍍B決勝]
富岡紋人(法2) 4位 1.52.86
藤原悠帆(人3) 8位 1.59.71
[男子800㍍決勝]
松本駿(社3) 5位 1.52.93
[男子3000㍍障害決勝]
嶋谷鐘二郎(社3) 3位 9.17.76
池村剛志(1) 6位 9.25.49
橋本颯太(文3) 22位 10.17.36
[男子4×400㍍リレー決勝]
関大 2位 (松井健斗(社1)、藤戸涼達(人2)、吉岡航平(環都4)、増田潮音(経2)) 3.09.62
[男子走高跳]
藤田智也(情3) 17位 1㍍90㌢
[男子やり投]
久富亮(2) 22位 51㍍43㌢
[女子800㍍B決勝]
樫原真未(文4) 1位 2.14.91
木下茜(人3) 2位 2.15.56
[女子走幅跳]
八田真奈(政策3) 9位 5㍍42㌢
[女子砲丸投]
江草帆乃佳(3) 12位 10㍍93㌢
関西学生チャンピオンシップ最終日。晴れわたる空の下、関大の選手たちが躍動した。最終種目の男子4×400㍍リレー決勝では、予選から大きく記録を伸ばし2位に。笑顔で今大会を締めくくった。
関大最初の出場者は、女子砲丸投の江草。奮闘するも上位陣には敵わず12位で競技を終える。

男子走高跳の藤田は、1㍍85㌢と1㍍90㌢を1回でクリアする安定感を見せるが、記録はここでストップ。男子やり投に出場した久富は、徐々に記録を伸ばす投擲を見せ、51㍍43㌢の記録を残した。



男子200㍍決勝には本多と濱田が登場。関西トップクラスの選手が集まる中、本多は後半から脅威の追い上げを見せ、自己ベストとなる21.08で3位につける。濱田も、1年生ながら堂々とした走りで21.35の好記録を残した。




女子800㍍B決勝の樫原と木下は、序盤こそペースを抑えていたものの、ラスト1周で一気に前に出る。飛び出した二人の競り合いとなり、最後は樫原が先頭でゴール。予選から記録を伸ばし、関大のワンツーフィニッシュとなった。



男子800㍍B決勝は、富岡と藤原が終盤まで粘りの走りを見せるも、徐々に離されてしまう。決勝に進出した松本は、スタートから好位置につけるが、残り1周から距離を離され、5位でゴールラインを切った。



男子3000㍍障害には3選手が出場。橋本は、序盤から離され始める悔しいレースとなったが、嶋谷と池村が積極的な走りを見せる。順位を大きく落とすことなく嶋谷が3位入賞を果たした。



女子走幅跳の八田は、安定した記録を残すも、9位でベスト8には入れず。5㍍42㌢の記録で競技を終えた。

今大会、関大最後の種目となった、男子4×400㍍リレー決勝。予選を6位で通過し、全日本インカレ出場の標準記録へはあと少しというところ。なんとしてでもここで標準記録の突破を目指す。関大は9レーン。決していいとは言えない位置でのスタートだが、1走の松井が好スタートを切り、上位でバトンをつなぐ。2走の藤戸は、立命大の選手に詰め寄られながらも、前を許さず先頭をキープ。ラストの直線でこそ失速するが、変わらず好位置でレースを進める。3位でバトンを受けた吉岡。「1走2走で後輩たちが良い流れを作ってくれた」。後輩の走りに応え、最上級生として意地の走りで順位をキープ。3走としての役割を全うした。勝負の行方はアンカーの増田に託される。一時は順位を落とし、集団の後方につけた増田。だが、後半からの走りは圧巻なものだった。抜け出していた立命大には届かないものの、4選手を一気に抜き去る激走で、ゴールラインを2位で切る。タイムは3分9秒62。全日本インカレ出場も決め、関大を歓喜の渦に包んだ。







好記録が多く生まれた4日間。それぞれの力を発揮し戦い抜いた。そして、延期された関西インカレは10月に開催予定。今大会で積んだ多くの経験を秋にぶつけ、栄光をつかむのは関大だ。【文:宮本晃希/写真:宮本晃希・小西菜夕】
▼吉岡
「僕自身、調子を上げてきていい走りができたなと思うんですけど、後輩たちが1走2走でいい流れを作ってくれたので、気持ちよく走ることができた。(関西インカレが延期になったことについて)関西インカレを目標にして頑張ってきたので悔しい気持ちがあった。でも、運営の方々が代替試合を開いてくださってうれしく思います。(タイムや順位について)すごくうれしい。昨日の予選が3分12秒55で、それでも妥当なタイムかなと思っていた。決勝で上げてこれたとして3分11ぐらい。順位は5番ぐらいかなと思っていたら、結果は2位の3分9秒台でとてもうれしい。(これからに向けて)僕は4回生で、ラストシーズンなので、残りの全日本インカレ、全日本リレー、関西インカレと、後輩たちに何かいい影響を残せたらと思う」
▼藤戸
「前半は周りがスローペースで前に出て、本当はもっと上げたかったけど、ラストスパートで勝負になると思ったので、我慢した。頑張ったけど、もう少しいけたかなとは思う。調子は良かった。うまく合わせられたと思う。ラスト100はやっと来たなという感じ。立命大の選手が上げてきたので自分も上げたんですけど、最後は少し負けてしまった。ラスト勝負になるときはもう少しロングスパートをかけるようにしたい。(今回の結果について)タイムが良かったことがすごくうれしい。(これからに向けて)マイルで結果を出すことができたので、この1本だけにならないよう、自分のラップタイムも含めて安定した記録を出せるようにする」
▼増田
「(自分の走りを振り返って)最初、吉岡先輩から3位といういい順位でバトンをいただき、僕は前半ゆっくり行くタイプに今年からしたので、落ち着いて、抜かれてもラスト抜き返すつもりでリラックスして走った。ラスト150㍍からスパートをかけようと思っていたので、ラストまで溜めていた。ラストは横の大阪大学を前に出させないようにして、最後全力で走って近大を抜かすことができた。(全体を振り返って)昨日の3分12秒より3秒あげることができたので、みんなのおかげかなと思う。(次に向けて)次は西日本インカレで3分8秒台を目指せるように練習を頑張っていく」
▼松井
「9レーンでのレースで、内から立命大の選手が来ていて、それでも焦らずにレースを作れたのはいいことだと思う。1走でレースを作らないと後々しんどくなるので、そのあたりは緊張した。僕が2位か3位ぐらいで渡して、藤戸くんが前半で1位に勝ってくれて、そこから上位の争いができたのでよかった。(自分のレースについて)200を過ぎたあたりで少し上げたんですけど、最後の50㍍で失速して、立命大の選手に追いつかれたので、そこを直していきたい。(今回の結果について)予選が3分12秒で、全カレまであと少しというところで、決勝で3分9秒を出せた。結果としてはうれしいんですけど、これが全国になってくると、決勝で戦えるかどうかになってくると思うので、結果を出せるようにしたい。(これからに向けて)またこれから1走をやらせてもらうんですけど、もっと自分のラップタイムを越せるように頑張っていきたい」
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