◇第103回関西学生リーグ後期第9節◇対甲南大◇11月1日◇桃山学院大学メイングラウンド
【前半】関大1-1甲南大
【後半】関大0-1甲南大
【試合終了】関大1-2甲南大
スターティングメンバー
GK 生嶋
DF 桑原、大西、松名、藤井
MF 真田蓮、三木仁、淺田、宮川、藤谷
FW 今西
リーグ戦4試合勝ちがない状況で迎えた甲南大戦。前半序盤は関大がボールを回し、主導権を握る。すると同19分にMF藤谷温大(あつと=人1)がクロスを合わせ、先制点を獲得。しかし、同30分以降は甲南大がボールを握る時間が増える。前半終了間際に同点ゴールを許すと、後半13分には勝ち越し点を献上。先制後、攻撃陣は相手の固い守りに苦戦し、得点を奪えず。逆転負けを喫し、インカレ出場が厳しくなった。

後期リーグ開始後、8試合でわずか2勝と苦しむ関大。第4節・大経大戦以来の勝利を目指し、リーグ4位の甲南大と相まみえた。前半序盤は関大がボールを回し、主導権を握る。ファーストチャンスは同8分。最終ラインでボールを回していたDF松名大輝(文4)が、中盤の隙を突き低い弾道のスルーパスを供給する。MF藤谷が抜け出しシュートを狙うが、ボールはわずかに枠の外へ。ビルドアップからチャンスを作ると、同19分に試合が動く。右サイドへのスルーパスを、MF三木仁太(人4)が中盤から抜け出しキープ。反転し左足でクロスを供給すると、逆サイドに走り込んだMF藤谷が右足で合わせた。シュートはゴールネットを揺らし、幸先良く先制点を獲得する。

得点を奪った後も関大のチャンスは続く。同27分、MF真田蓮司(法3)が相手GKのパスをカット。中央のMF三木仁、MF藤谷とつなぎシュートを狙うが、相手DFにブロックされ得点とはならず。チャンスを逃すと、その後は甲南大ペースに。同37分にはフリーキックから混戦となり、ヘディングシュートを放たれる。しかし、GK生嶋健太郎(安全4)が好セーブ。会場を沸かせるプレーで、得点を許さない。だが3分後、中央から左サイドへ展開される。ドリブルで運ばれると、左足でシュートを放たれた。GK生嶋のタイミングをずらされたシュートは、ゴール左上へ。同点弾を献上し、スコアは1-1に。引き分けのまま、ハーフタイムを迎えた。

メンバーを変更せず挑んだ後半。序盤は互いにチャンスを作れないが、徐々に甲南大がペースを握り始めた。すると同13分、スルーパスを供給され、右サイドへの侵入を許す。グラウンダーのクロスを供給されると、ファーサイドでフリーとなった相手選手にシュートを放たれ、勝ち越し点を献上した。

その後も甲南大の勢いは止まらない。同20分、右サイドからスルーパスを供給され、GK生嶋が飛び出すも交わされる。対応したDF大西志有太主将(文4)が相手選手を倒し、ペナルティーキック(PK)を献上した。勝利に向け、これ以上の追加点は与えたくない関大にとっては大きなピンチに。しかし、ここでGK生嶋が立ちはだかった。相手キッカーのシュートは正面に。GK生嶋が足を残し、PKストップに成功した。GK生嶋は同43分にも好セーブを見せ、勝利への執念を見せる。だが、リードを守り抜きたい甲南大の固い守備陣から、チャンスを作ることができない。試合終了間際にはMF和田健士朗(人3)がミドルシュートを狙うも枠に飛ばず。得点を奪うことができないまま、逆転負けを喫した。


今日の敗戦で5試合連続で勝ちがない関大。インカレ出場圏とは勝ち点差0であるものの、別日で行われる他会場の結果次第ではさらに離れる可能性も。総理大臣杯以降苦しい試合が続いているが、インカレ出場へ向け、残り2試合で勝ち点6をつかみ取りたい。【文/写真:上田峻輔/写真:村田淳希】
コメントを送信