◇第72回関西学生リーグ戦(決勝リーグ)第2戦◇対同大◇11月1日◇関西大学たかつきアイスアリーナ
[第1P]関大2-0立命大
[第2P]関大1-0立命大
[第3P]関大1-1立命大
[試合終了]○関大4-1立命大
同大を倒し勢いに乗る関大は、リーグ4位の立命大と対戦した。関大の反則が多くあり、キルプレー(数的不利な状況)の時間が長く続く。1失点で試合に勝利したものの、得点は最後のエンプティゴールを含む4点と、思うような結果が残せなかった。
第1ピリオド(P)開始5分は両者シュートを狙う。FW相馬嵩士(しゅうと=社3)のシュートは相手GKの目の前に。相手もゴールを狙ってくるが、パックはGK常川渉稀(しょうま=人4)の手の中に収まる。試合が動いたのは開始5分半。FW林勇成(情2)とFW橋本吉斗(きっと=文2)のアシストにより、FW岸上樂(情4)が先制点を決める。

すぐ後にキルプレーの時間になるも、失点を許さない。残り9分には連続でシュートを狙う。しかし、あと1歩で得点ができない。残り7分のパワープレー(数的有利な状況)では決定打を打てず。しかしパワープレー終了直後、ゴール左側にいたFW相馬が内にパックを入れ、それをFW高橋柊伍(人3)がシュートし、追加点を決めた。その後は危ない場面も見られたが、無失点で切り抜け、第2Pへ。

続く第2Pでは開始5分にキルプレーに。しかし、FW相馬が隙を見逃さず相手からパックを奪う。そこからパスを受けたFW高橋柊がシュートを沈めた。意表を突く1点を獲得する。

その後はFW林からFW岸上がパックを受けゴールを狙うも得点とはならなかった。残り8分半には危ない場面があったもののDF三浦大和(政策3)がナイスディフェンスを見せる。残り7分には関大の反則が重なり、10秒間3対5に。しかしその後相手も反則があり、4対4で試合が進んだ中、GK常川のナイスセーブが光る。3-0でリードを保ったまま第3Pへ。

第3Pは自陣での守りが長く続いた。そんな中、DF小野寺俊吾(情1)が相手陣まで一気に駆け上がり、シュートするも惜しくも外れる。残り6分にはキルプレーの時間に。その間にGK常川が弾いたパックを相手に押し込まれ失点を許してしまった。残り時間わずかで相手がタイムアウトをとり、GKを外した6人で攻撃を仕掛ける。しかし、ここでFW大石優斗(情2)がエンプティゴールを決め、試合を終わらせた。

勝利はしたものの課題が残った今試合。シュート数も相手に上回られる結果に。厳しい戦いが続く関大だが、次戦には宿敵・関学大が待ち受けている。予選では敗れたが捲土重来を期して次戦へ。関西王者の意地を見せる時が来た。【文:湯浅あやか/写真:石川玲奈】
▼岸上
「(チームの結果を振り返って)チーム全体としては結果的には勝てたんですけど、あんまりいい内容だとは言えなくて。1Pで最初に自分の得点含めて2点取れて、いい流れで入れはしたんですけど、やっぱり2Pからペースダウンをしてしまって。失点もあったし、そこで相手に逆転のチャンスを与えてしまったので、やっぱり最初の1Pの動きを3Pまでずっと続けれたら、もっと楽に勝てた試合だったのかなと思います。(先制点を決めた時を振り返って)先制点に関しては、なかなか点が入らなかった中で、最初の展開で自分が決めて自分たちのペースに持ってけたので、そこはいい得点になったかなと思います。(次戦の関学大戦へ向けて)前回の試合では関学大に負けてしまったので、関西王者の意地をしっかり見せられるように圧倒して勝ちたいと思います」
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