◇第103回全国学生選手権大会◇11月1日◇堺市大浜公園相撲場
個人戦予選一次トーナメント
[1回戦]
●森田 寄り倒し
○𠮷田 寄り切り
○大山 突き落とし
[2回戦]
●山ノ内 上手投げ
○森 押し倒し
○𠮷田 上手投げ
○大山 押し出し
[3回戦]
●森 寄り切り
○𠮷田 寄り切り
○大山 突き落とし
[4回戦]
○𠮷田 寄り切り
●大山 寄り倒し
個人戦予選二次トーナメント
[1回戦]
○𠮷田 送り出し
[2回戦]
●𠮷田 寄り切り
ついに全国学生選手権大会(インカレ)が開幕。関大からは5名の選手が出場した。関大はBクラスのため、個人戦予選は、一次トーナメントからのスタートとなる。まずは、二次トーナメントに進出すべく、戦いに挑んだ。𠮷田幸瑛(人1)が、二次トーナメントに進出。決勝トーナメントまであと1歩と、躍進を見せた。
大勢の観客が集まった会場。普段よりさらに熱気に包まれ、インカレが開幕した。関大最初の試合となったのは、森田力輝亜主将(人4)。相手のまわしをつかみに行くが、土俵際に押される。形勢逆転を狙うも、寄り倒しで黒星となった。山ノ内大聖(文2)は、シードで2回戦から登場。まわしをつかみ、足をかけようと試みるが、体勢を崩し上手投げで敗戦となった。


森直輝(シス理4)も2回戦から出場。勢いの良い立ち合いを見せ、相手の下に潜り込む。まわしをつかむと押し倒しで白星を飾った。3回戦は、体格差のある相手選手との戦いに苦戦。土俵際で踏ん張りきれずに黒星となった。

大山蓮斗(人2)は初戦、2回戦と勢い良く攻め、勝ち進む。3回戦では、立ち合いで1歩引くと、体勢を整えて突っ張り、突き落としで勝利した。勝てば二次トーナメント進出が決まる4回戦。相手の下に入るがまわしが取れず、我慢の時間が続く。土俵際に詰められると、体勢を保てず敗北を喫した。

全国体重別で100㌔級準優勝の実績を持つ𠮷田は、終始余裕のある相撲を見せた。1、2回戦は難なく勝利。3回戦では、1度は土俵際に詰められたが、体勢を立て直し押していき、寄り切りで勝利した。4回戦でも立ち合いで押されたが、勢いよく押し返し白星。二次トーナメント進出を決めた。

ここからは、団体戦Aクラスの大学と対戦することになる。さらに激しい戦いに、観客席からの応援も厚みを増した。1回戦は、立ち合い後相手に押されたが、すぐに背後を取り、送り出しで勝利した。続く2回戦は、勝てば決勝トーナメントに進出できる大一番。立ち合いのタイミングが合わず、2度仕切り直す。それでも集中は切らさない。まわしを取り、投げの体勢に入る。しかし相手もそれに動じず、土俵際に押され、寄り切りで黒星となった。
惜しくも決勝トーナメントに進むことができなかったが、ルーキーイヤーに躍動を見せた𠮷田。そして、個人戦出場者全員が健闘を見せた。あすは、いよいよ団体戦。まずはBクラスで勝ち進み、Aクラス予選入りを目指す。そして、集大成を笑顔で飾りたい。【文:水井陽菜/写真:石尾うた】
▼𠮷田
「(今日までどんな取り組みをしてきたか)どんな相手でも自分の得意な形に持っていけるように練習をしてきました。(試合を振り返って)意外といけたなという気持ちと、もう少しいけたなという気持ち。一次トーナメントで、自分より力が無いかなという相手に対して、しっかり勝ち切れる相撲が取れたのは良かったと思います。(明日の団体戦への意気込み)先鋒で出るので、チームを勢いづけられるように頑張りたいです」
コメントを送信