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◇2025年度全日本学生選手権大会4日目◇10月28日◇於・駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場

[男子サーブル団体2回戦]
●関大20-45早大
①小野原2(2)-(5)5 佐藤
②上村 2(0)-(5)10 藤田
③陰平 5(1)-(5)15 河原
④小野原9(4)-(5)20 藤田
⑤花光 11(2)-(5)25 佐藤
⑥上村 12(1)-(5)30 河原
⑦陰平 12(0)-(5)35 藤田
⑧小野原17(5)-(5)40    河原
⑨上村 20(3)-(5)45 佐藤
R花光

[男子エペ団体2回戦]
●関大36-45専修大
①遠藤 2(2)-(5)5 下村
②上原 7(5)-(4)9 泉
③上村 8(1)-(6)15 熊谷
④上原 12(4)-(5)20 下村
⑤遠藤 16(4)-(5)25 熊谷
⑥上村 20(4)-(5)30 泉
⑦上原 24(4)-(5)35 熊谷
⑧上村 28(4)-(5)40 峯田
⑨遠藤 36(8)-(5)45 泉
R中内         R峯田

ついにインカレも4日目を迎えた。関大は男子サーブル団体と男子エペ団体に出場。初戦突破を目指したが全力を尽くしたものの敗北を喫し、関大のインカレは幕を閉じた。

午前に行われたのは男子サーブル団体。早大と相まみえた。1番手で登場したのは小野原寛斗主将(社4)。序盤から速攻を仕掛けるなど積極的な姿勢を見せたが、優先権を取ることができず思うように得点できない。2ー5とリードを許して出番を終えた。

IMG_2310-200x133 【フェンシング】インカレ終幕。初戦突破ならず
△小野原主将

2番手の上村明武(社3)は、先制点を許すとその後も厳しい展開に。スピードとパワーを兼ね備えた相手の突きを止めることができず、5連続失点。3番手の陰平尚弥(情4)は無理に攻めることなく、丁寧なプレーを披露する。相手の攻撃を防いでカウンターで得点を挙げるなど善戦。5ー15で1巡目を終えた。

IMG_22872-200x133 【フェンシング】インカレ終幕。初戦突破ならず
△陰平

その後もなかなか点差を詰められず、5番手には陰平に代わり花光颯斗(社4)を起用。しかし、「相手の圧になかなか強気なプレーができなかった」と早々に4連続失点とさらに点差を広げられてしまう。それでも、深呼吸をして息を整えると果敢に攻め入った。相手が後ろに引いて避けようとするも、長い手足を生かして、攻撃を押し切り得点。終盤に連続得点を奪い、4年生の意地を見せた。

IMG_2248-200x133 【フェンシング】インカレ終幕。初戦突破ならず
△花光

しかし、反撃の糸口をつかめないまま終盤戦へと突入。8番手の小野原主将は、個人スコア5ー5と粘りを見せるも、点差は詰められず。アンカーの上村も健闘したものの、20ー45で敗れた。

午後に行われたのは男子エペ団体。相手は今大会の男子エペ個人戦でベスト16を果たした2人を擁する強豪だ。1番手を務めたのは遠藤駿斗(安全3)。先制点を奪うと、持ち味である鋭いスピードのある突きを幾度も繰り出し得点を奪う。だが、後半は相手に対応されてしまった。多くのカウンターを決められ、2ー5とリードを許す。2番手の上原一輝(シス理1)は先制点こそ許したものの、軽いフットワークを生かし、切れ味鋭いフレッシュを仕掛けた。 クードゥブルを含む5連続得点で一時は同点に追いつくも、終盤に連続失点。3点ビハインドで出番を終える。

IMG_25252-200x133 【フェンシング】インカレ終幕。初戦突破ならず
△上原

3番手で登場したのは上村。上原の作った良い流れを維持したかったが、つま先への正確な突きで先制点を許し、苦しい展開に。相手をピストの後方に追い詰めたが、なかなか相手の相手を捉えきることができず。カウンターを受け失点を重ねてしまった。2巡目は接戦を繰り広げたものの、徐々に点差を広げられ20ー30で3巡目に突入する。なんとか追い上げたいところだったが、相手の固い守りを前に、思うように点差を詰めることができない。アンカーの遠藤は、相手にマッチポイントを握られてから連続得点を奪い粘りを見せたが、36ー45で敗れた。

IMG_25882-200x133 【フェンシング】インカレ終幕。初戦突破ならず
△遠藤

今季は関西で結果を残し、躍進を遂げた関大フェンシング部。しかし、インカレでは関東勢の高い壁を前に苦しい試合が続いた。この悔しさを糧に来年はさらなる飛躍を誓う。【写真/文︰金佐康佑】

▼小野原主将
「(インカレを振り返って)元々、関東と関西には実力差があると言われていて。最近縮まってきたと言われることもありますが本大会とか特にやっぱり強いなと思いました。まだ、手が届かないところにいるなというのは1番に感じましたが、その中でも戦える部分だったり、収穫だったり、通用する部分というのも得られたと思うので。僕はもう引退してしまうのですが、それを感じた後輩たちはこれを糧にまずは関西で勝って、その後に関東勢を倒せるぐらいに成長していってもらえたら嬉しいなと思います

▼陰平
「(インカレを振り返って)インカレ前に練習でけがをしてしまったのが悔しいです。個人戦でも、ほとんど立ち会いだけしかできていない中で一勝を挙げて、他も惜しかった試合が多かったので、もし動けてたら勝てたのではと考えてしまって。最後のインカレだと気合いを入れていた中でのけがだったので、俺なんか悪いことしたかなってすごくやるせない気持ちです。団体も周りのメンバーに申し訳ないですし、しかも怪我してるのに出させてくれた監督、コーチの期待にも応えられないというか。最後の最後にどうしてという気持ちが大きいです」

▼花光
「(インカレに出場して感じたことは)ピストに立った時に、やっぱり全然違うなと感じました。場の雰囲気であったり、相手の雰囲気もあって、やはり関西の人とやるのと関東の人とやるのでは雰囲気も違って。自分自身も、これまでたくさんの練習を重ねてきましたが、それでも圧倒されてしまうような感じというのが少しありました。(インカレの感想)今まで大学でやってきたこと、高校から続けてきたことを全て乗せて最後の試合に臨めたので良い試合だったかなと思います

▼上村
「(4日間を振り返って)個人団体共に納得のいかない内容でした。自分の思った通りのプレーのできないことが多く、関東勢の壁を感じました。(インカレで得た課題は)自分の自信のある所でどうプレーをするのか、展開を自分主体で作るためにどうすれば良いのか再度考え直すべきと感じました。(フルーレでは全日本の出場枠を得たが、どんなプレーを披露したいか)日大との対戦では役割を果たす事は出来ましたが、それ以前に自分たちらしいプレーをすることができていない印象だったので、相手に臆することなく考えすぎずに思いっきりプレーをして関大らしく勝利したいです。(関東勢との違いはどのあたりに感じたか)シンプルに実力の差を感じる部分もありましたが、戦術に大きく差を感じました。実際に全種目の団体に出場して、自分たちの役割を理解し、勝負どころを理解している選手が多かったように思いました。(来年のリーグ戦、インカレで目指すところ)リーグ戦では今年叶わなかった総合優勝、全種目王座を目指します。また、過去に負けている大学にしっかり勝ち切りたいと思います。今年の関カレでは団体戦全種目でベスト4でしたが来年は全種目で優勝したいです。また、全種目でインカレ個人団体出場を目指します。(今大会で引退する4年生に)もう引退してしまうのかというのが正直な感想で、すごく寂しい気持ちです。部活中も大会中も本当に心強かったですし、私生活でもよく関わって下さった方が多かったのでまだ引退しないで欲しいです」

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