◇2025年度全日本学生選手権大会3日目◇10月27日◇於・駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場
[男子エペ1回戦]
遠藤○15―4中澤(日体大)
[男子エペ2回戦]
遠藤●4―15唐澤(日大)
[男子フルーレ団体2回戦]
●関大38-45日大
①上村5(5)-(4)4菅原
②椿6(1)-(6)10永松
③保知9(3)-(5)15小林
④椿17(8)-(5)20菅原
⑤上村20(3)-(5)25小林
⑥保知22(2)-(4)29永松
⑦椿26(4)-(5)35小林
⑧保知32(6)-(5)40松本
⑨上村36(4)-(5)45永松
R遠藤 R松本
大会3日目は、男子エペ個人戦と男子フルーレ団体に出場。遠藤駿斗(安全3)は順調に1回戦を勝利したものの、2回戦で敗北を喫する。男子フルーレ団体は、2回戦からの出場。日大と接戦を繰り広げたが、惜しくも白星を挙げることはできなかった。
最初に行われたのは男子エペ個人戦決勝トーナメント。遠藤が登場した。1回戦は序盤からリードを奪い、良いリズムをつかむ。下半身を狙った攻撃で得点を重ね、攻め込まれても冷静に距離を保ちながら対応。隙をついて懐に潜り込み得点を挙げるなど、攻守両面で相手を圧倒した。9ー3と大きく点差を広げて休憩に入ると、その後も主導権を渡さず。15―4で勝利した。
2回戦の相手は唐澤(日大)。遠藤が「これまで一度も勝てたことがない。ここが大きな山場」と語る実力者だ。それでも、先制点を奪い、積極的に攻め続ける。しかし、相手の正確なカウンターに苦戦を強いられた。最後まで持ち味のスピードを活かして果敢に攻撃を仕掛けたが、固い守りを崩し切れず。4―15で敗れた。

午後には男子フルーレ団体が行われ、初戦で古豪・日大と対戦した。1番手を務めたのは上村明武(社3)。立ち上がりに2連続失点を喫したものの、果敢な攻めが光った。相手の隙をついて胸元を捉えると、勢いに乗り3連続得点。一気に逆転を果たす。さらに胴への突きを決めるなどの活躍を見せ、5ー4とリードして次につないだ。

だが、2番手の椿樂(経2)が逆転を許すと、徐々に点差を広げられる展開に。それでも、4番手で再び登場した椿は、「あまり深く考えすぎないようにした」と持ち味である自由度の高いプレースタイルを発揮した。細かいステップを刻み攻守で好プレーを見せ、先制点を奪う。その後もピストを広く使い相手を翻弄(ほんろう)。8得点を挙げる活躍で17ー20と3点差まで詰め寄った。

しかし、再び少しずつ点差を広げられ迎えた8番手の保知純乃介(文3)。相手の激しいアピールにも動じることなく、落ち着いたプレーを披露する。積極的に前に出て試合を展開すると、力強い剣で得点を奪った。追い上げを見せたものの、反撃もここまで。最終的に36ー45で敗れた。


大会3日目は遠藤が1回戦を突破し、ベスト32入りを果たした。明日は関大から男子サーブル団体戦と男子エペ団体(2回戦)に出場予定。1つでも多くの白星を挙げ、関西の意地を見せつける。【文/写真︰金佐康佑】
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