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◇2025年度全日本学生選手権大会2日目◇10月26日◇於・駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場

[男子サーブル個人戦]
陰平 プール戦敗退
上村 プール戦敗退

[女子エペ個人戦]
木部 プール戦敗退

[男子エペ個人戦]
遠藤 プール戦突破
上村 プール戦敗退

インカレ2日目は、エペとサーブルの男女個人戦が行われた。関大からは、陰平尚弥(情4)、上村明武(社3)、遠藤駿斗(安全3)、木部紅華(政策3)が出場。遠藤がエペ個人戦でプール戦を突破し、明日へと駒を進めた。

女子エペ個人戦に出場した木部は、初戦を落とすと続く2試合も敗れ苦しい立ち上がりとなる。それでも迎えた4戦目では、見事な試合を披露した。序盤は互いにけん制が続き、得点のない時間が流れたが、開始1分を過ぎた頃に競り合いを制して先制。さらに2得点を挙げリードを広げる。その後は、相手の攻撃に合わせてカウンターを決め、5―2で白星を挙げた。決勝トーナメント進出の可能性を残して迎えた最終戦。しかし流れをつかめず、プール戦を1勝4敗で終えた。

IMG_0935-200x133 【フェンシング】遠藤がプール戦を突破し、明日の決勝トーナメントへ
△木部

男子サーブル個人戦にエントリーしたのは、上村と陰平。上村は善戦を見せ、2試合で4―4にもつれ込ませるなど粘り強い戦いを見せる。だが、勝利へのあと1点が遠く、惜しくもプール戦敗退となった。一方、関カレでベスト4に輝いた陰平は、第8シードとして出場。しかし、「足に痛みを抱えていた」とアタックよりも立ち合いを重視した試合を展開する。だが、2連敗を喫し、プール戦突破へ暗雲が立ち込めた。それでも3試合目では、先制点を挙げると勢いに乗る。相手のアタックを完璧に捌き切り、カウンターを放つなど、落ち着いた試合運びで5ー1と快勝。インカレで初白星を手にする。1勝3敗で迎えた運命の最終戦は一進一退の攻防展開が続き4―4の同点に。陰平は先手を取って果敢に攻めるも有効ランプをつけることができず、カウンターを受けて敗北した。

IMG_1054-200x133 【フェンシング】遠藤がプール戦を突破し、明日の決勝トーナメントへ
△陰平
IMG_08822-200x133 【フェンシング】遠藤がプール戦を突破し、明日の決勝トーナメントへ
△ベンチの様子

午後に行われたのは男子エペ個人戦。遠藤と上村が出場した。遠藤は、1勝2敗で迎えた3戦目。慎重な立ち上がりを見せ、開始60秒がたっても互いに無得点で推移する。だが、競り合いの末、先制点を与えた。それでも得意のフレッシュなどで残り6秒のところで3―3の同点に追いつくと3分の試合時間がなくなり、一本勝負の延長戦に。激しいラリーの末、この得点を取り切り見事2勝目を挙げた。上村は、初戦を4―5で落とすとその後も2連敗を喫し、0勝3敗と追い込まれる。それでも4戦目は、先制点を奪うと勢いに乗った。相手を懐に誘い込むと鋭い突きで相手を圧倒。5―1で勝利する。白星を挙げると決勝トーナメント進出へ大きく近づく最終戦は、終盤まで互角の戦いを繰り広げる熱戦となった。4―4で先に攻撃を仕掛けたのは上村。切れ味のある攻撃で勝負を決めたかと思われたが、惜しくもクードゥブル(同時得点)を取られてしまう。それでも、再び先手を取って攻めていった。しかし、相手を捉えきることができず、カウンターをくらい惜しくも4―5で敗れた。

IMG_1469-200x133 【フェンシング】遠藤がプール戦を突破し、明日の決勝トーナメントへ
△上村
IMG_1279-200x133 【フェンシング】遠藤がプール戦を突破し、明日の決勝トーナメントへ
△遠藤

多くの選手がプール戦敗退を喫する苦しい結果となったインカレ2日目。それでも、「この悔しさは団体で果たす」と語り、前を向く。明日は男子エペ個人戦の決勝トーナメントと、男子フルーレ団体戦が予定されている。関カレでも好成績を残した男子フルーレ団体の活躍に期待だ。【文/写真︰金佐康佑】

 

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