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◇第79回全日本大学対抗王座決定試合◇準決勝◇対早大◇10月25・26日◇愛媛県総合運動公園テニスコート

○D1 堤・岩本組2(7-5,7-6(7))0藤田・森田組
○D2 薦田・今西組2(7-6(5),6-3)0前田・本山組
●D3 坂本・藤原組0(1-6,3-6)2永山・遊川組
○S1 岩本2(6-1,6-2)0安藤
●S2 今西1(4-6,6-4,2-6)2藤崎
●S3 堤0(3-6,4-6)2本山
●S4 薦田1(6(6)-7,6-4,2-6)2島
○S5 武方2(6-4,6-2)0永山
●S6 糸永0( 2-6,2-6)2森田

[最終結果]●関大4-5早大

日本一の大学を決める王座が開幕。シードで22日の2回戦から出場した関大は、愛学大に9-0で完勝する。初の決勝進出を懸けて、第1シードの早大と対戦した。ダブルスを2勝1敗で折り返したものの、シングルスで白星を奪われる。3-3となったところで、雨天と日没により、残り3試合は翌日行われることに。なんとか2勝をあげたいところだったが、惜しくも4-5で敗北となった。

IMG_8048-200x133 【テニス男子】早大に惜敗し、3位決定戦へ
△円陣を組む

D3坂本健英(人2)・藤原陸(文1)組は、1ゲームを先取したものの、その後は相手に主導権を握られる展開に。6ゲームを連取され、第1セットを献上した。続く第2セットでも、流れを引き寄せられず。ストレートで敗戦となった。

D2薦田直哉(商3)・今西珀人(人1)組は、第1セットからタイブレークにもつれ込む接戦を繰り広げる。しかし、薦田のサーブから今西が3球目で得点するなどし、7-5で第1セットを先取。勢いそのままに強気なプレーで得点を重ね、ストレート勝利を収めた。

IMG_8471-200x133 【テニス男子】早大に惜敗し、3位決定戦へ
△薦田・今西

D1に出場したのは、堤隆貴主将(社4)・岩本晋之介(商4)組。岩本のサーブで始まった試合は、堤がボレーを決めるなどし、第1ゲームをキープする。その後も互いのキープが続きゲームカウントは6-5に。それでも第12ゲームをブレークし、第1セットを先取した。第2セットでも拮抗(きっこう)した戦いとなり、タイブレークに突入する。相手のリードで進んだものの、2-5から岩本が連続得点。鋭いショット、さらにはサービスエースを決める。その後再びデュースとなったものの、接戦を勝ち切り、関大に2勝目を持ち帰った。

S5に出場したのは、武方駿哉(人2)。相手サーブで始まった試合は、開始直後から長いラリー戦に。相手に左右に振られ体勢が崩れることもあったが、粘り強いプレーを展開。ゲームカウント6-4で、第1セットを獲得した。続く第2セットも、武方が主導権を握る。ゲームカウント6-2で第2セットも奪い、白星を挙げた。

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△武方

S6糸永龍矢(政策2)は、序盤から相手のペースにのまれてしまう。激しいラリー戦で左右に振られ、ミスが重なり失点。ゲームカウント2-6、2-6で悔しいストレート負けを喫した。

S3薦田は、第8ゲームまでキープが続いたものの、第9ゲームをブレーク。試合の流れをつかんだかと思われたが、ブレークバックされリードできない。その後もキープが続き、タイブレークにもつれ込んだ。ここでも互角の戦いとなったが、6-7で第1セットを献上。後がない第2セットも混戦に。第1セット同様キープが続くも、ラリーから前に出てボレーを決めるなど、自身の展開に持ち込む。ゲームカウント6-4で、第2セットを取り返した。運命の第3セット。第1ゲームをデュースの末に落とすと、そのまま相手の勢いに押される。ゲームカウント2-6で第3セットを奪われ、黒星となった。

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△薦田

S2今西は、ゲームカウント3-4で雨により試合は一時中断。屋内で再開となったが、なかなか調子を上げられず、ゲームカウント4-6で第1セットを落とした。第2セットは、第8ゲームまでキープが続く。しかし、第9ゲームをブレークしゲームカウント5-4に。セット獲得まであと少しのところで、足をつってしまう。なんとかプレーに戻ったものの、満足に動くことができない。それでも、粘り強さを見せてゲームカウント6-4で第2セットを奪取した。続く第3セット、足の痛みがひかないまま試合が進み、ゲームカウントは0-4に。ここで日没により試合順延となり、翌日に持ち越しになった。

IMG_9343-200x133 【テニス男子】早大に惜敗し、3位決定戦へ
△今西

翌日、相手がサーブ権を持つ第5ゲームから再開された試合は、ブレークで1ゲームを取り返す。力強いショットで相手を翻弄し、第6ゲームも獲得。このまま進めたいところだったが、相手のパワーのあるストロークでに苦戦する。第7、8ゲームを奪われ、敗戦となった。

続いてS1に岩本が登場。第1ゲームからサービスエースを決め、試合の流れをつかむ。3ゲームを一気に奪取し、その後1ゲームを返されるも苦戦せずに第1セットを先取した。第2セットの第1ゲーム、ミスが重なりデュースにもつれ込む。しかし、緩急をつけたショットで相手を動かししっかりとこのゲーム取り切った。ブレークされるが、岩本もブレークを返し差をつけていく。最後はサービスエースで勝利を挙げた。

IMG_8873-200x133 【テニス男子】早大に惜敗し、3位決定戦へ
△岩本

S3には堤が出場。互いにキープゲームで試合が進み、ゲームカウント2-2に。長いデュースの末にブレークされる。なかなか流れを引き戻せないままゲームカウント3-6で第1セットを献上した。続く第2セットは接戦となる。クロスラリーからストレートへのショットや、得意のボレーで得点を量産。後半はほとんど全てのゲームでデュースとなり、苦しい時間が続く。ボレーのために前に出た際にコート深くに打ち込まれ、相手にセットを献上。惜しくも勝利とはならず、4-5で早大に敗北となった。

IMG_9123-200x133 【テニス男子】早大に惜敗し、3位決定戦へ
△堤

あと1歩のところまで迫ったものの、決勝進出とはならず。関東の壁を越えることはできなかった。悔しい結果になったが、試合はまだ終わっていない。3位の座を懸けて、近大と対戦することが決定。リーグでは5-4で勝利した相手だが、王座では圧勝してみせる。【文/写真:森奈津子、中山桜希】

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