◇2025年度関西学生リーグ戦第11戦◇対大院大◇10月25日◇同志社大学デイヴィス記念館
[第1Q]関大21-22大院大
[第2Q]関大19-16大院大
[第3Q]関大11-22大院大
[第4Q]関大24-26大院大
[試合終了]●関大75-86大院大
上位リーグ進出を懸けて挑む1次リーグ最終戦。5勝の関大は6勝の大院大と対峙(たいじ)した。第1クオーター(Q)は相手の流れで試合が進むも、第2Qでわずかながら逆転に成功。勢いに乗りたい後半だったが、思うようにシュートが決まらず。失点が重なり、悔しい敗戦となった。
相手ボールから試合が開始。しかし、先制点は関大だった。岩本悠太主将(経4)がゴール下で厳しいチェックを受けながらもシュートを決める。しかし、すぐに相手にシュートを決められ、同点に。その後は3連続で岩本主将が得点を挙げる。しかし、スリーポイントシュートを決められるなど、点差は7点に。チームファールがたまり、フリースローでの失点も続く。それでも、残り2分から北岡雄斗(人3)と野村吏希(シス理3)のスリーポイントシュートで一気に点差を縮めた。21-22と関大ペースで第1Qが終了。

関大ボールから始まった第2Q。先制点を献上するも、西原進登(政策1)がスリーポイントシュートを決め同点とする。さらにもう1度西原のシュートが決まり、2点のリードに成功。しかし、連続して失点し、一時は5点ビハインドに。それでも、西村宗大(経3)がスリーポイントシュートとバスケットカウントを沈める。岩本主将のアシストから山本晴大(安全2)がゴール下で得点を挙げるなど再びリードを奪った。38-36になった時点で相手がタイムアウトを要求。タイムアウト明けはフリースローで2点を献上し、同点とされる。残り9秒で西村がレイアップを決め切り、2点リードで前半を終えた。

さらに流れを引き寄せたい関大。10分間の休憩を経て、スターティングメンバーの5人がそろってコートへ。第3Q開始早々に連続してシュートを決められる。すぐさま山本がゴール下でシュートを沈めるも、その後はシュートが決まらない時間に。そこから徐々に点差をつけられる。オフェンスリバウンドを奪い、なんとか得点へつなげた。西村のスリーポイントシュートが決まり、4点ビハインドに。しかし、スティールからの速攻を浴び、関大がタイムアウトを要求。タイムアウト明けはスリーポイントシュートを沈められるも、倉ノ下大吉(人4)がシュートを決める。十分逆転することが可能な9点ビハインドで第3Qを終えた。
インカレ出場が懸かったラストの10分間。第4Qの序盤は野村と河野穂高(情1)、奥村将吾(安全2)がスリーポイントシュートが決める。少しずつ点差を詰めるも、連続してシュートを許した時点で関大がタイムアウトを要求。しかし、相手の勢いを止めることはできず。ディフェンスの隙を突かれ、シュートを何度も決められた。フリースローでの失点も重なり、14点差に。最後は河野と岩本主将がシュートを決めるも、白星とはならなかった。


上位リーグ進出はかなわず、中位リーグでの順位決定戦となった関大。中位リーグでは4チーム中、上位2チームがインカレ出場権を獲得できる。その2枠を懸けて、第1戦はリーグ初戦に対戦した大産大との戦いだ。2カ月にわたり行われたリーグ戦も、あと3戦。今年の目標である『インカレ出場』へ向けて勝ちにこだわり、目の前の1戦を最後まで全員で戦い抜く。【文/写真:井藤佳奈】
▼岩本主将
「(今日の試合を振り返って)序盤は自分たちの勢いで押し込めたと思います。ですが、自分たちが守らないといけないところがおろそかになってしまったり、リバウンドの泥くさい部分について、相手の勝ちに対する気持ちの部分で、少し劣っていたなというのをすごく実感して、今回の試合の結果につながったと思います。(1次リーグを振り返って)1、2試合目に比べて、ディフェンスの強度は出てきました。でも、まだ詰めの甘い部分だったり、抜けてしまっている部分が見られるのが、今回の中位リーグという結果につながったと思います。そういう部分をしっかりと突き詰めた上で、次の順位決定戦に挑もうと思います。(順位決定戦に向けての意気込み)ここまで来たら気持ちだけなので。1次リーグで対戦したチームとしかやらないので、自分たちがやるべきことを徹底した上で、自分たちのパッションや気持ちの部分で相手を凌駕できたらいいなと思います」
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