◇2025年度全日本学生選手権大会1日目◇10月25日◇於・駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場
[男子フルーレ1回戦]
保知○15―12小西(慶大)
椿●14―15戸田(慶大)
[男子フルーレ2回戦]
保知●12―15高橋(中大)
[女子フルーレ個人戦]
石原 プール戦敗退
[女子フルーレ1回戦]
河井●4―15中西(日体大)
ついにインカレが開幕。初日は男女フルーレ個人戦が行われた。関大からは、保知純乃介(文3)、椿樂(経2)、石原姫衣(文2)、河井紗季(社1)の4名が出場。そのうち、保知、椿、河井の3名がプール戦を突破し、トーナメント進出を果たす。保知はベスト32に輝いた。
最初に行われたのはプール戦。5戦中2勝以上で決勝トーナメント進出に大きく近づく。椿と河井は安定したプレーを見せ、最終戦を前に2勝を挙げて突破を決めた。一方、保知と石原は苦しい戦いが続く。保知は3戦目、阿南(愛工大)に4―5で惜敗し、1勝3敗。決勝トーナメント進出のためには最終戦での勝利が絶対条件となった。最終戦は序盤から拮抗(きっこう)した展開が続き、4―4に。それでも、最後は気迫の一突きで勝利をつかみ、見事プール戦を突破した。石原は、相手の鋭い攻撃を止めきれず、苦しい時間が続く。果敢に攻めの姿勢を見せたが、白星には届かなかった。


決勝トーナメントは、15点先取で行われた。最初に登場したのは保知。序盤は互いに譲らない展開が続いたが、次第に相手の攻撃を見極め始める。カウンターを決め流れをつかむと、7―5とリードをして1分間の休憩。その後も丁寧な試合運びで得点を重ね、15―12で勝利した。

続く2回戦では、強豪・中大の選手と対戦。序盤は後方に下げられる場面が多く、苦しい展開に。1―6とリードを許すも、豊富な手数で徐々に相手の守りを崩していく。驚異の5連続得点を挙げ同点に追いつき、試合を振り出しへと戻す。さらに休憩直前には、振り込みを決めて逆転を果たした。後半はも一進一退の攻防が続き、12―12で最終盤へ。しかし、最後は相手の堅守を貫くことができず。惜しくも12―15で敗れた。

河井は、相手の固い守りを前に思うように得点を挙げることができない。それでも高い集中力を保ち、相手に食らいつく。惜しくも2回戦進出とはならなかったが、堂々たる戦いぶりをみせた。

続いて登場したのは椿。この試合は激しい点の取り合いとなった。前半は、椿の持ち味である独特なステップで相手を翻弄(ほんろう)。最大で6点のリードを奪う。後半も勢いそのままに勝利を目指したが、なかなか有効ランプをつけることができない。徐々に追い上げを許し、ついに14ー14の同点に。なんとか最後の1点をもぎ取りたいところだったが、激しい接近戦の末に相手の得点となり惜敗した。
初日から3選手が決勝トーナメントに進出し。好スタートを切った関大勢。思うような結果が得られなかった選手もいたが、それぞれが持てる力を出し切った。明日は男子サーブル個人戦、男女エペ個人戦が行われる。関大勢のさらなる活躍に期待だ。【文/写真︰金佐康佑】
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