◇第91回全日本大学総合選手権大会(個人の部)◇1日目◇10月21日◇大浜だいしんアリーナ
[男子ダブルス2回戦]
人見・坂根○3-2
4日間行われる全日本大学総合選手権大会(インカレ)個人の部。初日はダブルス1、2回戦が行われた。関大からは今年の6月に関西王者に輝いた人見航希(社4)・坂根獅馬(しうま=人1)ペアが出場。幸先よく第1ゲームを奪うも、その後は取っては取られる試合展開に。ファイナルゲームまでもつれ込んだ激戦を見事に制し、3回戦進出を決めた。

ゲームを取り、勢いに乗りたい第1ゲーム。レシーブミスで先制点を献上する。しかし、人見のドライブや坂根のサービスエースなどで6連続得点を挙げた。中盤まではリードするも、9-9の同点に。最後は相手のミスを誘い、第1ゲームを奪った。続く第2ゲームは一進一退の攻防に。それでも、2人の得意とするプレーであるフリックやチキータが決まる。しかし、7点を超えてからはオーバーミスが重なった。デュースの接戦を制せず、ゲームカウントは1-1に。

切り替えて挑みたい第3ゲーム。後陣でのプレーも難なくこなし、得点を重ねる。終始関大のペースで試合が進んだ。11-4でこのゲームを奪取し、勝利まであと1ゲームとする。勝負を決め切りたい第4ゲームだったが、中盤に大きくリードを許した。人見のチキータやサービスがさえるも、点差を詰め切ることができない。相手の素早いカウンターに対応できず、ゲームカウント2-2となった。

迎えた運命のファイナルゲーム。両者譲らず5-5でコートチェンジに。そこから2連続得点を許し、関大がタイムアウトを要求。タイムアウト明けの1本は相手の得点になる。それでも、坂根のスマッシュが連続で決まった。さらに2人のフォアドライブが決まり、脅威の6連続得点。一気に勝負を決め、2回戦を突破した。
試合後は安堵(あんど)の表情を見せた2人。インカレでの『ランク入り』を果たすための道のりはまだ始まったばかりだ。2人で挑む最初で最後の全国の舞台。1試合でも多くプレーするため、目の前の試合に全力で挑む。【文/写真:井藤佳奈】
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