Loading Now
×

◇令和7年度関西学生秋季リーグ戦第7節◇対関学大2回戦◇10月20日◇わかさスタジアム京都

関 大 000 040 003=7
関学大 001 100 100=3

(関)百合澤、米沢―小村
(学)吉田慎、岡田、伊丹―畠山

1(三)宮本青
2(中)山本峻
3(右)中村莞
4(二)下井田
5(一)小谷太
6(左)鹿熊
7(遊)山田
8(捕)小村
9(投)百合澤

1回戦で敗北を喫し、負ければ引退となる2回戦。打順を入れ替え、宿敵と対峙(たいじ)した。3回に先制されると、4回にも追加点を奪われ2点を追う展開に。それでも5回、宮本青空(はる=経2)の適時打で1点差に詰め寄ると、山本峻輔(人2)の特大3ランで逆転。7回には1点差に詰め寄られるも、9回に山本峻が再び本塁打を放つ。この1撃で勝負あり。あすの3回戦に望みをつなげた。

試合前にはグラウンドでHELIOSによる『FLASH』が行われる。きらめく笑顔で球場を彩った。先攻の関大は、1回戦でマルチ安打を放った宮本青を1番に置き、『コンバットガム』が流れる中、攻撃開始。しかし、三者凡退に倒れた。裏は、大型サウスポー・百合澤飛(たか=人2)が先発マウンドに上がる。1死から安打を許すも、下井田悠人(はると=経4)、山田悠平(商4)の二遊間で併殺を完成させた。2回は先頭の下井田が右安打を放つが、盗塁死。続く小谷太誠主将(社4)が安打を放つも、攻撃がかみ合わない。3回、百合澤は先頭打者に二塁打を浴びると、四球と安打で1死満塁のピンチを迎える。ここで福谷(関学大)に犠飛を許し、先制点を献上。さらに4回には左中間を破る二塁打と中継の乱れで無死三塁に。1死を奪うも、次打者に中適時打を浴び、2点目を許してしまった。さらにピンチが続いたものの、最後は148㌔の真っすぐで見三振。1イニングでの複数得点は許さなかった。

IMG_5130-200x133 【野球】山本峻が2ホーマーで3回戦に望み繋ぐ!
△下井田(左)と渡邊貫太(経3)

『王者関大』が流れる5回。先頭の鹿熊大誠(情4)が左安打で出塁すると、小村和大(文4)も左安打で好機を演出する。百合澤は犠打失敗で2死となるが、打順はトップに返り宮本青が打席へ。2球目を捉えると、一、二塁間を破る右適時打に。クールな宮本青が一塁ベース上でほえ、追撃ムードが高まる。続く山本峻は初球の変化球を強振。確信歩きで見上げた打球はライトスタンドへ。「甘く入った球をスタンドまで持っていけて良かった」と、勢いよくダイヤモンドを1周。逆転3ランで一気に流れを手繰り寄せた。その裏、百合澤は四球を与えるも福谷(関学大)を二ゴロに仕留める。再び下井田、山田の二遊間で併殺を完成させた。

IMG_5462-200x133 【野球】山本峻が2ホーマーで3回戦に望み繋ぐ!
△山本峻

中盤は互いに得点が奪えないまま進む。次に試合が動いたのは、7回。四球と安打でピンチを招くと、中川(関学大)に適時打を浴びる。1点差に詰め寄られ、続く打者は強打者・福谷(関学大)。ここで関大ベンチは2番手・米沢友翔(人3)を投入する。緊迫した場面だったが、「いいバッターだったので、楽しみながら投げようと思った」と強気の投球。見事三振に斬り、同点は許さなかった。

IMG_5990-200x133 【野球】山本峻が2ホーマーで3回戦に望み繋ぐ!
△米沢

突き放したい9回。1死から小村が右安打を放つと、敵失の間に二塁へ。2死となるも、1番・宮本青が一二塁間へ痛烈な打球を放つ。これが敵失を誘い、小村が一気にホームへ。際どいタイミングも、相手捕手をかわして生還。5点目を奪った。なおも2死二塁の好機で、5回に逆転3ランを放った山本峻が打席へ。すると、今度は逆方向へアーチを描く。長い滞空時間の末にレフトスタンドへ突き刺さり、ダメ押しの2ランとなった。これでとどめを刺すと、最終回も米沢が封じ込み、7-3で勝利。関関戦は1勝1敗で勝ち点の行方は、あすの3回戦に委ねられた。

IMG_5195-200x133 【野球】山本峻が2ホーマーで3回戦に望み繋ぐ!
△山本峻
IMG_5187-200x133 【野球】山本峻が2ホーマーで3回戦に望み繋ぐ!
△得点後の様子

「4年生は負けたら終わりという中だったけど、それ以上に下級生がまだ4年生とやりたいという思いを持ってくれていた。本当に頼もしい後輩」と小谷主将。2年生の宮本青が反撃の適時打、同じく2年生の山本峻が2ホーマー5打点と勝利の立役者になった。これに対して、「次は4年生がチームを勝たせられるようにしたい」と意気込む最上級生。あすの小谷世代最終戦では、4学年が一体となって勝利へ。関関戦での勝利と共に『仁者必勝』の集大成が待っているに違いない。【文/写真:櫻田真宙、水井陽菜】

▼山本峻
「(ここ数試合は不調が続き、打順も変わった)1回戦ではチャンスを2回つぶしてしまって。その中でも先輩が声をかけてくれたり、コーチもアドバイスをしてくれました。(2打席目には待望の安打が出た)そんなにいいヒットではなかったけれど、1本出て良かったです。(5回には前打者の宮本青が適時打を放った後に打席を迎えた)もう青空(はる=宮本青)は本当にすごいので、負けじと打たないといけないなと思って、打席に向かうことができました。(逆転3ランを振り返って)あまり引っ張る意識はしていなかったんですけど、甘く入った球をしっかりとスタンドまで持っていけたので良かったです。(ダイヤモンドを回っている時の心境は)めっちゃ気持ち良かったです。(2本目は逆方向への本塁打)練習の時はあのような逆方向の打球を打てるんですけど、試合の時になったらあまり打てていなくて。試合であのような打球を打てたのでうれしかったです。(あすの3回戦に望みをつないだ)4年生ともう1試合できることになったので、いっぱい怒られたり教えてもらったりしたので、最後の集大成で頑張りたいと思います」

▼米沢
「(2回3分の1を投げて無安打無失点の投球を振り返って)久々だったので緊張したんですけど、チームも勝っていたので、点を取られないようにという思いで投げました。(7回に1点差に追い上げられたところでの登板)すごくいいバッターだったので、楽しみながら投げようと思った結果がいい結果になって良かったなと思います。(9回には援護点をもらった)十分な援護点をもらったので、もう抑えるだけやなと思ってマウンドに行きました。(あすへの意気込み)勝って4年生と笑顔で終われるように戦っていきたいです」

▼小谷主将
「(負けたら引退と後がない中迎えた今試合)4年生は負けたら終わりという中だったけど、それ以上に下級生がまだ4年生とやりたいみたいな思いを持ってくれていました。その中で、2年生とか下級生が特に活躍してくれたので、本当に頼もしい後輩だと思います。(下級生の中でも、山本峻が2ホーマー)打てるポテンシャルを持っていることは知っていたし、それをなかなかうまく試合で発揮できていなくて。でもまだ2年生で、1回戦ではなかなか結果が出ずに、少し山本峻らしいスイングができていなかったから、何か彼なりに背負い込んでるものがあると思っていました。その中で、思い切り振ったらいいということを伝えて送り出して、期待以上の結果を残してくれました。(あすの3回戦に向けて)泣いても笑っても本当に次が最後の試合になります。ここまで来たら勝って終わりたいし、優勝は逃してしまったけど、勝って次の後輩たちにバトンを渡したいという思いがあるので、次は4年生がチームを勝たせられるように頑張りたいなと思います」

コメントを送信