◇第72回関西学生リーグ戦(予選リーグ)◇対関学大◇10月11日◇尼崎スポーツの森
[第1P]関大1-1関学大
[第2P]関大1-2関学大
[第3P]関大0-3関学大
[試合終了]●関大2-6関学大
開幕4連勝で迎えた宿敵・関学大。今年度は総合関関戦で敗戦し、関カレで勝利と1勝1敗だった。敗戦の記憶が色濃く中での戦いに。しかし、第3ピリオド(P)で一気に点差をつけられ、敗北を喫した。
第1Pはフェースオフを制し、良い流れで試合がスタート。開始2分で反則によりキルプレー(数的不利な状況)に。この間に守備の隙を突かれ、先制点を奪われた。その直後、フェースオフからFW嶋野広瑛(文1)がゴールまで駆け上がり、FW相馬嵩士(しゅうと=社3)が素早くシュートを放つ。ゴールネットを揺らし、1-1と同点に追いついた。その後も攻めの姿勢を崩さずFW高橋柊伍(人3)、FW石井楓馬(文3)、FW高橋寛騎主将(法4)などがゴールを狙い続ける。しかし、相手GKに阻まれた。

開始8分、相手の反則によりパワープレー(数的有利な状況)に。パックを回し、得点のチャンスを伺う関大。しかし、得点につなげることはできず、パワープレーを が終わる。後半は自陣でのプレーが増え、なかなか関大のペースで試合を進められない。第1P残り5分でもう1度パワープレーとなるも、得点を奪えなかった。それでも残り3分で相手のシュートをGK山北光稀(情3)がキャッチしナイスセーブを見せた。シュート数にはほぼ差はなく、第1Pを同点で終えた。

追加点を挙げたい第2P。開始2分でFW高橋柊が自陣からゴールまで一気に駆け上がった。相手選手が滑り込んでシュートを阻もうとするも、かわしてネットを揺らす。2-1となり、貴重な1点を決めた。その後はパックの取り合いに。攻守が入り交じる中、パックをねじ込まれ同点に追いつかれる。キルプレーやパワープレーが何度も起こるも、点数は動かない。開始11分、キルプレー終了直後に相手に追加点を献上。2-3となり、リードを奪われた。FW高橋柊やFW相馬、FW嶋野のコンビネーションでゴールまであと1歩に迫る場面も見られたが、惜しくも点とはならず。1点を追いかける形で第3Pへ。

迎えた第3P。開始4分でキルプレーになるが、ゴールを守り切る。相手の強気なチェックに翻弄(ほんろう)され、相手選手とGKが1対1のなるピンチの場面も多く見られた。残り9分でキルプレーの中、相手がさらに4点目を奪う。残り2分、パワープレーとなったタイミングでGKを戻し、6人攻撃を仕掛けた。しかしパックを奪われ、エンプティゴールを決められる。さらに残り20秒でもう1本エンプティゴールを献上。有利な状況にも関わらずダメ押しの2点を奪われ、歴史的大敗を喫した。

連勝にストップがかかった関大アイホ。宿敵・関学大に敗北するも、予選リーグ2位で上位リーグへ。この敗戦を糧に上位リーグではさらなる飛躍を誓う。【文:中山桜希/写真:湯浅あやか】
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